1つだけ過去を変えられるとしたら?

私はユダヤ人に対して偏見を持っています。しかも、克服できません。もちろんユダヤ人が優秀な民族で尊敬に値することも知っています。

周囲の知人に尋ねてもみな同様の偏見を持っているようです。

その理由を以前から考えていましたが、ようやく見つかりました。

学校の教科書の表現が、ユダヤ人をヒッピーやジプシーのような印象を与えていたのを思い出します。

決定的なのは、「ヴェニスの商人」でした。このインパクトは大きく、刷り込まれたユダヤ人への偏見は消えません。

学校教育は恐ろしいと思います。

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(質問)

こういった偏見は日本人特有なのでしょうか。それとも他の外国諸国にも見られるのでしょうか。
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私の言う偏見は、理由のない誤解のことです。

実際に歴史的・政治的対立のある国家や民族が悪意を持つことは今回の質問では除きます。

アラブ諸国、ヨーロッパ諸国、ロシアなどの歴史的・政治的な利害の大きな民族のユダヤ人感情はある程度納得できます。

質問は、ユダヤ人とあまりかかわりのない、南米諸国、アフリカ、東アジア諸国などの民族の場合です。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

そういえばアフリカではどうなんでしょうね??


ナチスの迫害を逃れ、ヨーロッパからアフリカに渡ったユダヤ人もいたようです。『名もなきアフリカの地で』という映画があるようで。
http://www.google.co.jp/search?client=firefox-a& …

その映画は知らなかったんですが、Mukiwaという洋書(アフリカ生まれの白人の自伝)があって、イギリス人だと思っていたらお父さんがポーランド系ユダヤ人だった、という話があります。
それが明らかになる場面をまだ読んでいないのでいきさつは分かりませんが、確かに、逃げてきた人々がいたんでしょうね。

米国に渡った人も多かったですし、南米にも逃げた人々がいるのでは・・・・
南米はカトリック国が多いんですが、どうなんでしょうね。
あそこは「先住民系と白人系」みたいな分かれ方をしている国々が多いので、ユダヤ人は白人に入ってるんでしょうか。
アルゼンチン(ここは南米だが白人が大多数の国)にはたくさん渡ったようです。
http://www.realiser.org/migrant/repo2005/0828.htm

東南アジアはどうなんでしょう。
そもそもユダヤ人と関わりがなさそうな・・・・・。
と思ったら、シンガポールでは小さなユダヤ人社会があるようです。
http://www.stb.or.jp/thame/cult/cult-3.html

そもそも、(高)白人>有色人種(低)というランク付けと偏見があるので、ユダヤ人を白人と見れば、植民地時代は自分達より上の「旦那様」だったのかもしれないし。
白人の中でもランク付けがあったようですし・・・。

勝手な想像ですが、
イギリス系>その他の白人>ユダヤ人>有色人種いろいろ
あるいは
イギリス系>その他の白人(ユダヤ系含む)>有色人種いろいろ
とか?(苦笑)
日本人は当然「有色人種」ですね。
(有色人種の中でもお互いに偏見や差別があります)

「ユダヤの陰謀」みたいな本があるのがもし日本ぐらいのものだとしたら、その手の偏見は無いんじゃないでしょうか。
お金儲けが上手くて頭が良い、というイメージはあるかもしれませんが。

しかし、ユダヤ系もいろいろですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%87% …

ジプシーもジプシーで問題ありなんですけどね・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9E

それから、「ヒッピー」は、バリバリのアメリカ白人さん発祥ですよ。
質問者さんはどういうイメージを持っていらっしゃるんでしょうか。
金儲けや政治とはむしろ逆向きだと思いますが。
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日本人は第二次世界大戦まで、ユダヤ人と直接の接触はありませんでした。


そして、その直接の接触がある前に、ロシアから「反ユダヤ主義」を輸入します。
これにより、日本人は「ユダヤ人」を誤解していきます。
日露戦争のおり、ロシアの反ユダヤ主義のパンフレット『シオン賢者の議定書』なる偽書を掴まされ、日本人はユダヤ人の存在を知りました。
その後、色々な研究が行われ、「ユダヤ陰謀論」から「日ユ同祖論」まで様々な論が展開されましたが、いずれもユダヤ人を偏見と誤解で認識する結果となり、現在もその体質から抜けきっておりません。

詳しくは、取り合えずWikiをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E3%83%A6% …

>南米諸国、アフリカ、東アジア諸国などの民族の場合です。

多かれ少なかれ、世界の各地では植民地化と西洋化と共に「反ユダヤ主義」や「親ユダヤ主義」などを輸入しました。
ソレと共に、ユダヤ人のディアスポラで接触も持ちます。
もちろん、国によって日本のようにあまり影響の無い国から、米国のようにユダヤ人の団体がある程度政治に影響力を及ぼす事まであると言えます。
ただ、言えるのは「ヴェニスの商人」に代表されるユダヤ人観は、西洋キリスト教社会の偏見である事と、世界のユダヤ人観はこの偏見にある程度影響があることです。
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ご質問の趣旨から外れますが、質問者様がユダヤ人に対して偏見を持たれていることと、それが学校教育に起因することであると述べられている点に関しまして、老婆心から申し上げたいことがあります。



日本人がユダヤ人に助けられたという史実と、ユダヤ人を助けた日本人がいたという史実をご存知でしょうか?おそらく学校では教えないことですからご存知ないと思われますが、これは橋本惠氏の『イワクロ.COM~岩畔豪雄(いわくろひでお)と日米諒解案~』(↓)
http://www.iwakuro.com/index.html
にあります。これは偶然見つけたサイト(オンライン書籍)でした。この中の第二章「風雲急を告げる日米関係」の「4.多彩な登場人物」に、「クーンレーブ商会」という、著者の言葉を借りれば「人間ではないが、『日米交渉』を振り返ってみて、実に奇妙なのがこの会社の存在である。」と言わしめた会社が登場します。

この会社は、シッフ家というドイツ系ユダヤ人の所有会社でしたが、再び著者の言葉を借りれば、「驚くべきことにクーンレーブ商会と日本の関係は、この時が決して最初ではなかった。話は日露戦争の時に遡る。世界の超大国ロシアを相手に、東洋の小国日本は多額の戦費捻出に苦しんだ。金がなければ戦いを続けることができない。日本はまだ現在のような経済大国ではなかった。窮余の策として、日本政府は1千万ポンドの戦争債をヨーロッパ市場で起債することにした。折しも日銀副総裁だった高橋是清は、債券の引き受け先を捜してヨーロッパ金融の中心地ロンドンを駆け回ることになった。ようやく、目標額の半分5百万ポンドまで売りさばいたところで、さしもの高橋も万策尽きてしまった。
 しかし、そこに思いもかけぬ救いの手が差し伸べられた。偶然のように高橋の前に現れたヤコブ・シッフという男が、残りの5百万ポンドを引き受けようと申し出てきたのである。自らユダヤの金融業者であると名乗ったシッフは、ユダヤを迫害しているロシアと戦う日本に金銭面で協力をしたいと、その動機を説明したという。ヨーロッパ金融界に詳しい高橋でさえ、その名も知らなかったシッフだったが、約束通り、期日内に5百万ポンドという大金を用立てて見せた。
 この時、シッフと高橋は偶然何かのパーティーで出会ったということになっているが、ヤコブ・シッフという男を知ればそのエピソードも額面通りに受け取ることはとてもできない。何故ならば、シッフはロシア革命の時はレーニン率いるボルシェビキに武器を供給していたというのである。まさに、計画的にロシアの国家転覆を計っていたといっていい。だから偶然の出会いに見えたとしても、実はシッフは計画的に近付いたものと考えた方がいいような気もする。」

この時代の情勢に関して説明を付け加えるなら、当時の帝政ロシアにおいてユダヤ人は被差別民族でした。

そして、このサイト(オンライン書籍)のテーマである日米交渉に際しても再びこの会社が登場します。「こうして見ていくと、クーンレープ商会という会社も実に奇妙である。「ユダヤ陰謀論」に与する気はないが、日露戦争といい、この時といい、国際的な危機に際し常に日本に助け船を出したことになる。
 確かに、この当時、国際的にユダヤが排斥される中、日本だけはユダヤに友好的であった。極寒のソ満国境で立ち往生したユダヤ人輸送列車を救出に向かった関東軍の樋口李一郎少将の名前はユダヤ人社会では有名であるし、リトアニアのカウナスでは総領事・杉原千畝(ちうね)が、ナチスの「最終処理」から逃げようと必死の国外脱出を図るユダヤ人のため、外務省の命令を無視してビザを発行し続けたことで、「日本のシンドラー」と称されている(杉原は、終戦後、外務省に馘首されている)。
 そうした個人的な行為だけでなく、当時、日本の軍部にはフグ計画という奇想天外なユダヤ人救出計画さえあった。満州の地に、ユダヤ人国家を建設しようというのである。もちろん、救出計画といえば語弊があるかもしれない。世界的に排斥されるユダヤ人を大挙、満蒙の地に移住させ、ソ連との緩衝地帯にすると共に、アメリカなど欧米諸国(のユダヤ資本)を呼び込むという計画だった。日本にとっての実利が根底にあったとはいえ、こうした発想はユダヤ人に偏見を持つ欧米諸国やイスラム国家に出てくるものではない。そういった意味では、まさに八紘一宇、五族共和(すべての民族は天皇のもと皆平等という思想)の思想を絵に描いたような発想だった。
 その裏に何らかの商業上の利益が隠されていた可能性も否定はできないが、クーンレーブ商会の取った行動に少なくともユダヤの日本に対する好意を感じることはできるであろう。少なくとも、ナチスドイツをヨーロッパから早期に駆逐し、一人でも多くのユダヤ人を救おうとしたクーンレーブの選択が、結果的にしろ、追いつめられた日本にとって、救いの手となっていたことは否定できない事実である。」

ユダヤ人を助けた日本人として「日本のシンドラー」と称された杉原千畝に関してはこちら(↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%8E%9F% …
の方により詳しく出ています。

質問者様がおっしゃる通り、学校教育というものは恐ろしいですね。しかし、歴史は何も学校で教えることだけではありません。今ではインターネットのような便利なツールもありますし、もっと詳しく知りたければ図書館で本を読むこともできます。少しでも質問者様のお役に立てたなら幸いです。
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ユダヤ人が嫌いであるとの感情は、しごく当然の感情であり、ユダヤ人が好きだとか、悲惨な民族であるとか考える人は、既にユダヤ人(イスラエル人)に支配されているか、反抗した態度に出れない状況におかれた人達です。



ユダヤ人が、世界的に嫌われるのは、キリスト教的考え方から来た物ではなく、ユダヤ人本来が持っている性格の悪さによります。
ユダヤ人においては、彼らには他民族との協調とか協力という言葉や感情が全く欠落しており、どこにおいても、どんな状況においても、非常に身勝手な行動をとります。
ユダヤ人と話をすると、確実に怒りを感じます。
ユダヤ人は、相手を怒らせる事に関しては、天才的才能を発揮します。
その性格の悪さから、歴史的にも嫌われてきたのです。

ユダヤ人が他民族に嫌われるために、選民思想が発達したのであり、選民思想が先にあったのではありません。
また、キリスト教が発生する以前から、ユダヤ人は嫌われていました。
新バビロニア王国によるバビロン捕囚などは、その典型です。

なぜ世界中でユダヤ人が嫌われるのかは、質問者の方が、ユダヤ人とかかわりを持てば、必ず理解できるはずです。

また、民族の滅亡に関して勘違いしている人がいます。
ある民族が滅亡する場合、虐殺や弾圧により滅亡する事は、ごくまれであり、ほとんどが平和的な関係から、両民族が融和し、少数民族が多数派民族に混じってしまうために起こります。
それは、中国をみてみると分かると思います。
中国を支配した非漢民族の王朝は、しだいに中国化して、最後は中国の漢民族に飲み込まれてしまいます。
その最大の原因は、混血にあります。
両民族が融和の関係にあるほど、両民族が混血し混じりあい少数民族が消滅してゆくのです。
ユダヤ人が、民族集団を失いながらも長期間民族性を維持しつづけたのも、他民族との協調を拒否してきた証拠です。
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「私は普通の日本人です。

ユダヤ人に対して偏見など持っていません」
などと言うより、よっぽど健全だと思いますよ。
「偏見=理由のない誤解」は持っていて当たり前じゃないでしょうか。
人間誰しも、よく知らないことについては誤解するものだと思います。
だから、まずはユダヤ人をよく知ることで、偏見をなくすことができ、克服できるんじゃないでしょうか。民族としてのユダヤ人については、
詳しい本がたくさん書かれています。できれば顔の見える個人として
のユダヤ人についても深く知りたいものですが、これは難しいですね。
ただひとつ言えることは、
世界には「優秀な民族」と「優秀でない民族」がいるわけではなく、
どの民族もみな、尊敬しあうべきだということです。
もし、あるユダヤ人がその「選民思想」によって、ユダヤ人以外の他
の民族を見下すようなことがあれば、それはユダヤ人全体がだめなの
ではなく、その人個人の考え方がだめなのです。
日本人は昔、おごり高ぶった考えに惑わされて愚かな戦争をしました
が、日本民族全体が全て愚かだったわけではもちろんありません。
同じことです。
選民思想がなければ、ユダヤ人は滅びていたでしょう。
今では間違った考えですし、危険ですらありますが、
一概に批判することはできないと思います。
ある民族が他の民族に滅ぼされる、ということがあっても構わない、
というなら話は別ですが。
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ユダヤ人が嫌われる決定的な理由はユダヤ教の選民思想にあります。

自分達は選ばれた民であるという部分です。私はユダヤ人を優秀だと思いますが、選民思想はどうにかしないとだめです。
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ユダヤ人に対する偏見の根源は、キリストを殺害した民族であるという点にもあります。

よって、南米諸国にはカトリックが多いこと、アフリカでも北部のエチオピア等を中心にキリスト教徒がいることから、これらの地域で反ユダヤ主義が存在しても妙ではなく、事例が見つかれば、私なら「やっぱりか」と思うでしょう。イスラム教徒は逆に、ユダヤ人への偏見は少ないようです。イスラム教は本質的に商人をターゲットにした宗教としてスタートしており、ユダヤ人が得意とする金融業や金貸しにたいする否定的イメージを持っていないということが、キリスト教と大きく違うのだと思います。

東アジアの場合は、事情がさらに複雑です。東アジアのキリスト教国は、フィリピンと韓国です。フィリピンや韓国に反ユダヤ主義があるかは知りませんが、あっても不思議ではありません。

日本の特異性は、キリスト教国でもなく、本物のユダヤ人に会ったことのある人間は極めて少数派であるにもかかわらず、反ユダヤ主義が存在することです。日本の場合、ユダヤ人=白人という短絡的な枠組みの中で白人文明に対する東洋系文明の優位性を主張すること、自分の気に入らない人物はぜ~んぶユダヤ人にしてしまうという陰謀論が多いこが特徴です。ユダヤ陰謀論の人たちがユダヤ人だとして批判している人物をリストアップすると、田中角栄、宇野宗佑、池田大作、堤清二、フランシスコ・ザビエル(キリスト教徒に決まってるだろ!)、坂本竜馬、皇后陛下(この人もキリスト教徒!)など、きりがありません。

ところで、作家の山本弘は、日本でユダヤ陰謀説の先駆けとなったのは、ノストラダムス本で大ヒットした五島勉であり、五島勉がノストラダムス本を書かなければ、「ユダヤ系西洋文明が引き起こす破滅 → 日本から現われる仏教的救世主」という思想が日本に広く定着することはなかったはずで、この思想を受容したオウム真理教も台頭せず、地下鉄サリン事件は発生しなかっただろうと述べています。非常に鋭い指摘ですが、文芸春秋社の名物である「日本の論点」1999年版に、五島と山本の論戦が載っているにいたっては、滑稽としか言いようがありません。
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