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昆虫類は複眼と単眼を持っていますが、機能に優れた複眼があるにもかかわらず、なぜ単眼も持っているのでしょうか。

A 回答 (2件)

・昆虫の先祖は単眼「だけ」を持っていた痕跡


・昆虫の概日リズムを調節する役割をもちます

目とは「光を感受する神経組織」です。
で、目には大きく2種類あります。
1.単純な目
 ごく少数の細胞で構成され、明るいか暗いかだけ分かる
2.複雑な目
 多数の細胞で構成され、リアルタイムに形や動きが分かる

前者は、周囲の明るさから今が昼か夜かを判断して「目を覚ます」為の器官。
後者はすばやく動くのに必要な器官です。

昆虫に近いエビ等の甲殻類も複眼と単眼を持っています。
発生の初期段階(ノープリウス幼生)では単眼のみを持っています。
これを「ノープリウス眼」といいます。
ケンミジンコの様にノープリウス眼しか持たない種もいます。

昆虫の複眼は動体視に、単眼は昼夜の判断に使用されます。
単眼が「明かり」を感じると反射的に活動ホルモンを分泌します。
これを「概日リズム」といいます。

人間や魚の先祖も最初はこれと似た「単純な眼」を持っていました。
その痕跡は人にもあります。
「松果体」と言い、やはり概日リズムを調節する働きがあります。
また、ムカシトカゲの松果体は眼としての機能を持っています。
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この回答へのお礼

松果体は第三の眼だったんですね。
概日リズムを調節するはたらきをしている意味が分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/16 19:00

飛ぶ昆虫に限定されますが、まっすぐ飛ぶためのジャイロコンパスとして使用しているのではないでしょうか。



小さな昆虫が風に流されながら直線を飛ぶのは難しいことです。
複眼で景色を見て、目標物を考えながら飛ぶ知能は無いと思われます。
(ミツバチなんかは完全に記憶してそうな気もしますが)

頭上に三角形に配置された単眼は、3つの衛星から電波を受けて位置を知るGPSを連想させます。
昼間の太陽光の時も、夜間の星明かりの時も、3つの単眼の光量比が一定になる様にして、まっすぐ飛んでいるのだと思います。
太陽や星の位置は変わっていきますが、何時間も飛ぶわけではないので十分なのでしょう。

夜間、電灯に昆虫が集まるのは、単眼が電灯の光を捉えてまっすぐ飛んでいるつもりが、電灯の光の方にカーブする為ではないでしょうか。
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