![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_15.png?5a7ff87)
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>苦しいのは別の神経回路の問題
ものごとの変化によりどうしても満たされない気持ち、つまり、苦しさを体感してますよね。生きてゆく上で必要な食欲、性欲、闘争本能では避けられません。
もちろんこれらばかりではありませんが、苦しさは人間に刻まれた基本的な本性であって、それを満たそうとする一つの原動力とも言えるので本来は有用な感情ではないでしょうか。大げさに言えば生きてゆくんだということと、死んでもいいのかと言うことにつながっている感情なのでしょう。
過度の苦しみは、対症療法で直ぐにも癒さなければならないでしょうし、あまりに長期に渡る苦しみも有害で、平静に戻る時間は必ず必要でしょう。
こういうときは、意識的に苦しみの回路をOFFにしたり、有害な記憶を消去できれば平穏な時間を過ごすことができるでしょうね。
人間の思考、感情、感覚、直感は、それぞれが影響しあってますし、境界も曖昧ではありますが、思考と感情(苦しさ)は分けて捉えることができますね。
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_12.png?5a7ff87)
No.4
- 回答日時:
苦悩と言うのは心の矛盾ですが、よくよく考えてみる時に、矛盾は有っても、悩みとか苦悩として、感じる人と、感じない人がいるような気がします。
お釈迦様の苦悩は全てが滅びてゆく無常の世界で、自分は死にたくない、と言う事を苦悩した様に見えます。そして、「悟り」を開いて、その悩みを解決出来た。と言う事かと思います。ですから、苦悩する、と言う事は現実に直面して、不可能に見えても、やれる事を意味している事かと思います。現実に出来ないと思っている人には苦悩が無いからです。
お釈迦様の矛盾は「自我」と「仏性」との対立、かと思います。死んでゆく自分と、永遠に対する憧れ。そのことで苦悩すると言う事は、仏性との対立で証明されている気がします。自我は死んでゆく自分を苦悩します。その苦悩そのものが「仏性」が出来ると言う事を、教えています。ですが、それを、拒むのが、悩みとして自我は感じてしまうと言う事です。自我は助けて貰いたい、魂の救いは無いのかと、いう事を悩みとして感じています。仏性の方は、魂の救いはある、助けになりたくて自我を包みこもうとするが、「我」がかたくなな「自我」によって振り払われてしまう。その事が、悩み、苦悩として感じられるそんな気がします。
その事に悩まない人達は、自然と自我と仏性とが対立なしで、普通にうまくいっているのかと思います。それが、普通の思考かと思います。ただ仏性の持っている「永遠性」に気が付かない可能性もありますが。
知らぬが仏というのも苦悩と関係したこと業なのかと思います。いきさつはともあれ、悩まないことは良いことのようにも思います。自我や仏性も神経回路の産物というようにも考えてみたいのですが、ご教示ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
「思考(大脳皮質)」と「情動(大脳辺縁系)」、我々の脳内ではこの二つの機能は分離しています。
「苦悩」とはこの別々な回路で選択される結果の対立をいいます。そして、「平静な思考」といいますのは情動の発生が大脳皮質の認知結果に影響しない状態であり、これは即ち「理性」ということになります。
我々の脳内では結果選択に関わる中枢系が三系統に分かれています。
「本能行動(生命中枢の無条件反射)」
「情動行動(大脳辺縁系の情動反応)」
「理性行動(大脳皮質の認知・思考)」
これらは「分離した並列回路」として構成されています。
本能行動と情動行動は身体末梢の自律系・運動系に対して「不随意の出力」を持っており、これが我々の生体活動に必要な適切な生理状を選択します。これに対しまして、「大脳皮質」といいますのは最高次中枢であり、このようにして発生した身体内外の環境の変化を認知・分類し、あるいは記憶するというのがその役割です。
大脳皮質で行なわれる認知・思考とは、「過去の体験記憶」と「今現在の状況分析」を基に論理的に矛盾のない「未来の結果」を選択するということです。では、ここで身体の方に何らかの「生理的欲求」や「情動反応」が発生している場合、大脳皮質が「今現在の状況分析」を行なうならば認知結果には必ずやその影響が現れることになります。
ですから、それが大脳皮質の思考である限り、辛いときでも辛くないときでもやっている作業の性質そのものは全く同じです。強いて言うならば選択される結果が違うというだけの話ですね。では、このようにして自分に発生した欲求や情動に左右されることのない結果選択を一般に「理性」といいますが、大脳皮質はここで別に何か特別な思考を行っているというわけではないです。
但し、情動反応が発生するならば我々の身体の生理状態は少なからず変化します。そして、特に不快情動の場合は中枢系の覚醒状態が一気に亢進されますので、脳は通常よりもかなり高いストレスに曝されることになります。
苦悩には必ずや苦痛が伴います。この「苦痛」といいますのは欲求が阻止されることによって生み出されるものであり、その結果は身体反応として出力されます。これに対しまして、「悩み」とは即ち「理性との矛盾」であり、複数の結果が比較されることによって初めて発生します。そして、対立が起るのは我々の脳内ではその機能が並列回路として分離しているからです。
身体反応といいますのは今現在の判定に従って発生するものであるため、ここでは未来の結果を予測するということができません。これに対しまして、大脳皮質の理性行動といいますのは未来を予測した「計画行動」であります。
この二つの判定が一致するならば苦痛が発生することはないのですが、対立する場合はその時点で欲求は阻止されたことになります。では、この苦痛を排除しようとするならば正しい未来を選択することができません。
このようにして発生した苦痛といいますのは身体反応の結果として大脳皮質に入力されます。大脳皮質ではその苦痛の原因を認知・分類するわけですが、ここでは既に複数の結果に論理的な矛盾が発生しています。このため、我々はこの状態を「苦悩」と自覚することになります。
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_15.png?5a7ff87)
No.1
- 回答日時:
理想と現実とのギャップを「問題」といって、
この「問題」の発生原因、対策等を考えることは思考ですし、
それが、苦しくても、楽しくても、思考は思考と言えると思います。
問題のうち有効な解決策を見いだせない、あるいは、
解決策の実施可能性が無いと認識するものが「悩み」ではないでしょうか。理想に向かって改善がなされ、近い将来、理想へ到達できる見通しがある「問題」はもはや「悩み」ではないんでしょうね。
そして、この悩みに精神的苦痛が継続するとき苦悩になると思います。
さっそくご回答いただきありがとうございます。解答が見つからないことと苦しさとは別のもののようにも思いますが、苦しいのは別の神経回路の問題でしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- その他(就職・転職・働き方) 【人生相談】楽しい仕事、適職が見つからない。 6 2022/03/23 00:45
- 貨物自動車・業務用車両 子供が4人います。 今は一台普通車所有で主人が通勤 も含め使っています。 私も仕事を探しており バス 5 2023/01/07 11:04
- 婚活 ペットを飼っている人を好きになることができません。 婚活中の30代男性です。ペットを飼っている女性の 13 2023/05/03 21:19
- 国産車 トヨタのヤリスについて。 12 2023/02/13 22:42
- その他(悩み相談・人生相談) 私が考えていることですがどう思われますか?↓ 様々な方に会ってきて、その方の性格やキャラクターや言動 4 2022/11/11 14:55
- 会社・職場 苦手意識をもつと相手に伝わりますよね? なるべく普通にしたいのですが、どうしたらいいでしょうか? 過 6 2023/02/05 18:40
- 転職 社会人です。 転職を考えています。 自分は仕事もあまりできず、人間関係など悩むことが多く、メンタルも 7 2022/08/13 11:51
- うつ病 毎日がしんどいです。 精神科、心療内科に行きたいと思ってますが自分は甘えだと言われるのが怖くてなかな 5 2022/06/03 17:26
- その他(恋愛相談) 普通の感情でしょうか? 元カレと別れ、新しい出会いがありました。 それまでは復縁したかったけど、今は 2 2022/10/10 12:15
- その他(お金・保険・資産運用) 質問です 高校卒業をしたら就職をするのですが、就職先までの交通手段に迷っています。 自分はバイクに乗 10 2023/08/24 00:45
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
シャクターの情動二要因理論
-
黙って先に帰る人はいったいど...
-
嫌われると嫌いになる
-
行動カウンセリング
-
人はなぜ懐かしいものに遭遇す...
-
人に注意した後の気分の悪さの...
-
感情の不思議な性質について
-
笑う時に手を叩く人
-
「憎しみ」という感情を持つ理由
-
緊張での手の震えのメカニズム
-
意識と行為
-
ネアンデルタール人絶滅と笑い
-
感情が強く動くとフッと一瞬気...
-
ずうずうしい人というのは、自...
-
行動分析の好子と嫌子について。
-
心理学からみた「驚き」について
-
心理学の愛着について質問しま...
-
嫌いなのにその人の真似ばかり...
-
スカトロ嗜好の人の心理について
-
女子高生の制服姿を見るとなぜ...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
シャクターの情動二要因理論
-
黙って先に帰る人はいったいど...
-
人はなぜ懐かしいものに遭遇す...
-
嫌いなのにその人の真似ばかり...
-
人に注意した後の気分の悪さの...
-
嫌われると嫌いになる
-
「泣くから悲しいのだ」の根拠は?
-
錯覚による火傷?
-
「諦め」というのは心理学的に...
-
なぜ人間には心があるのでしょう?
-
自分の理想のタイプはいつごろ...
-
条件反射と学習は別のものですか?
-
人の趣味嗜好はどのように形成...
-
自動思考と雑念は違う?
-
古典的条件付けの嫌悪療法につ...
-
生得的行動と本能行動
-
心理学からみた「驚き」について
-
異性の好みはどうして生じるのか
-
ユングの言うコンプレックスと...
-
懐かしいと感じる理由について。
おすすめ情報