プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

1.人物や建物の背景をぼかしてというか、人物と建物にピントを合わせて背景がピンボケみたいになっている写真を撮影するには、どうすればいいですか?

2.プログラムAEとシャッタースピード優先モードを教えてください。AEっていうのが良く分かりません。シャッタースピード優先というのは、ISO感度を上げて撮影するということですか?

3.ISOと露出補正の違いを教えてください。ISOを上げると画質が悪くなるから、露出補正だけを使えばいいのでしょうか?

A 回答 (4件)

AEとは自動露出(Automatic Exposure)のことで、カメラに内蔵された露出計により絞りとシャッタースピードをカメラが判断してくれる機能です。

カメラに内蔵されている露出計に対して外部露出計というものもあります。外部露出計には「入射光式」「反射光式」と色々あります。カメラのAEは「反射光式」に分類されます。
外部露出計だとピンポイントで露出を決められるので露出補正は基本的に必要ありませんが、手動でシャッター速度と絞りを設定できるカメラが必要です。
光の状況をカメラが判断して適切と思われる絞りとシャッタースピードにしてくれるのが「プログラムAE」です。

1.ボケに関してはある程度「被写界深度」というものの理解が必要です。
  被写界深度が深いと手前から奥までピントが合っているように見え、浅いと極限られた範囲以外はボケて見えます。
  被写界深度はレンズの焦点距離が長いほど浅く、絞り(F値)が少ないほど浅くなります。その反対では深くなります。
  よくここでもコンパクトデジカメで背景をぼかすにはどうすればいいかという質問がありますが、コンパクトデジカメのレンズの実焦点距離はかなり短い超広角レンズです。被写界深度は広角レンズになるほど深くなり、このようなカメラは誰が撮影してもピントが合いやすくするのが宿命のようなものです。したがって、望遠側で被写体に思いっきり近づきぼかしたい背景と被写体との距離は可能な限り離し、絞り開放で撮影することになります。(絞り優先AE)
  レンズ交換が可能なカメラなら開放F値の少ないレンズ(俗に言う「明るいレンズ」)を使用します。明るいレンズとは開放F値がF4以下のものを言いますが可能であればズームならF2.8、単焦点ならF1.4以下のレンズを使用します。ただし、価格はかなり高くなります。

2.AEとは冒頭で説明したとおり。
  カメラのAEモードには絞り優先とシャッタースピード優先、プログラムがあります。
  絞り優先とは絞り値を固定したい場合。シャッタースピード優先とは文字通りシャッター速度を固定したい時の撮影モードです。
  絞り優先は背景をぼかしたい時。シャッター優先は流し撮りをしたい時。というのが一般的な説明です。

3.ISOとは「感度」とも言い、デジタルの場合は電気信号の増幅率のことになります。ものがカメラなのでフィルムのISOと同じに扱えるようにされています。
  ISOの数字が低いと暗いところではシャッタースピードが遅くなり手ブレや被写体ブレを起こしやすくなります。このような時はISO感度を上げてやると同じ条件や絞りでもシャッタースピードを上げることが出来ます。殆どのコンパクトデジカメや一部のデジタル一眼では「ISO AUTO」という機能があります。
  デジタルカメラのイメージセンサーの感度は基本がISO100やISO200となっているのでそれ以上の感度にすると電気信号を増幅することになるので基本感度では気にならなかったノイズも増幅されて気になり出します。これが「ISOをあげると画質が悪くなる」理由です。さらに、画像処理エンジンがノイズ感を消すために色々処理しているのも追い打ちをかけています…
  露出補正とは、カメラの自動露出は画面全体の平均露出を求めるのが基本です。画面の中に極端に明るい部分があると、その明るい部分に露出が引っ張られシャッター速度が速くなり、主たる被写体が暗く写ります。このような時に露出補正を行います。つまり、意図する部分以外に露出が合うような時にAEに対して是正措置を伝えるわけです。
  露出補正は画質とは無関係です。露出補正は意図する部分が適正露出になるように「補正」する機能です。
  では、どのような条件の時にどのくらい補正すればよいのか。これは明確な答えはありません。基本的には経験ですが、デジカメの場合は撮影後にプレビューで確認して露出補正を行います。
    • good
    • 0

No.1です。



>ポートレートモードではぼかすことができますか?

カメラのポートレートモードは、絞りを開放ぎみにして背景をぼかすモードですが、カメラの種類によります。こればかりはカメラ任せの自動モードなので、必ずしも意図した仕上がりにはなりません。そこでこだわる人には絞り優先モードやマニュアルモードのあるカメラが最適なのです。

例えばコンパクトデジカメの場合、イメージセンサーが小さいため被写体深度が深く、より大きなイメージセンサーを持つ一眼レフよりもボケ辛いです。コツとしてはズームを望遠側にすることで背景はボケやすくなります。

一眼レフの場合、イメージセンサーのサイズにもよりますが、50mmや85mm程度のレンズがポートレートに適していると言えます。f値の明るいレンズであれば被写体深度をコントロールしやすいですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

皆さん、たくさんの回答ありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2007/12/26 22:25

1.背景をぼかす方法はいくつかあります。


・絞りを開ける(小さい数字にする)
・望遠レンズを使う
・人物に近づいてアップで写す
・バックの建物などと距離をとる
・ISO感度を低くする など

2.プログラムAEは、適度な露出(光の量)になるように、カメラが自動的にシャッタースピードと絞り値を決める自動露出制御システム(AE)の一つですが、なるべく手振れしないシャッタースピードで、なるべく被写界深度をかせぐように(ピントの合う範囲が深くなるように)設定されています。

AEは自動露出制御システムのことで、シャッタースピードと絞り値の組み合わせで、写真に必要な光の量を調整する機能を担っています。
これがあるから明るすぎず暗すぎず、適度な明るさの写真になるわけです。

3.ISOは光に対する感度を数字で表しているものです。
数字が小さいほど光に対する感度が低くなりますが、画質が良くなります。
逆に、数字が大きいほど感度が高くなりますが、画質が悪くなります。

露出補正とは、絞り値やシャッタースピードを意図的に調節することで、カメラが自動的に決めた露出(光の量)よりも、明るめにしたり暗めにしたりすることです。
    • good
    • 0

1.絞りを開けます。

f値というのが絞り値です。この数字が小さいほどボケやすくなります。また広角より望遠のほうが背景がボケやすくなります。


2.AEとは自動露出(Automatic Exposure)のことです。
プログラムAEはシャッター速度・絞り値共にカメラが自動設定するモードです。
シャッター優先は撮影者がシャッター速度を決めるモードです。
例えば川や滝の流れを白糸のように表現するためシャッター速度を意図的に遅くしたり、逆に滝の水滴1つ1つを静止させるようシャッター速度を意図的に速めたい場合に使用するのがシャッター優先で、この場合は絞り値がシャッター速度に応じて自動的に制御されます。
ISO感度とは一切無関係ですが、デジカメの場合、機種によっては絞り値を開放いっぱいにしても露出が不足する場合はISO感度を自動的に上げる機種もあります。

3.ISOは感度、露出補正はカメラが算出した露出を変化させることです。感度と露出は違います。

>ISOを上げると画質が悪くなるから、露出補正だけを使えばいいのでしょうか?

感度を上げても露出(画面の明るさ)自体は変化しません。感度を上げるとこで、絞り値を絞れたりシャッター速度を速くできますが、自動露出にしている限り、画面の明るさは(基本的には)変化しません。変化させる場合に露出補正が必要となります。

感度や露出は写真の基本中の基本です。もう少し調べてみてください。
参考にWikipediaのAEカメラを載せておきます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/AE%E3%82%AB%E3%83%A …

この回答への補足

ポートレートモードではぼかすことができますか?

補足日時:2007/12/23 21:13
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!