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カトリック教について調べていてちょっと気になったことを質問します。
カトリック教徒でよくマリア像を抱えていますが、マリア像とは何のためにあるのでしょう。マリアを祭るため?マリアの存在を確かめるため?
それと見学しにいく教会ごとにちょっと形というか造形が異なっているのがあるのですが、形はなんでもいいものなんですか?

あと、カトリックではお酒を飲むのは聖水のワインだけという話を耳にしたのですが、本当ですか?

A 回答 (2件)

1517年にルターが宗教改革をするまで、カトリック教会は巡礼者と献金、滞在費やみやげ物による収入によって教会の建物や司教たちの地位を高めていました。

巡礼者が多く集まる教会のある司祭たちは城に住み、諸国王と変わらぬ権限を持ち豊かな生活をしました。

人を呼ぶためには現在の世界遺産ではありませんが、見世物的、『奇跡』の品物のような物や奇跡的な話がたいへん役にたちました。例えば、涙を流すキリスト像やマリア像が盲人の目を治したとか、東方博士たちの頭蓋骨と彼らの王冠に祈ったら病気が治ったとか。その中でも、ヴァージン・マリアは十字架にかけられたキリストと同じほどカトリック教会には欠かせないものでした。
東方正教会でもイコンの絵に子供のキリストと一緒に聖母として描かれ、カトリックでは「受胎告知」や「赤子のキリストを抱くマリア像」「十字架からおろされたキリストを抱え嘆く、ピエタ像」などが代表的なものだと思います。
ルターが聖書をラテン語からドイツ語に訳し、グーテンベルクがそれを印刷するまで、ほとんどの市民は聖書を読むことが出来ませんでした。ですから、カトリック教会は聖書の内容を有名な画家や彫刻家に作品にさせ教会にそれらを飾りました。そして、教会に来て献金すれば天国に行けると説いたのです。それに対し、ルターは根拠のない奇跡の数々を否定し、聖書を読み、熱心に信心することで天国へ行けると説いたので、カトリック教会には献金が集まらず、経営困難になり、ケルン大聖堂など建設途中のままになってしまったところもあります。
(古いプロテスタント教会は、カトリック教会の建物がそのままプロテスタント教会に使われている所もありますので、1517年以前の装飾がそのまま残っている所も多々あります。ですから、ロマンチック街道の教会など外見からではプロテスタントかカトリックか分からない教会があります。)
また、南ドイツなどのカトリック教会ではキリスト像とマリア像は半々くらいですが、スペインなどはマリアを人形でつくり、着せ替え人形のように飾りつけ、キリストよりもマリア信仰の方が強いようにも感じられます。

カトリックとお酒の関係ですが、ドイツのビールはカトリックの修道院で造りはじめられました。(もともとは、ペストなどで、生水を飲まないようにすることと、栄養価の高い流動食的観念から)ですから、ミュンヘンのビールの名前はアウグスチーナー、パウラーナーとか修道院の名前が付いているのが数々あります。また、今でもミュンヘン郊外のアンデックス修道院ではビール醸造所とビアーガーデンがあります。また、修道院では数多くの薬用酒も造られています。
現在のローマ法王ベネディクト16世はフランケンワイン(白ワイン)の最高の注文者というのも有名な話です。
また、カーニバル(謝肉祭)ももともとはカトリックの祭りですね。
しかし勿論、神父や司祭、修道士たちが酔っ払うほど飲むとは考えにくいので、たしなむ程度でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/02/13 09:30

イシス像


http://www.kajima.co.jp/csr/culture/freud/collec …


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B7% …
『イシス信仰は、共和政末期にローマへ持ち込まれて発展し、ほぼローマ帝国全域で崇拝された。イシスがホルスに授乳する様子などが、イエスの母・マリアへの信仰の元になったといわれる。』



イシスは性交なしにセトを生んだ。
殺されたオシリスを再生させた。

再生したときまっさきにマリアの前に現れたとされるイエス。
実はオシリスを再生させたイシスを真似ていると思えるんですね。
当時 イシス信仰はギリシャ方面で盛んでしたから、当然キリスト教の話にもイシスの話が入り込み、そういうストーリーになるってわけです。
ただし、イエスを神格化するため、あくまでイエスがマリアの前に最初に現れたってしたみたいです。
マリアによって復活してもらったってしたら、マリアが神になってしまいますから。


つまりマリア信仰はイシス信仰。
そしてカトリック教会は、それがイシス信仰だと知っており、苦言を呈している。
ですが、イエスは信仰しないがマリアなら信仰してもいい、信者になってもいいって人ばかりで、彼らを取り入るため、彼らが信者になってくれるのなら、マリアを神の母、神を生んだ創造主として敬っていいと許可し、そのことによって、信者が増えたらしいです。



つまりキリスト教が女神崇拝の地域に侵略して、土地の人々を改宗させることがスムーズにできたのは、マリアを利用したから。
イシス信仰がローマ帝国各地で盛んに行われていたからその代わりにマリアをもってきたことで、キリスト教徒になってくれたってわけです。

じゃあ キリスト教の神はイシスかというと、、、、違う。
が、宣伝塔としてイシスの概念を利用してきたことは間違いないし、イシス崇拝がローマ帝国各地で盛んに行われておらず、女神崇拝を利用していなければ、キリスト教は2千年前に滅亡していたと思います。


カトリックの酒の規定があるのかわからないのですが、イエス自身が大酒のみだったとされるので、イエスに近づくためには酒を飲むことは推奨しているのではないかと推測します。
フランスなどではワインが盛んですが。

ただ、ワインを血のかわりにして飲むって儀式は、一種のカンニバリズム(人食い)であり、実は恐ろしい信仰なわけです。
殺して血を飲むことで、殺した者を体の中に取り込み殺したものが自分の体の中では生き続けるという意味で、下手すると殺しは悪いことじゃあないってことにもなりかねないし、人を殺して食うことがいいことだってなりかねない。
実際相手を自分だけのものとして独占したくて殺して食った人いますし。



宗教って儀式にはちゃんと意味があり、その意味を知ったとき、とっても怖いとなるんですね。

で、「これは神の血である これは神の肉体である」というのをクムラン宗団が儀式としてやっていたそうです。
多数者 つまり12人がやっていた食事の儀式。
キリスト教はクムランの食事の儀式を、イエスの最後の晩餐として物語を作っていますね。

クムランがマネたんじゃなく、キリスト教が真似てイエスの話に入れた。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お酒を飲むことはいけなくはないんですね。

お礼日時:2008/02/13 09:25

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