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こんにちは。
最近ワープロや掲示板そしてブログと文章を書き込むありますが、一つだけ悩みがあります。
日本語では「、」「。」がありますよね。その中の「、」は文法としてどこに入れるのが正しいのでしょうか?
説明しやすくするためにと、昔話「ももたろう」の一部を「、」無しで抜粋しておきます。正しい場所に「、」を入れてみてください。

むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日おばあさんが川にせんたくにいくとかわかみから大きなモモがどんぶらこっこどんぶらこっことながれてきました。

小学生並みの質問かもしれませんが、わからないのが恥ずかしいです。

A 回答 (3件)

文法的説明です。


初めの文の「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。」をパーツで分けると
「むかしむかし」(連用修飾語)
「あるところに」(連用修飾部)
「おじいさんとおばあさんが」(主部)
「住んでいました」(述部)
となります(複数の文節で○○語の働きをする場合は連文節として○○部と呼びます)。

したがって、文法的誤りとは言えない範囲で読点を最も多く使うと
「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが、住んでいました。」となります。
幼児などを対象とした文章では、(「分かち書き」という方法を用いないのであれば)読点は多いほうがわかりやすいと思います。しかし、一般を対象とした文章であれば、読点を多く用いる必要はありません。
この場合で言えば、「おじいさとおばあさんが住んでいました」というように主語の働きをする部分と述語の働きをする部分をつなげても、文の意味を理解することに妨げはないでしょう。これは、「主語と述語をつなげる場合は読点を用いない」と言っている訳ではありません。主語の働きをする部分と述語の働きをする部分のいずれか(あるいは双方)が長くて文の意味がわかりにくいときには、読点を打つ必要が生じます。このように、読点をどのくらい用いるかということに客観的で明確な判断基準はありません。ただ、読点のない文はわかりにくいが、逆に読点を多く用い過ぎると幼稚な印象の文になるということは言えると思います。さらに言うと、客観的で明確な判断基準はないものの、読点に関して読み手に過不足を感じさせない文を書けるのであれば、文章的にかなりの技量を持っているということも言えるでしょう。
また、この文の「むかしむかしあるところに」というのは昔話の常套表現(決まり文句)として特別な意味を持っている(聞き手をお話の世界に引き込む)言い回しですので、ひとまとまりと考えることも間違いではありません。
わたしなら、
「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。」にすると思います。

次の文をパーツで分けると、
「ある日」(連用修飾部)
「おばあさんが川にせんたくにいくと」(接続部)
「かわかみから」(連用修飾語)
「大きなモモが」(主部)
「どんぶらこっこどんぶらこっこと」(連用修飾語)
「ながれてきました」(述部)
となります。

先ほどのように、文法的誤りとは言えない範囲で読点を最も多く使うと
「ある日、おばあさんが川にせんたくにいくと、かわかみから、大きなモモが、どんぶらこっこどんぶらこっこと、ながれてきました。」
となります。
もし、読点を一つだけ用いるなら、
「ある日おばあさんが川にせんたくにいくと、かわかみから大きなモモがどんぶらこっこどんぶらこっことながれてきました。」
とする人が多いと思います。

さて、どっちが「正しい」でしょう?
この例文ですと、読点が多いほうがふさわしいように思えます。それは文法的に正しいとかそうではないというのではなく、この例文が年少者を対象として考えたほうがよい内容だからです。

結論を言うと、読点の打つ位置は文法的解釈から決定されるものですが、実際にどれだけ使用するかは、読み手を想定し、その読み手の理解を助けるように打つ(理解に支障がない場合は不必要)といったところだと思います。
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この回答へのお礼

いや、とても参考になりました!
#1さんのお礼にも書きましたが、読み手側を考えて「、」を入れるわけですね。

>ただ、読点のない文はわかりにくいが、逆に読点を多く用い過ぎると幼稚な印象の文になるということは言えると思います。
>さらに言うと、客観的で明確な判断基準はないものの、読点に関して読み手に過不足を感じさせない文を書けるのであれば、文章的にかなりの技量を持っているということも言えるでしょう。

そして、入れる数によって読み手側の気分をも変えてしまう事までは、さすがに気づきませんでした。これは書類作成には欠かせない知識です。
ちなみに内容と外れるかもしれませんが、ソフトウェア開発も「使い手の気持ちになって開発しろ」とよく言われました。やっぱり、人に見てもらう時は相手の気持ちになる事が大切ですよね。
お礼を書く前に「この回答は参考になった」に1人入っていました。
どうも、詳しくありがとうございました。

お礼日時:2007/12/04 01:18

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。


ある日、おばあさんが川にせんたくにいくと、かわかみから大きなモモが、どんぶらこっこどんぶらこっことながれてきました。

特に「、」を入れるタイミングについての決まりはないです。
私はまず自分で文を読んでみて、息継ぎをする時に「、」を入れます。
「、」は息継ぎのポイントです。
「、」が無いと、読み手は息継ぎのポイントが分かりません。
「、」が無いと、大変読みにくい文章になります。
 ↑読み手が勝手に「、」を入れれば良いのですが、読み手は無意識に「、」で息継ぎをするので、「、」が無いと、息が詰まる感じになるのです。
 読み手は『黙読』ですが、息継ぎしているのです。

この回答への補足

皆さんの回答読んだら、文部科学省はいったいどう小学生に指導しているのか疑問に思ってきます。

補足日時:2007/12/04 00:57
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この回答へのお礼

「、」とは息継ぎのためにあるのですね。
ごく身近な内容ですが「、」とは、意外と曖昧な感じがします。
私はつい一つのキーワードごとに「、」を入れてしまう癖がつい最近までありました。しかし、見た目上「、」だらけで醜い感じで入れるのを控えていたのです。
どうも、ご説明ありがとうございます。

お礼日時:2007/12/04 00:56

1)むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。


2)むかしむかしあるところにおじいさんと、おばあさんが住んでいました。

1の文の方が若干2の文より「一緒に」住んでいる、という意味合いが強い気がするのでこの昔話の場合、自分なら1を選択します。

ある日、おばあさんが川にせんたくにいくと、かわかみから大きなモモがどんぶらこっこどんぶらこっこ、とながれてきました。

「~と、ながれてきました」の方が一般的かな? 個人的には聞いていてリズムのいい「~、とながれてきました」の方が好きですけど。時制をおって理解し易く区切ると上のようになるかなあ、と思います。
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この回答へのお礼

これを読むと読んだ側の理解度を考えて、点を入れてるように感じます。
「、」を入れる場所には、多少個人差があるようですね。
参考になりましたありがとうございます。

お礼日時:2007/12/04 00:49

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