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今、大学で言語発達障害についての卒業研究を行っています。

論文をいくつか集めたのですが、「統語」と「構文」の語の使い分けがわからず悩んでいます。

「統語」と「構文」の違いを教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

1+1が2になるのが統語(文法)で、3だったり8だったり100だったりするので、そのつど覚えていかなければならないのが構文です。



たとえば、
「太郎 が 花子 を なぐった」
「が」がついている「太郎」が主語で動作主、「を」がついている「花子」が目的語で被害者、「なぐる」が動作で、「た」が過去を表す。これを足したものがそのまま意味になる。これが統語(文法)。

これに対して、
「これしか 方法が ない」
「しか」の直前の要素以外のものを全否定する構文。「しか(・・・)ない」の形式と意味を知らないと、解釈不可能。要するに単語や熟語を覚えるのと一緒。

もちろん、一口に構文と言っても、上の1+1の足し算で言えば、限りなく2に近いものが意味になるものから、あり得ないほどどうしてそういう意味になるのか分からない構文まで、さまざまです。

言語障害で言えば、病気や事故で統語(文法)は失ったが、単語や熟語は覚えている人の場合、「何でそういう意味になるの」構文は保持される可能性が高くなり、「限りなく2に近い」構文は失われやすいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
卒業論文、無事に終わることができました!!

お礼日時:2008/02/03 21:11

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