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切り取り強盗は武士の習い

これってどういう意味ですか?

A 回答 (4件)

古語で使われる強盗という言葉は、現在のような暴力に訴える盗人ではありません。


豪胆な猛者で実利を得る者という意味です。
決して野伏り、夜盗の類ではありません。
まして、戦のドサクサ紛れの略奪行為ではありません。

戦国時代の武士の生業を表現した言葉です。

「切り取り」と言うのは土地の切り取り、即ち、領地の切り取りです。

戦国時代の隣国同志の攻防戦は、現代から見れば全く理由にならない理由で戦を始めています。
信長であれ、信玄であれ,謙信であれ、誰の許可もなく突然隣国を襲っています。
全国統一??誰も頼んでいません。朝廷も命令していません。

農民同志の土地争いなど恰好の口実です。
要は、おれの手下になるか、おれに年貢をはらうか、と言っているだけです。
嫌だと言えば直ちに出陣です。後は勝か負けるかだけです。
後になって、侵略だのなんだの言ってみても、それこそ後の祭りです。

武士と名乗って権力を広げたければ、周りの他人の土地を切り取るののが、当然の行為です。
そのために、策略だろうが、武力だろうが、使える手段を恐れることなく使って目的を達成することができる人間が一番です。
怖ろしく乱暴な時代でした。
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この回答へのお礼

なるほど確かに誰も全国統一なんて頼んでませんねw
非常におもしろい解答ありがとうございました。
またよろしくお願いします。

お礼日時:2014/01/20 20:17

武士っていうのは、力ずくで領地をぶんどったり、強盗なんかもやってしまう乱暴者なんだよ、ということです。


もともと武士=農民でしたが、信長あたりで兵農分離を実現して、職業が武士という集団が発生したのですが、力がすべての武士は、戦争がないと食いあぐねるので、強盗なども相当やらかし、厄介ものの集団でした。
そういった武士に対して、農民、商人あたりが言った言葉ですね。
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この回答へのお礼

農民や商人が言った言葉なんですか

お礼日時:2014/01/21 14:17

これは主に戦国期(迄)の話ですね。



『切り取り強盗は武士の習い』と言うのは命を懸けたのだから、勝った限りは俺のもの、と言う事ですね。


時代や状況によって多少変化しますが、当時の戦は戦地での略奪品が下級兵にとっての『正当』な報酬(ボーナス)と言うのは共通でした。

元々雑兵の禄(準備金)は低く、主家からの報酬は武功を挙げなければ得られませんので、武功を挙げるか略奪するかの二択が前提でした。

第一のそもそもが、飢餓から来る食料調達(略奪)が初期の戦国期における戦の形です。

領土の切り取りがメインになった中後期でも、略奪を止める事が難しい程に(高い給金を貰えない)雑兵にとっての正当な権利でした。

そんな事情ですから負けた場合は収入も無くなるので、一気に統制が取れなくなり崩壊するのです。

忠義等は何の腹の足しにもならないので、『主選び』という事も横行する訳ですね。


こういった風習が無くなり「武士道」等が声高に叫ばれる様になるのは、戦の無くなる江戸時代からです。
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この回答へのお礼

なるほど、そういう背景があったんですか
ありがとうございます

お礼日時:2014/01/21 14:19

「実際の武士は同じく裏切りも略奪も日常茶飯事であった」ということを言いたいために、「切り取り強盗と武士が同格である」と言い方をするのです。

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この回答へのお礼

なるほど
ありがとうございます

お礼日時:2014/01/21 14:18

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