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以前の詰め物が取れて歯科医院に行きました。検索で数十件類似質問は捜しましたが、細かい点で参考になる回答がなかったため質問します。尚、同じ歯科治療の内容に関して、技術的なことより感覚的なこともご意見を募りたいので別にライフカテゴリなどに質問を出す可能性があります、微妙に意図が違うためですのでご了承ください。

30代中盤の既婚女性です、出産の予定はありません。歯に関して気になっているのは、
・前歯が一本だけ下の歯よりも内側に向かって生えてしまって邪魔でかみづらく、見た目も悪い、かみ合わせた時に下の歯にひっかかる感覚に不快感がある。これから矯正をしようかどうか考え中です。今回の治療部分には直接関係ありませんが、矯正の可能性がある場合、ほかの歯の治療する時に留意しておいたほうがいいことはありますか?

・金とセラミックが体には良いと前に何人かの知人や歯科医などに聞いて、奥歯は金、それ以外はハイブリッドセラミックに切り替えていましたが(一部はまだ古い、保険適用金属部分あり)、情報も日進月歩、流行もあるかと思うので、今の評判や定説を伺いたいです。どちらがどのくらい、どのように優れている、という点がわかりますと有難いです。

・担当の歯科医は、見た目重視ならセラミック、総合点では金をお勧めしたいとのことです。自分では見た目も悪いよりはいいほうがとは思います。よく「お金のある人はセラミックを入れる」なんて聞きまして。私の行ってるところではハイブリッドセラミックで5万前後、金がちょっとだけ安いぐらいで、5年間何かあった場合は無料か安い料金で直してくれるとのこと。そうなると、金は長く何もしなくていい可能性は高いかもしれないけど、セラミックがあまりにも欠けやすいとか欠点が顕著でない限り、少し手をかけて直せばいいぐらいのことならメリットが大きいのかな?という考えが浮かびました。

・しばらく、かなり高齢や年上の方ばかりで、逆に同世代の友達がいない環境におりまして、治療や身だしなみ?のようなものも長いスパンで見ると流行というか、移り変わりってあるような気もするので、現在主流である線とか、こういう状況の人はこういう治療を選ぶ傾向にある、なんてことも教えて頂けましたらうれしいです。

・矯正は、1.不ぞろいと違和感を無くしたら噛む力もすっきり入って体にいいような気がする 2.美観の向上。というのが私の中での優先順位で、もともとは1が7割ぐらいでした。2に関しては、医療系ではない本を読んでいると、「ある程度の年になってからこそ、歯(歯並びも含む)に投資しないと」とか、ニュアンス的にやや「見かけというだけでなく、たしなみ?としても今はそれぐらい心がけるべき」という感じで書かれているものに何冊も出会ったので、世の中の流れがそうなのかな?と気になりだしたところが大きく、金かセラミックかで前より悩んでしまっているのもそうです。多数派が知りたいというのも変かもしれませんが、多数派にはそれなりの理もあるかな、と気になります。

長くなりましたが、いづれかの点ひとつだけでも、お答えを頂けたら有難いです。なお、質問の性格上、回答していただける方が歯科医師の方なのか、それ以外の方なのかを明記して頂けると幸いです。もちろんどちらの立場の方の意見も参考になると思っておりますので、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

○金かセラミックか~冠や詰め物の材料に関して。


歯科の補綴物(冠や詰め物)の材料には大雑把に分けると次の様な物
が有ります。簡単にそれぞれの特徴を書いておきます。

・自費材料
『セラミック』
歯と同じような色をした材料です。いわゆる「陶器」で美しく、大変硬く化学的にも安定して変質やアレルギーの心配も少ない物です。
しかし硬すぎて噛み合う歯を擦り減らしてしまったり、脆くて欠けやすい欠点が有ります。又、破損した場合の修理は大変困難で、多くは作り直しになります。
単体で使うオールセラミックや金属のベースの上に焼き付けるメタルボンド等が有ります。
『ハイブリットセラミックス』
ハイブリットレジンとも言います。セラミックとは言いますが、非常に硬いプラスチック系の材料の事です。
セラミック(陶器の材料)と比べればいくらか粘り気もあり、また硬すぎることも無い材料です。歯の質感を表すのに大変優れますが、微妙な色表現はセラミックに一歩譲ります。
部分的な破損の修理は比較的簡単に可能です。
『金』
歯科で使う金は純金ではありません。金を50~80パーセントほど含みその他に白金や銀などの金属を混ぜて合金にしています。
適度な硬さや粘り強さ等、機械的性質は大変優れています。
薄い状態でも使え必要以上に歯を削る必要がありません。(セラミック系の材料は大きく深く削る必要が有ります。)
加齢による自然な歯の磨り減りにも上手く対応できる場合が多いです。
欠点は歯と全く違った色で有る点です。何十年も前ですとステータスシンボルとして金歯を入れる、等と言う風習もあった様ですが、昨今ではほとんど聞かなくなりました。
又、金主体の金属でも稀に金属アレルギーを起こす事が有るようです。

・保険材料
『硬質レジン/コンポジットレジン』
保険で使う白い材料です。硬いプラスチックですが自費の白い材料に比べれば強度や寿命に劣っています。

『金属』
冠や詰め物には主に「銀-パラジウム-金合金」が使われます。
自費の金属と比べ極端に性質が劣る物ではありませんが、色は銀色長期的には変色して黒っぽくなる事もあります。アレルギーの危険も自費の物より多い場合もあるようです。
土台などには銀を主体とした『銀合金』も使われます。

・どちらがどの様に優れるか
材料としては色を除けば金属が大変優れています。しかし、見栄えの点からはやはり白い物を選ぶ必要も有ります。
治療する部位によってそのどちらを優先するかは患者さん自身の判断によるところが大きいと思います。
個人的には見えない部分は金属で良いと思いますが…

それぞれの材料に利点欠点は有りますが、最終的には長所をどのように生かし、また、欠点を補った使い方ができるかで結果が違って来ます。
たまり、使い方次第、と言う事です。
せっかく良い材料を使っても歯科医師の治療や補綴物を作り歯科技工士の技量がいい加減な物でしたら使い勝手の悪い寿命の短い物になってしまうでしょう。
材料の寿命は長くても、壊れたり土台の歯が虫歯になってしまったのでは意味がありません。
逆に保険の治療でも良心的で技量の高い歯科医師や歯科技工士の手によれば十分に(逆の場合の自費治療よりもはるかに)良い結果が得られます。
良い歯科医院でしたら材料に関する悩みに的確なアドバイスをもらえると思います。
材料を悩む以上に歯科医院の選択を悩む事の方が大切な場合も有ります(が、これをクリアする事はものすごく難しい事ですが…)

主に材料の事だけにお答えしました。
質問のご意向とは少し違ってしまったかもしれませんが、よろしければ参考にして下さい。
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この回答へのお礼

とても丁寧にご回答いただいて、有難いです。
お礼が大変遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
材質の違いも、一通りは調べたつもりでしたが、わかりやすかったので参考になりました。また、やっぱり歯科医師さんの腕、技工士さんの腕って、本当に影響が大きいんですね・・・。なるほど。何回か歯医者さんを変えているのですが、最悪!という先生はわかりましたが、それ以外がなんともよくわからないので悩む点ですね。結局、今回は金にしてみました。下の奥歯なので口をあけると見えますが。欠点もあれど、まだまだ主流の素材のようですし。安心できました。有難うございました。

お礼日時:2008/05/02 12:47

一患者として私が歯医者さんから聞いたお話をしますと、


セラミックと金を比較すると見た目だけでなく、硬さにも差があるそうです。セラミックは硬いので、アゴが弱い方は金の方が良いと言われました。結果私は金歯にしました。入れる場所にもよりますが参考までに!
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この回答へのお礼

回答、どうもありがとうございます!
どうもそのようですね。昨夜夫にも相談してみたら、歯医者さんの話や彼個人的にも、似たような意見だとのことで、私もそちらがいいかなぁという気になってきました。
本当に若い方(いわゆる現役世代)が周りにいなくて聞く機会がないので、ご意見とても参考になりました。

お礼日時:2008/03/13 18:29

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