
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
民事事件というと、例えば借金を返さないといったように、
人と人の争い事で、それが裁判所に持ち込まれても
国はあくまで仲裁役に周ります。また借金を踏み倒された
側が、もういいやと言ったら、裁判も行われず
そのままです。つまり借金を返さない人がいても
すぐその人を逮捕する権利が警察にはありません。
民法に「借金を返さないものは~年の懲役に処す」
といった条文がないのです。他人に損害を与えた
ときは、それを賠償しろといいう内容のものは
あるのですが、借金の場合、賠償とは、要は
お金を返せばいいのですから、約束したとおり
月賦で返しますと言って実行すれば、刑務所に
行く必要はない。
捕まえて取り調べをすることもできないのでは、
たとえ借金取立ての現場によばれても、警察は
何もできないのです。
これがもし人殺しのような刑事事件なら、
刑法199条に「人を殺したる者は、3年以上
または無期懲役、死刑に処す」とあるので、
殺人の現場に警察官が駆けつければ
その場で現行犯逮捕できます。
No.10
- 回答日時:
たとえば、誰かが会社の金を持ち逃げしたとします。
「刑事」事件では横領罪として処罰されますが、会社は犯人が刑務所にはいっても金は返って来ない。(強盗で現行犯逮捕された場合は、現金でのこっているからその場でとりもどせるが)
別に「民事」として「金かえせ」という請求をしなくちゃいけない。
「アニータ事件」で、横領したのは職員の男。アニータさんは何も日本の法律を犯していない。(そそのかしたのでなければ)
No.9
- 回答日時:
刑事は国が積極的に介入して、解決する必要のある法益を害するもの(国対個人で解決する必要のあるもので、刑法での規定が必要)で、民事は個人対個人で解決するのが望ましいものといった、感じで捉える視点が違うものだと思います。
。なので、この2つは全く切り離せるものではなく、一つの事件でも両方にまたがることもあります。たとえば、詐欺の場合。刑事として、国が原告とないり、詐欺罪として立証され、認められると罰せられるのと同時に、民事として、被害者が原告となり、詐欺による契約なので取り消しとそれにともなう金銭の返還を求めることが出来ます。
なので、金を返さないといって、警察に言っても動いてくれないかということですが、詐欺や脅迫の要素があれば動いてくれますし、それ以外の場合も裁判所に訴えて差し押さえ等のを求めることが出来ます。
民事不介入と言われるたいがいの事件の場合はまたがらず、警察の介入がないですが、刑事事件として成り立つ場合は、民事の側面があります。
No.8
- 回答日時:
>刑法に引っかからない程度の罪を犯して(グレイゾーン)いる人はたくさんいるのでしょうか。
罪というのは、刑法に引っかかる場合に使う言葉なので、引っかからないグレーゾーンの場合は罪とは言えません。
グレーゾーン=クロではない=シロですし、道義上悪いことを全て罪にはしていないため、罪にならない悪いことは結構あると思います。
例えば、一枚の写真を画像処理して飲む前と飲んだ後という広告をしてダイエット薬を販売している会社があります。これは詐欺に近いと思われますが、これを詐欺とするには、騙していた=ダイエット薬が効果がないことを証明する必要がある、ため詐欺の立件は難しいです。
幸運の~(財布・ブレスレット・香水等)も同じような理由で詐欺の証明ができないため罪になりません。
犯罪として検察側が証明できないものは罪にはならないのです。
ふむふむ。
たとえを出していただいた例はよく雑誌などで見かけますね。微妙に胡散臭いんですよね。毎回。
でも、あれ罪にならないんですね。微妙ですもんね。
そうか。犯罪として検察側が証明できないものは「罪」にならないんですね。
あの広告なかなかなくならないということは、やはりだまされる人が結構いるんでしょうね。
回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
#3です。
>もうひとつ質問です。
>刑事事件で「悪いこと」というのは、公共の福祉にそぐわない、国家にとって都合が悪い。ということでしょうか。
悪いこと(=犯罪になること)というのは、法律が規定します。極端な話をしてしまえば、殺人を犯したところで、法律にそれを処罰する規定がなければ、無罪なのです。また、同様の理由から、同じことをしても国によって犯罪になる場合とならない場合があります。
何を「悪いこと(=犯罪)」と法律に定めるかは、国家によるでしょうね。殺人とか、強姦とか、だいたい世界のどの国でも犯罪とされているものは、万人が持つ良心とか正義心とかそういう根源的なところからきているもの、或いはそれを容認してしまうと社会が大混乱に陥り国を統治する上で大変困るようなもの、が多いです。一方で経済犯罪や政治犯のようなものは、国によって基準がかなり違うと思います。
いずれにせよ、刑法というのは国家が国を統治する為、社会を平穏に保つ為の最小限の強制力であり、また、できる限り必要最小限に留めておくべきでしょう。人間の社会なのですから、残りの部分はモラルや道徳、話し合いや助け合いといったものでカバーしていくべきです。何でもかんでも刑法でがんじがらめにする社会が民主的で幸福だとは思えません。
ちなみに、なぜ、法律に書いていないと犯罪にならないのか? 答えは簡単で、「法律に犯罪と書いてないのに、やってしまったあとから『これは良くないからやっぱり犯罪にするね。』と捕まえてられてしまったら、怖くて生活できないから」です。(笑) じゃんけんあと出しはないですから。
No.6
- 回答日時:
刑事訴訟法の200条に逮捕についての規定があります。
その中で、被疑者が罪を犯した~逮捕することが出来る、となっています。
また、211条と212条に現行犯人と現行犯逮捕の規定もあります。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/3277/keiso …第1章 捜査
これらの条文中の罪について規定されているのは刑法だけです。他の法律では罪の規定はありません。
ですから、刑法の罪の規定に該当する人(刑事事件の被疑者)以外は逮捕できません。
No.3
- 回答日時:
「民事事件は刑法の隙間」というのはちょっと違うような。
。。すごく大ざっぱに言うと、
民事事件…もめごと
刑事事件…悪いこと(犯罪)
なので、警察は「悪いこと」は取り締まっても、個人間の「もめごと」にはいちいち介入しないということです。(もめごとは当人同士で解決すれば良いことですから。)ちなみに、民事「事件」というのは、「犯罪」という意味の「事件」ではありません。
民事事件は刑法の隙間ではない。ということは理解できました。
わかりやすい!
民事事件・・・もめごと
刑事事件・・・悪いこと
民事「事件」は「犯罪」という意味での「事件」ではない。ということは、民事事件では逮捕されることはないということですね。
もうひとつ質問です。
刑事事件で「悪いこと」というのは、公共の福祉にそぐわない、国家にとって都合が悪い。ということでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
関連するカテゴリからQ&Aを探す
今、見られている記事はコレ!
-
弁護士が語る「合法と違法を分けるオンラインカジノのシンプルな線引き」
「お金を賭けたら違法です」ーーこう答えたのは富士見坂法律事務所の井上義之弁護士。オンラインカジノが違法となるかどうかの基準は、このように非常にシンプルである。しかし2025年にはいって、違法賭博事件が相次...
-
大麻の使用罪がなかった理由や法改正での変更点、他国との違いを弁護士が解説
ドイツで2024年4月に大麻が合法化され、その2ヶ月後にサッカーEURO2024が行われた。その際、ドイツ警察は大会運営における治安維持の一つの方針として「アルコールを飲んでいるグループと、大麻を吸っているグループ...
-
“別れさせ屋”は合法?探偵事務所に聞いた、その実態と注意すべき点
マッチングアプリやSNS、オンラインゲームなど、素性がわからない人同士が出会う場面が多くある現代。男女間の問題も多岐にわたり、複雑な悩みを持つ人も少なからずいるようだ。「息子に、どうやら恋人がいるらしい...
-
無断駐車に対する合法的な報復や仕返しはある?弁護士に聞いてみた!
違法駐車とは、駐車が禁止されている場所で車を継続的に停止させることである。ドライバーが車から離れ、すぐに運転できない状態も違法駐車とみなされる。一方、無断駐車は、その土地の所有者の許可を得ることなく駐...
-
SNSで真実の内容を投稿しても名誉毀損になる?自分が誹謗中傷された時はどうする?
コミュニケーションや情報収集の手段として一般的となったSNS。有名人のオフショットを見ることができたり、友人と日常をシェアできたりと、日頃から楽しんで利用している人も多いはず。一方で、アカウントの匿名性...
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
未清算の商品を他人の買い物か...
-
公然わいせつ罪について
-
大学教師と生徒の性行為
-
覗き行為。
-
野外で性交した場合、罪に問わ...
-
姉に対する、弟の恋愛感情、性欲
-
先日、人気の無い深夜の公園で...
-
胸を触るのは不定行為ではない...
-
警察本部監察室への手続きを教...
-
先程職質されました。19歳女で...
-
自宅で裸で居るところを通行人...
-
覚せい剤 逮捕 芸能人 アーティ...
-
合法ギリギリの露出プレイ
-
X(Twitter)やInstagramの未成...
-
青姦って犯罪ですか?
-
類推解釈と拡張解釈の違いがよ...
-
懲役3年執行猶予5年という場合...
-
告訴不受理と検察審査会
-
現金を拾った場合、いくら以下...
-
名誉毀損での告訴受理について
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報