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H12.4.1から適用になった投資信託での、個別元本方式についてどなたか教えて下さい。

H11.2.26購入 35口 1口金11,255円 合計金393,925円
H12.4.1証券業法?の改正により、本件投資信託の個別元本を1口金4,982円としたとのこと
H14.9.30解約 35口 1口金13,354円 合計金467,390円
個別元本との差 35口 1口金8,372円 合計金293,020円
この源泉徴収税合計 金58,604円(20%)

そこで、次のことをどなたか教えて下さい。

1.私<のかみさん>は、この投資信託では467,390-393,925=73,465の利益でこれに対する20%課税で、金14,693円と考えていますが間違いでしょうか。

2.又例えば、私の解約値1口が金10,000円で現実に数万円の損金が出ても、相当の税を支払うことになりますか。

3.H12.4.1証券業法?の改正により、本件投資信託の個別元本を1口金4,982円と設定(平均信託金)したとのことですが、この法律は、すでに購入していた人のと間で不公平となりませんか。不利益となる人への手当をしていたのでしょうか。例えば、個別に(本件では、買値-設定の4,982円=を払い戻すとか、追加を求めるとか)その他なんでも「こんな理由で公平です」がありましたら教えて下さい。

以上、担当の証券会社で質問に答えてくれません。法律によりますとの返事でした。どなたか私の頭を冷やして下さい。(^_^ ) よろしくお願いします。

殆どで数百万の損失なのですが、たまたま、日経平均に逆連動する投資信託とのことでした。

A 回答 (1件)

基準価格,売買基準価格,平均信託金,個別元本の基本的意味を誤解しておられるものと思われます.以下,長くなりますがお付き合いいただければ幸いです.



1.平均信託金と個別元本
本来,利益に対する課税は
  (売った金額-買った金額)*20%
として計算するのが原則です.
しかし追加型の投信では買った時期によって金額が異なるため,コンピュータが整備される以前は一口ずつ購入金額を管理し税金を計算するのは大変なことでした.
そこで,みんなが購入した金額の平均を元本として税金を計算すればみんな同じ税額となり簡単です.この平均額を平均信託金といいます.(これによる不利益は後ほど説明します)

ところが,コンピューターによる管理によって,購入金額を一口ずつ管理し税額を計算するとかが可能になったため,H12.4.1以降は実際の購入金額を元本として計算することにしました.これが個別元本です.


2.モデルによる損得計算
計算を簡単にするため 購入金額11,000円 平均信託金5,000円 解約金額13,000円として計算します.平均信託金は若干変動しますが,とりあえず無視します.(変動の影響については後述します)


2-1.H12.4.1を超えて保有した場合
ここに基準価格12,500円 平均信託金5,000円の投信があります.これを12,500円で買うとどうなるでしょうか.同じ12,500円で解約しても
  (12,500-5,000)*20%=1,500
本当は利益が出てないのに1,500円の税金を取られることになります.
そこで,この投信を税金分安く11,000円で購入できることにしたのです.これを売買基準価格といいます
  売買基準価額=基準価額-(基準価額-平均信託金)*20%
12,500円の投信を11,000円で購入したのでその差額1,500円を便宜上「おまけ分」と呼ぶことにします.

H12.4.1 平均信託金が5,000円なので個別元本が5,000円となります.

解約時,13,000円で解約できました.このとき儲けはいくらでしょう?
  13,000-11,000(売買基準価額)=2,000円でしょうか?違いますよね.
  13,000-12,500(基準価額)=500円です.
500円の儲けに対する税金は100円.でも収める税金は
  (13,000-5,000)*20%=1,600円
差額の1,500円は?そう,買うときに税金分安くした「おまけ分」をここでお返ししたわけです.

結局購入時11,000円払って,手元に13,000-1,600=11,400円.
最終400円の儲け.


2-2 H12.4.1以前に解約した場合
5,000円の名前が個別元本か,平均信託金か違うだけなので2-1と同じ計算です.

ここで平均信託金の変動について説明しておきます.
平均信託金が変動すれば,解約時収める税金が変わりますよね.でも,実質の儲けは基準金額同士の差額なので,変わりません.「おまけ分」のお返し金額が変わってしまうことになります.


2-3 H12.4.1以降に購入した場合.
個別に購入金額を元本とすることになりますので,購入時に基準金額(12,500円)で購入することになります.個別元本は12,500円となります.
解約時の税金は
  (13,000-12,500)*20%=100円
手取り12,900円,元手12,500円
最終400円の儲け


3.検討
質問1
購入時の基準価格がわかりませんが,平均信託金を5,000円弱として逆算すると約12,820円と思われます.したがいましてこの投信での実質利益は
  13,354-約12,820=約534円
  約534円*35=約18,690円
税金20%(約3,738円)を引くと約14,952円
手元で増えたのは
  467,390-393,925=73,465
  73,465-納税額58,604=14,861円
(平均信託金を仮定してますので1口3円の誤差はご容赦を)

解約時に収める58,604円のうち本当の利益に対する税金約3,738円を引いた約54,866円は「おまけ分」の返済.
購入時基準金額(予想)と購入金額の差(「おまけ分」)は
  (約12,820-11,255)*35=約54,775円
ほぼ釣り合ってますね.

質問2
利益が出なくても先におまけしてもらった分は返さなければ.
10,000円になっていた場合,投信の価格は約2,820円下がったことになりますので,あなたにもその分損していただかねば(1,255円の損じゃないからね).

質問3
今のままで公平だと思われます.
モデル計算ですとどの場合も400円の儲けで差がありませんので.


証券税制は難しいものですが,購入前に理解しておく方がよろしいかとおもいます.私なら説明のできない証券会社との取引は解消しますね.
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この回答へのお礼

  kanarin-yさん、感謝感激です。スゴイですね。

要は、私が購入したH11年の実質購入価額は1口当たり、11,255円でなく12,820円と思われる。そして、その差額(1,565円)は、おまけであり先に受領した税金である(35口で54,775円)。それを、今回の解約時に実質の税(3,738)に加算して支払うことになる。当時の追加型投資信託制度?がこのような方式を採用していたので、H12/4以後に解約する人については平均信託金(H12/3/末で本件は、5,982円)を個別元本として適用する。
この原則を、質問2.3にも適用する。

このように理解してよろしいでしょうか。なかなか難しいですね。正直なところ、感覚でついていけません。特に、税金分を預かっていたという感覚が‥‥‥。当時の取引報告書が手元にあるのですが、これらを類推する記載が全くありません。

誰も回答がないので、なかなか頭が冷えませんでした(^_^ )。多分、何人も知っていたと思いますが、これだけの解説を必要とするので回答を遠慮したのですね。各数値も正確でよく理解できました。

今晩から頭寒足熱です(^_^ )。ありがとうございました。
又、よろしくお願いします。

お礼日時:2002/10/03 19:09

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