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酢酸(CH3COOH)の酸解離定数なんですが、文献によって(解離定数の逆数の対数値)pKa=4.56のものと4.76のものなどがあったのですが、正しくはどれなのでしょうか?また、なぜ違いがあるのでしょうか?

A 回答 (5件)

化学便覧 基礎編 改訂5版(丸善)によると、酢酸の pKa は


 4.76 (25℃,無限希釈溶液)
 4.57 (25℃,0.10 mol/L)
とのことです。

濃度によって pKa が変わるみたいですね(より正確には、濃度ではなくてイオン強度に依存するので、共存する電解質の濃度によっても変化します)。
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測定のイオン強度 モル濃度、温度が違うからじゃないでしょうか??

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ANo.3 の記述が不正確で誤解を招きそうなので、追加します。



ANo.3 で書いた 0.10 mol/L は酢酸の濃度ではなく、イオン強度です。酢酸は弱電解質なので「酢酸の濃度≠イオン強度」です。
イオン強度って何?ということでしたら、酢酸の濃度がなんであれ pKa = 4.76 を使うのが無難だと思います。

# 理化学辞典の pKa=4.56(25℃,0.1mol/L) という表記は、問題があるような気がするなあ。
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理化学辞典第4版には


pKa=4.56(25℃)という値が載っています。
手元にある理科年表(1996年版)には
Ka=1.75×10^(-5)(25℃)(pKa=4.736)
化学辞典(東京化学同人)には
Ka=1.845×10^(-5)(25℃)(pKa=4.730)
とあります。

#1で理科年表には4.76と載っているとありますので版によって値が異なるということでしょう。(#1で書かれている値は何年版のものでしょうか。)
間違いだということではなくて解離定数の値の測定が難しくて何度も修正されてきているのかもしれません。

化学便覧の新しい版の値を一度調べてみてください。

私は1.76×10^(-5)という数値を見慣れてきましたから今回これだけばらついているというのを知って驚きました。
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理科年表によれば、pKa=4.76 です。


検索してみても、4.76の方が多かったですしね。
おそらく、4.56は間違いだと思いますよ。
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