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これまでタンパクを扱うことが多かったのですが、最近、研究のテーマが糖鎖にかかわってくる機会が増えてきました。
仕事をしながら素朴な疑問を感じたのですが、糖研究の分野では糖鎖(多糖類)に対して抗体を作り、それを用いて様々な試験を組むというのは一般的な手法ではないのでしょうか。
論文で見かけはしますので「使わない」というわけではないのでしょうが、タンパクの試験に比べると常套手段までにはなっていないような印象をもちました。
認識(分布同定)、精製、定量、機能ブロック等々の試験を抗体を手に入れては組んでおりましたので特にそのように感じるのかもしれませんが、どうも抗体を道具に使った仕事は少ないように思えます。
たとえば多糖では抗体を作るのが非常に困難であるとか、何らかの背景があるのでしょうか?

A 回答 (3件)

抗体とは言えないでしょうが、糖鎖を認識するタンパク質としてレクチンがあります。

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HPLCで解析している文献やデータの方が多いかと思います。


作ったことのある人と話したことが無いのですが、

抗原にする糖鎖の合成、精製が難しい
特異性を確認するのが難しい
糖鎖の違いを見ることが出来る抗体の需要が少ないので、作っても商業的なメリットが少ない

あたりが原因の一因になると思います
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糖鎖の構造決定と合成が難しいからではないでしょうか。



タンパク質を抗原とする場合は、遺伝子の配列から構造が決まりますし、発現に関しても一般的なルーチンができあがっており、しかもお金もあまりかかりませんよね。

糖鎖の場合は反復配列や分岐のせいで、まず目的の糖鎖の構造を決定するのが難しく、構造がわかったとしても大腸菌に作らせるというわけにもいかないですし。
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