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 「オリンピックの異名である『五輪』は中国の音訳語かのように見えるが、実は日本の発明であるらしい。五つの輪のマークから来ているのであろうが、偶然に音も似ている。巧まざる傑作である」(漢字の常識・非常識(加納喜光著)。

 この文中の「巧まざる」の意味ですが、「巧む」の否定から「工夫をめぐらしていない」とか「趣向を凝らしていない」という意味、つまり、「音が似たのは単なる偶然の産物であるが、それにしてもよくできている」という意味に解してよいのでしょうか。

 文章の流れからすると、「巧まざる」は「よく工夫された」とか「趣向を凝らした」という意味に単純に解した方がすっきりするのですが、「ざる」がどうも気になります。

 そもそも「巧まざる」という表現はどのように使うのでしょうか。

A 回答 (5件)

こんばんわ!



「巧む」という言葉は、巧み・技巧・・といったように、技術・技巧をこらしたもの・工夫したもの、といった意味合いがあり、
狙って結果をだす、といった意味が強いのだと思います。
テクニックがすごい、みたいな。


と考えると、
「巧まざる」というのは、工夫したり狙ったのではなく、自然と産まれた素晴らしいもの、という意味だと考えられます。

巧む+ざる の解釈はそんなところかと。

「巧まざる」の使い方は、狙ったんじゃないだろうがすごいいいできばえだね!というものや、ひらめきの産物に対して使うのかな?と私は思います。

文中の、「巧まざる」の解釈についてですが、「五輪と名づけた人はそこまで考えてはいなかっただろうが、音も似ているしなるほど妙を得たネーミングだ」といういみで、使ったのではないかと・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうざいました。
御礼が遅くなり申し訳ありません。

お礼日時:2007/10/04 12:35

特に工夫しなくても、自然にそうなるという意味です。


「偶然」というよりも「自然な帰結」ということかと思います。
http://ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%9F%E3%81%8F …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。

お礼日時:2007/10/04 12:37

http://www.fks-wo.thr.mlit.go.jp/school/database …

上記の用例では、技巧に走った芸術に対して、技巧が見えないような自然な手法がすばらしい。というようなことになります。

肩に力が入ってないとか、そんな感じですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。

お礼日時:2007/10/04 12:37

巧まざる



わざとらしさが無い。
というような意味です。

あまりにも、上手くできているので、それが技巧を凝らしているとは思えないほどだ。

というかなりひねった褒め言葉ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。

お礼日時:2007/10/04 12:38

大辞林では、その一語で


「自然にそうなる」 「特に意識しないで表れる」
とあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。

お礼日時:2007/10/04 12:38

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