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ご質問のとおりなのですが、護衛艦の砲塔って、どういった場合に活躍するものですか?

遠くの船や飛行機はミサイルで攻撃すると思うのですが、砲塔の役目についてがわかりません。

第二次世界大戦の軍艦の砲塔は、相手国の船舶攻撃が主だったと認識していますが、現代戦ではどんな意味があるのでしょうか?
歴史的な流れも紹介していただけると助かります。

軍事にお詳しい方、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

大砲というのは地上攻撃にも使用されることがあります。


ロンドン軍縮条約によって主砲口径は一定以上の大きさに出来ないよう制限がありますが、湾岸戦争ではアメリカの戦艦(現在は全て退役)がイラク軍地上部隊に対して主砲を使用した大規模な砲撃戦を行いました。

現在の日本の護衛艦を始めとした軍艦では、主砲の口径は5インチ(127mm)や3インチ(76mm)のものが主流です。40cmクラスの主砲を搭載した戦艦はアメリカのアイオワ級戦艦を最後に数年前に姿を消しました。
砲弾には通常の撤甲弾(ライフル弾)だけではなく、航空機用の高射砲弾、目標に衝突したときに爆発する榴弾等の種類があり、10km先の装甲された目標を破壊できる性能を持っています。

先ごろ(去年?)の不審船事件では、海上自衛隊の護衛艦が威嚇発砲に使用したそうです。ミサイルというものはある程度の条件がないと目標を破壊することは出来ません。漁船のような小型の船や距離の近すぎる目標には使用できないのです。

海上自衛隊やアメリカの艦船は主砲等以外にも20mm対空砲を2門程度搭載しています。これは接近しすぎてミサイルで狙えない目標をコンピューター制御で自動的に迎撃する目的を持っています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
砲塔はいろいろな場面を想定して設置されているんですね!
大変参考になりました。

お礼日時:2002/08/24 03:26

こんにちは。

多分同じじゃないでしょうか。

相手の軍艦を攻撃するにしても、今は昔のような何十センチもの鋼鉄で被われた重装甲の軍艦はほとんどいません。
例えば自衛隊の護衛艦のようにアルミ合金製みたいなのが主ですから、何十センチもの大口径砲じゃないと打ち抜けないなんて事はないので、そこそこの貫通能力があればいいわけです。
昔と違って射撃もコンピューター制御で正確になってきたので、ある程度の距離で十分な精度で射撃できるならば、巨大な砲弾で一発で吹き飛ばすより、沢山当てて蜂の巣にする方が沈めやすいという事ではないでしょうか。

また、口径が小さい砲なら、旋回運動も早く、いざと言うとき飛行機やミサイル相手の射撃にも転用できます。
昔、戦艦大和が沖縄に出撃したとき、相手の偵察機を46センチ主砲で撃ち落とした事があったそうですが、沢山の飛行機をそれぞれねらい撃ちなんてできないですよね。
でも15センチくらいだったかな?の副砲では結構ねらい撃ちして撃ち落としたそうです。

今は飛行機もミサイルも早いですから小さい砲がなお好都合でしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
護衛艦の砲塔も立派な戦力なんですね。

お礼日時:2002/08/24 03:25

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