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大学の工学と理工学ってどう違うの??
今、自分は工学部ですが、他の大学には理工学部というのがあって、
少し不思議でした。
やっぱり名前が違うのですから、内容もそれなりに違ってくるんですよね??

A 回答 (5件)

理学と工学の言葉の違いは分かりますか?



理学は、研究を行う部分。科学の基本的な理論から真実をつかもうとする学問です。
工学は、技術を培う部分。科学を実際の生活に役立てようという学問です。

これを大学(高等教育機関)に当てはめる際に、教える部分は同じだろう、両方一緒に教えた方が有用な人材が作れるだろう、と考えたのが理工学部です。理工学とは、理学と工学という意味ですね。
工学部は、技術面だけに特化した学部です。社会的にどう役立てるか都考えるものですね。そういう意味合いでは、薬学、医学も工学の一部なのですが、歴史的な関係で、これらは独立した学部を持っています。

ということで、理学部に機械工学科はありませんし、工学部に理論物理学科はありません。
また、理学部は研究者を、工学部は技師・技術者の育成機関です。理工学部はその両方を目指したものですが、早稲田大学の理工学部は明らかに実学志向で、研究者も基礎研究重視の国公立大と一線を画しているようです。

ただ、理学と工学に境界線はありません。化学を例に取ると、基本研究の面から、社会に役立てられないかと考える応用(工業)化学科が理学部にあることもありますし、技術に役立つ化学を研究したいと、工学部に化学科があることもあります。生物学・生命学についても同じです。
理学部の基礎研究から化粧品や洗剤など、社会に役立つモノができることもあれば、量産するにはどうしようと考えた工学部から基礎理論ができることもあるわけです。
両者は、やりたいことは異なるけど、お互いに共存する関係です。なので、理工学部というものもあるわけですね。

他の回答の方への回答となります。大学を教育機関と見ると、この区別は他の回答の方に見られるようにどうでも良いことになってしまいます。研究機関と見なしたとき姿が見えると思いますよ。
学生に教えることを重視すれば、頻繁に人事交流されることもあるかと思いますが、その研究の基軸になる部分で人材が異動することはよほど特殊なケース(研究内容を変更するなど)でない限り、無いはずです。なお、研究交流は先に書いた理由で無い方がおかしい。
数学科
物理科→これ、物理学科ですよね。
化学科
があってそれらが理学。という部分は正しいです。理学の中の理論学科系ですね。あと、
生物学科(これは、動物学科・植物学科・細菌学科など、学会の構成に応じて割れることも多いようです)
地学科(これも、天文学科、気象学科など、学会の~以下略~)

ただし、これを基礎理論から応用させようという、応用化学科、応用数学科、応用物理学科やコンピュータ基礎理論を完成させようと、情報学科・情報数理学科などが新設されてきていますが、こういう学科も理学です。

社会に役立てようという面から、基本理論を求める学科は工学系となります。工業化学科などですね。ただし、研究内容の理念の違いは、教育内容はあまり変わらない(大学もある)かもしれません。

なお、真実を求めるのは、科学も文学も同じだ!!アプローチの仕方が違うだけだ、という理念の元、文理学部という学部もあります。(ありましたという大学も多いですが)
文学部と理学部は兄弟だという考えですね。科学の生まれはいろいろありますが、その生まれを博物学に求めた場合、博物誌という文学とくっつくわけで、そこからの発想ですね。科学論文も文学であるといえば、間違ってはいないわけで。
早稲田大学の理工学部(無くなりましたが)は、当時の国公立大が文理学部を表明し、研究を真理の探究とみなしたのに対し、研究も実生活へ役立つ実学であるとしたアンチテーゼの表明だったのだと思いますよ。

東京理科大については、前身が東京物理専門学校(今の専門学校とは違うものです)で、当初から学部卒の理系学生を社会に送り出すことを目的にしていました。
もともとは基礎研究を重視した理論系の理学部だけでした。敷地の関係もあり、大きな実験はできなかったのですよね。
その後、郊外にキャンパスが持てるようになり、工学系で必要な広い設備を持つことができ、念願の理工学部を持つことができましたが、基礎研究を行っているところとは区別しました。
さらにその後、さらに郊外(日本国内だけど海外?)に本格的な工業施設を作る敷地が確保でき、工学部を作りました。その結果、理学部、理工学部、工学部の3つとも持つことになりましたが、教育内容に即してのもので、名前にはきちんと意味があります。実験施設に応じている部分もあり、私としては正直だなと思っていますが。
東海大など、世界的な設備を完成させて教授を招聘し、それに応じた学部学科を作るケースもあり、理工系はお金が掛かる分、大学もその設立・意地は本気でないとできません。
東海大は、大学設立のルール変更に伴い、この4月に九州東海大と北海道東海大を吸収合併しますが、これに伴い理工学系各学部を再編させています。この辺、苦労がかいま見れるので、面白いですよ。
けっして規模とか他のいい加減な理由で分けているわけではありません。
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三人のかたが言っていないので間違っているかもしれませんが、言います。

どうか間違っている場合はどなたか訂正をお願いします。これを機会にわたしも真実を知りたいので。
わたしはたとえば早稲田の理工学部は、早稲田には
数学科
物理科
化学科
があってそれらが理学。
その他は工学と考えていましたが、そうじゃないんですか?
詳しい方、よろしくお願いいたします。
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工学部の講義にも、数学や物理等、理学部関連の講義があります


私は工学部の出身でしたが、このような講義の教授・講師の方は
主流から離れた方、或いは、理学部の教授を希望していたのが
かなわず工学部の教授・講師になられた方ばかりでした
ですから、よりレベルの高い・あるいは意欲のある教授・講師
から講義を受講できるのは、理工学部です
どちらか迷うような機会があれば、理工学部へ進まれるべきでしょう
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1.単に名前だけ


2.理学部と工学部を分けるほどの規模でない
3.理学系の研究室もあるから
4.東京理科大のように、理学部、工学部という名称は既に使ってしまったから(笑)

なんて事が考えられます。
だいたい理学と工学をどこで分けるのか自体も疑問で。
教授が理学部から工学部に異動、なんてこともしょっちゅうですし。
勿論、どう考えても工学ではないよな、というような研究をしている人は理学部や理工学部なのかも知れませんが。
理工学部だから工学部だからというよりは、そこのスタッフの顔ぶれによって教育内容が変わる方が大きいと思います。
例えば山形のどこかに行けば有機ELの講義が少しは聴けるかも知れませんが、そういう研究をしている人が全く居ないところがあれば、そこでは聴けないとか。

ま、とにかく学科名はあてになりません。
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理工学部とは,理学系・工学系の学科が共存するけれども,工学部というのは,工学系の学科からのみ構成されている,というところではないで

しょうか.
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