映画のエンドロール観る派?観ない派?

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2264978.html

上記URLを踏まえたうえでのご質問をさせてください。

「そうゆう」や「どうゆう」という「ゆう」という使い方は、発音に則った現代仮名遣いからきており、一概に誤りではないということは理解できました。

しかし、国語の正しい書き方ではない、ということも上記の質問では言及されており、私もそのように感じています。

しかし、最近雑誌や漫画(特に漫画は多いです)を見ていると、このような使い方が頻繁に出てきており、とても違和感を感じます。

商業出版物はきちんとした編集者がついているはずなのに、なぜこうした国語的に正しくない表現を使用しているのでしょうか?

確かに一般的に使用される表現にはなってきていますが、そうしたところで使われるほどにはまだ市民権は無いと思うのですが・・・(違和感を感じる人も多いと思います)。

そのあたりの解釈のしかたら意図など、詳しい方がいらっしゃればお教えいただければ嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

>商業出版物はきちんとした編集者がついているはずなのに、なぜこうした国語的に正しくない表現を使用しているのでしょうか…



ご質問は、漫画雑誌に限った話ですね。
では、
「国語的に正しくない」
などと決めつけてはいけません。
『現代仮名遣い』の前書きに、

---------------------------------------------------------------------------
3. この仮名遣いは,科学,技術,芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20070 …
---------------------------------------------------------------------------

と明記されています。
漫画は公用文書でもビジネス文書でもなく、あくまでも
「各種専門分野や個々人の表記」
に属するものです。
「国語的に正しくない」
わけでは決してありません。

もちろん、ここOK-Wave/教goo で見ず知らずの人にものを尋ねるとき、あるいは回答するときなどは、公用文に準じた表記が求められるでしょう。
私もここで「こうゆう、そうゆう」などの表記に接すると、いつも顔をしかめています。

しかし、漫画や若者の携帯メールなどは、『現代仮名遣い』のみならず『常用漢字表』の前書きにもあるとおり、国語の本則から外れることが許される分野であると、割り切っています。

日本語に関して詳しくは、主務官庁である文化庁の『国語施策情報システム』をどうぞ。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/
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この回答へのお礼

すみません、ちょっと私の認識が間違っていたみたいですね。
仮名遣いの使い方としてどうなのか、という意味でご質問すればよかったのかもしれません。

>しかし、漫画や若者の携帯メールなどは、『現代仮名遣い』のみならず『常用漢字表』の前書きにもあるとおり、国語の本則から外れることが許される分野であると、割り切っています。
なるほど、これまでのご回答者様も同じようにおっしゃってますし、そう考えるのが自然なのでしょうか。

出版物は一定の仮名遣い、文法の用法に基づいて作られているというどうも一方的な偏見があったようです。
一つ勉強になりました。
ありがとうございます!

お礼日時:2007/09/29 09:43

漫画は文章を書いているのではなく、フキダシをつけて、あくまで登場人物が「しゃべっている」のを描写しているわけです。


ですから、「好きってゆったじゃない!?」なんて台詞の部分を、正しい国語上の表記のために「好きって言ったじゃない!?」などとするのは、そもそも作者が描写したいそのキャラクターの話し方をちゃんと描写していないことになるでしょう。つまり登場人物それぞれの語彙、台詞によって各キャラクターの個性や性格を描くのを放棄することになります。むしろ「ゆう」、「ゆった」などと登場人物に言わせるのは、作者が考えたキャラクターの発言のリアリティーをより追求した結果であり、漫画メディアのひとつの進歩でしょう。

さらに言えば日本語として正しい表現ということになると、「~じゃない?」という口語的な疑問文の表現に対しても何かしら疑問視しなければならなくなります。「じゃない」は「ではない」であり、これだけでは文法的には否定を意味します。「じゃないのか」などと疑問の終助詞「か」をつけなければならないうえ、「?」などとクエスチョンマークで疑問を表現するなどは英語日本語ゴチャ混ぜの駄文ということになってしまいます。

さて、そう考えると日本語として正しい表記にこだわることは、日本語を覚えたての外国人のような表現になるということです。「貴様は鮨が好きですか」。
貴様という表現は相手を敬う「あなた様」だったわけですが、現在は軽蔑の意味を込めて使います。当時の人が現在の「正しい日本語表記」を目にしたら、さぞ違和感を感じて日本語の乱れを嘆き、外国人が正しい日本語を使っていることに混乱するでしょう。「!」などは、今手元にある寺山修二の詩集でさえ使われておりますし、国語の教科書で引用されている詩や小説でも使われている始末です。

言葉は日々変化し変わっていくもので、そもそも正しい日本語というものすら進化していくように思います。実際質問者様が使う言葉も元々を考えれば正しい日本語であったという保証はありません。結局のところ、「ゆった」「ゆわない」や「ら抜き言葉」などの言葉の変化を憂うのは、正しい日本語というよりも、自分が正しいと教わり使い慣れた言葉が、以前は間違いだったはずの新しい言葉によって駆逐されていく寂しさからくるものではないでしょうか。

ちなみに、雑誌などで「ゆった」、「ゆう」などと言う表現があったとしても、それは若者の台詞として引用している場合に限られるのではないでしょうか?一般記事がそこまで口語な書き方をしているのはまだ目にしておりません。最近雑誌をそれほど多く購読していないため、気づいていないだけかもしれませんが。

以上が僕の解釈です。
もちろん僕も、学校で習い、慣れ親しんでいる「正しい日本語」がどんどん変わっていく寂しさはありますが、「言葉は生き物で、絶えず形を変えて進化していく」、ということも教わった覚えがあります。ちょうど、その変化のひとつを体験しているに過ぎないのかもしれません。ちなみに僕は、ら抜き言葉は嫌いですが、「い」という平仮名より「ゆ」のほうが愛嬌があって好きですから、「ゆった」という表現に関しては微笑ましく感じております。「い」のほうが文章のなかで登場回数が多いので、「ゆ」が使われる機会が増えても良いのでは?と馬鹿なことを考えてしまいます。


ところで、今どき「~だわ」、「~なのよ」などと女性言葉を使う女性は稀で、なにか特別な身分や個性の人に限られると思いますが、小説においては未だにそういう女性言葉を使わせて、男性登場人物との差異化を計るのが慣例です。これは不自然ですし、その女性登場人物の話し方や語彙からその女性の性格を想像したりすることもできません。出てくる女性すべてが銀座のホステスかどこぞの令嬢かと、そのチープな台詞の使いまわしに一気に冷めてしまいます。一方で現代の女性がごく当たり前に使うであろう、「~だよ」なんて言葉を使った場合、逆に小説の中では子供またはボーイッシュな女性に見えてしまうので困りものです。中年の上品な女性でさえ「~だよ」と言うでしょうに…。
このあたり、文学はいつになったら進歩するのだろうと小説を読むたびに悶々としております。なるべく理想的な表現を心がえているが故に、小説の人物描写力は漫画に差をつけられていくようです。
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この回答へのお礼

具体例を挙げていただいた親切なご回答、ありがとうございます。

ご回答者様の解釈、私も理解できます。
雑誌でもちょこちょこ見かけるのですが、口語の引用だったりすることは確かに多いと思います。
固めの雑誌では当たり前ですが全く見かけません。

小説についての考察は面白いですね。作家さんはやはり日本語のプロだけに、無意識的に「文章とはこうあるべきだ」といった考えに縛られているのでしょうか。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/09/29 09:45

くだけた雰囲気を出すための作者の意図でしょう。

漫画に多いというのもそのせいだと思います。
出版社も作者の意図を尊重するため校正はしません。
ただし、シリアスな場面で「ゆう」などが出てくるとしたら一時話題になった"All your base are belong to us"に匹敵するほどの違和感を感じます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

雰囲気の演出ですか、なるほど。
それはあるかもしれませんね。
ただ、昔はあんまり見なかったように思ったのでなんでかなあと。
「言う」と書いてルビで「ゆー」とか「ゆう」とか読ませてたのは以前から良く見たのですけどね~。

>ただし、シリアスな場面で「ゆう」などが出てくるとしたら一時話題になった"All your base are belong to us"に匹敵するほどの違和感を感じます。
同感です(笑)

お礼日時:2007/09/29 09:34

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