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変圧器の励磁突入電流が大きくなる要因に残留磁束が関係ありますが、定常状態で運転している変圧器を停止するとなぜ残留磁束が残るのか教えてください。
定常状態ではヒステリシス曲線の飽和状態でないことから、変圧器を定格電圧で電流零で切れば、残留磁束密度Btではなく、BとHの交点に戻ってこないのでしょうか?
宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

変圧器が定常動作しているとき、鉄心中の磁界はヒステリシスを描くBH曲線上を移動しています。


励磁電流0の時には、ヒステリシス曲線でH=0上の点にありますので、そこで停止すると、ヒステリシス曲線と垂直軸が交わる点の残留磁界が残ることになるかと思います。
(さらに負荷がつながっていると、負荷電流の影響によって電流0が励磁電流0とは異なり、その影響も出るかと思います。)
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この回答へのお礼

大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございます。
変圧器を定格運転している変圧器を停止すると、残留磁束が残ることがあると本に書かれていたのですが、そのことがよくわからないため質問させていただきました。
今になって考えてみると、定格電流の時にはヒステリシス曲線の飽和領域にはいっていないにしても楕円が描く曲線で動いているため残留磁束が残るのではないかと考えております。

お付き合いくださりありがとうございました。

お礼日時:2008/03/14 19:04

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