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No.3
- 回答日時:
再び追加アドバイスです。
抗癌剤治療を専門としている腫瘍内科医が「がん患者のあきらめない診察室」というサイトを主宰しています。そのサイトの「非小細胞肺癌」の最新抗癌剤治療に付いて、以下のようにように記述しています。
※『非小細胞癌』に対する化学療法レシピ
非小細胞肺癌に対する化学療法は通常のレシピで投与続けても、First → Second → Thirdと後ろに行くほど奏効率は次第に低下していく。例えばタキソテールをFirstで使用した場合もThirdで使用した場合も同じ奏効率ではない。また、耐性化したら組合せを変えない限り、まず奏効しないことが多い。しかし、分子標的薬はどのタイミングで投与してもほぼ同じ奏効率を持つ。耐性化した場合も休薬すれば奏効する可能性が大である。アリムタも分子標的薬に類似する性質がある。
非小細胞肺癌はかなり個人差があり、Key Drugが各々症例によって異なる。多々あるので早めにKey Drugを見つける努力が必要である。全ての抗がん剤に反応する患者も、反応しない患者も極めて少ないのが現実と言える。
長期生存するコツは、Key Drugを早期に見つけ確保した上で残りの薬を全て試行し、自分に相性の良い薬を見つけ出すこと。Key Drugに頼りきりだといざ効かなくなった時、次の治療法がギャンブルになってしまう。あらかじめ退路を確保した上で新しい薬にチャレンジする考えが重要といえる。
■分子標的薬(イレッサ・ターセバ)との相性の良い薬剤
ランクA:CPT-11・VNR
ランクB:GEM・白金製剤
ランクC:タキサン系
従って、分子標的薬の使用は早ければ早いほど良く、女性・腺がん・喫煙歴なしを2条件以上満たせば、First-Lineでの投与が望ましい。
※実際使用例
■分子標的薬が奏功する症例
イレッサ → タキソテール → イレッサ+ホルモン剤 → ジェムザール → ターセバ → カルボプラチン+タキソール → イレッサ+ナベルビン → シスプラチン+アリムタ
■分子標的薬が奏功しない症例
カルボプラチン+タキソール → タキソテール → ナベルビン → イリノテカン+ジェムザール → シスプラチン+アリムタ → シスプラチン+TS-1 → オキザリプラチン
2006年4月15日
尚、そのサイトでは「抗癌剤治療に関するセカンドオピニオン」を受け付けていますので、父上様の肺癌に対する有効な抗癌剤治療に関して、ご相談されてみたら如何でしようか? URLは以下に記します。
参考URL:http://2nd-opinion.jp/index2.htm
再三の丁寧なご回答、本当にありがとうございます。
紹介頂いたサイトへの相談も検討してみようと思います。
本日、病理検査の結果、ステージ4の小細胞癌と診断されました。
治療方針としては、化学療法が中心となり、放射線治療は主治医から否定されたことと、小細胞癌は進行の速い癌であることから、転院はせずすぐに治療を受けることにしました。
シスプラチン、カンプトの組み合わせが最も有効との説明を受け、First-Lineでの投与を強く勧められましたので、主治医の判断に従うことにしました。
この判断が正しかったかどうかわかりませんが、暫く投与を続けながらその他の方法も検討したいと思います。
No.2
- 回答日時:
追加アドバイスです。
医学が格段に進歩した今日でも、化学療法(抗癌剤治療)で寛解(完治)する悪性腫瘍は、非上皮性悪性腫瘍のうち造血器由来の一部の白血病と悪性リンパ腫に加えて、上皮性悪性腫瘍では精巣腫瘍と小細胞肺癌の一部だけと言っても過言ではありません。その他の大半の悪性腫瘍に対する化学療法(抗癌剤治療)は、あくまでも症状緩和や延命を目的として施行されています。
今日でも悪性腫瘍を寛解(完治)させるには、限局した癌を外科的に摘出するか、放射線(但し、限られた組織型と進展部位にもよります)で叩く以外救済手段がないことも、厳しい現実であることを最初にご理解ください。
ですので、父上様に予定されている放射線治療も、骨転移(骨への遠隔転移あり「M1」ですので、必然的にステージ4となります)の進行を食い止めると伴に、モルヒネを投与しても除痛しにくい骨転移痛を緩和する目的で施行されます。
同様に化学療法に関しても、どのような抗癌剤を処方されても、あくまでも症状緩和と延命が目的であることをお解りください。
大変厳しい見解を記しましたが、あとは検査結果で骨転移も肝転移もないことを祈ると伴に、医学の限界があることをお解りください。
度々丁寧な回答頂き本当にありがとうございます。
ステージ4であれば放射線治療および化学療法ともに、症状緩和と延命が目的であることは書籍等で情報を得ており、理解はしています。
ただ後悔はしたくないため、最後まで最善を尽くしたいと考えております。
如何なる情報でも追加でありましたら、何卒宜しくお願い致します。
No.1
- 回答日時:
父上様の大変厳しい病態とあなたのご心痛をお察しいたします。
さて、「小細胞肺癌」でも、肺腺癌・肺扁平上皮癌・肺大細胞癌などの「非小細胞肺癌」でも、もし肝転移や骨転移しているステージ4の病期ですと、根治を目指した積極的な治療は残念ながら施行されません。原発腫瘍や転移した腫瘍が引き起こす様々な症状(気管閉塞や骨転移痛など)に対する緩和目的や腫瘍の進行を引き延ばす延命目的での化学療法や放射線療法が施行されます。
ですので、もし肝転移も骨転移もしていないステージ3以下と確定診断され、父上様も積極的に治療を受ける意志がある場合には、以下の「がん診療拠点病院」に認定されている病院からお選びになれば、間違いないとかと思います。
■京都府立医科大学附属病院 [京都市]
■京都第二赤十字病院 [京都市]
■京都医療センター [京都市]
■京都桂病院 [京都市]
■京都市立病院 [京都市]
■京都第一赤十字病院 [京都市]
■市立福知山市民病院 [福知山市]
■舞鶴医療センター [舞鶴市]
しかし、もし肝転移や骨転移しているステージ4と確定診断されたならば、緩和治療を目的としたホスピスや在宅で往診治療してくれるホスピス医をお探しになることをお勧めします。京都府内でホスピスがある病院は以下の通りです。
■薬師山病院 [京都市]
■日本バプテスト病院 [京都市]
尚。肺癌の治療に関しては以下のサイトをご参照ください。
参考URL:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/lung …
大変丁寧な回答を頂き本当にありがとうございます。
現在、病理検査による詳細結果待ちの状態で、肺癌の種類、ステージの確定はまだなされていません。
ご紹介頂いた病院リストに京都大学医学部付属病院がないのが気になりました。
主治医からは放射線治療のできる病院として、京大病院と日赤病院を紹介されています。
また現在の病状からすると骨転移の可能性もありますので、放射線療法が主な治療方法になるのではないかと思っています。本人は副作用を恐れていますので、放射線療法でも定位放射線照射が可能な病院が良いのではないかと考えています。
すると京大病院のような医療機器の整った病院が良いのではと思いますので、候補として考えています。
また化学療法も、副作用の少ない分子標的治療薬による治療を受けるには、大病院でないと治療の選択の幅が狭まるのではと心配しています。
素人考えで大変恐縮なのですが、この辺りも踏まえてご意見頂けましたら幸いです。
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