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日本語の複文や重文の場合、主節はどうやって見つければいいのでしょうか。なにか特徴はありますでしょうか?

たとえば、

太郎は北へ行き、花子は南に行った。

の場合だと、並列なので、主節は2つともなのでしょうか。
また、

諦めたら、どんなに楽だろうか。

も「諦める」のか「どんなに楽だろうか」どちらが主節なのでしょうか。

よろしくお願いします

A 回答 (1件)

こんにちは。

もしかしてtatumi10さんですか?

ご質問1.:
<日本語の複文や重文の場合、主節はどうやって見つければいいのでしょうか。>

日本語は主語が省略されることが多いので、確かに英語などに比べ見分けにくい言語です。見分けるこつは「その一文の中で、最も言いたいことは何か」「どの文が一番重要化」ということになります。


ご質問2:
<太郎は北へ行き、花子は南に行った。
の場合だと、並列なので、主節は2つともなのでしょうか。>

1.はい、2つの主節による重文です。

2.見分け方は、連用形止めで接続された2文の間に、「そして」「しかし」「それとも」などの等位接続詞を入れてみて、意味が通じるかどうかです。

3.ここでは「そして」を入れて意味が通じますから、「順接の重文」となるのです。

4.重文とは、2つの文(3つ以上でも)が「等位の」「同等の」働きをしているということです。すなわち、主文=主文の等位の関係になっています。

ここでは、「太郎は北へ行った」「花子は南に行った」どちらも同じ重要さを持っているのです。


ご質問3:
<諦めたら、どんなに楽だろうか。
も「諦める」のか「どんなに楽だろうか」どちらが主節なのでしょうか。>

1.後半の「どんなに楽だろうか」が主節になります。「諦めたら」は条件を表す副詞節でこの部分だけでは意味をなさず、この文で最も言いたいことは「どんなに楽だろうか」という反語的な疑問文だからです。

2.前半の「諦めたら」は従属節になり、副詞節として主節を修飾しています。

従属節+主節の文は複文になります。複文とは、2つの文の一方の文が他方に比べ「重要な」「重点をおいた」格、すなわち主節>従属節の不平等な関係になっているということです。従節文+主文とも言い表せます。

4.見分け方は、接続助詞「たら」の使用にあります。接続助詞は動詞の連用形に接続し、何らかの意味を持った副詞的な働きをし、主文にかかっていきます。つまり、この副詞節だけでは、意味をなさず、主文の飾り的な修飾語でしかないのです。

このような接続助詞が接続していれば、それは従属節となる副詞節として、主節にはなりえないということです。

5.その他の接続助詞は、「~ば」「~と」「~なら」「~ど」「~ども」「~が」「~ても」などがあります。これらの接続助詞でつながる句は、従属節として、複文となります。

6.また、複文には「主節+目的語になる節(従属節)」の形をとる場合もあります。
例:
「彼は無実だと、思う」

ここでは、「彼は無実だ」という主語+動詞の文は、「(私は)思う」という主節の従属節になっており、「思う」の内容を表す目的語として、動詞を副詞的に修飾しているのです。

つまり、「私は思う」>「彼は無実だと」の関係にあり、前者に重点が置かれているため、この文は主文>従節文の複文になるのです。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

>もしかしてtatumi10さんですか?
はい、ごたごたがあって改名(?)しました。

なるほど分かりやすい解説で、すっきり理解できました。
「彼は無実だと、思う。」では思うが主節というのは驚きでした。

ありがとうございました

お礼日時:2007/11/01 12:14

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