「平成」を感じるもの

滋賀県の31歳の男性です。
結納返し、おためについてお聞きいたします。

結納返し、おためとはどういうものでいくら位が常識ですか。

相手も関西の女性です。

結納品の時計、品物とかの結納飾りはどういう飾りつけをしますか。
結納屋さんにお願いすればいいですか。

A 回答 (1件)

結婚のお祝いは結納後から結婚式までの大安の日に新郎、新婦それぞれの自宅に届けに行くのが正式です。

披露宴会場でご祝儀を受け付けるのは略式なのです。
今も親族は事前に自宅に出向くことが多いですね。女性の場合はこの時に親族に結納飾りを披露したりするわけです。
この様にお祝いを持参してくださった方に返礼としてお渡しするのがおためです。
お祝い1つ包みに対して1つ用意します。(持参した人の数ではない)
わが家では、頂いたお祝いの1割にあたるお金を交通費としてお返しし、懐紙・お砂糖などを一緒に渡していました。おため用の懐紙等、結納屋さんで取り扱っています。
この1割にあたるお金は『昔は、ご主人についてきた丁稚さんへのお小遣いだった』といういわれから、お渡ししては失礼になるという地域があるとも聞いたことがあります。

結納返しは関西ではありません。そのかわり、女性は結納金の2~3倍額の嫁入り仕度をしなければいけません。結納返しなどしていたら新婦側の大赤字です。新居に引っ越す時に新郎側に目録(荷目録)なるものを渡します。そこに何を用意してきたのかを明記しますし、昔は荷披露といって、嫁入り道具を庭にならべてご近所親族に披露する習慣もありましたので、ウソつけないんです。
結納返しと称して女性から男性に金品を送るのは、結納金ナシで記念品を交換し合うという結納(顔合わせ食事会)のスタイルが始まった当時の名残りなのです。だから、正式な結納セットの中には女性から男性に贈るものを置くスペースは設定されていません。

詳しい飾り方はセットを買えば取り扱い説明書がついてきます。
ただ、大きな立派な飾りを持参しても女性側にそれを飾る場所の都合がありますから、事前にどれくらいのものを・・と打ち合わせておく必要があります。

・・・と、堅い結納についてお話ししましたが、今はどこをどう解釈し、どうアレンジするのかは、結納の数だけあると考えてください。結納のみで荷目録のやり取りをしないのか、記念品の交換をするのか。すべてケースバイケースです。ある基準を元に、両家承諾のもとで『今回はこうする』を組み立てられるといいのですが、ある基準 がこれまた家庭の数だけ違います。ゆえにトラブルになりやすいのです。
一番いいのは、良い結納屋さんを両家で1軒決めて、そこのアドバイスを共通の認識・基準にする事です。
『結納屋はこういってるが、お金がかかりすぎるからやめておこう』
『結納屋はこういってるが、今回はこれを省いてこうしよう』
と言う方がまとまりやすいですよ。上記の会話の結納屋の部分を『先方のご両親が・・』に替えてみてください。なかなかスリリングですよ。

滋賀県は関西でも冠婚葬祭の儀式が色濃く残る地域だと聞いています。
ある程度ご両親の認識もわかった上で進めていかざるをえないと思います。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/05 20:50

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