あなたにとってのゴールデンタイムはいつですか?

むし歯が多く、1年以上通って4本の歯が終わりました。
まだあと数本治療が必要で、神経を取って白い歯を入れることになると思います。
自由診療でどんなに大きな虫歯でも1日で治療が終わるとかいう歯医者さんがありますが、このような歯医者さんって本当に1日で治療が終わるのでしょうか?
家族にどうせ今後もセラミックを入れることになれば、普通の歯医者でも保険適用外になり、そこまで金額の差は出ないので短期治療の歯医者で終わらせてしまいたいと話したところ、根幹治療が1日で終わるわけがない。長く通わせるにはそれなりの理由がある。と言っております。
大きな虫歯を1日で治療するのはやはり無理があることなのでしょうか?

A 回答 (2件)

>大きな虫歯を1日で治療するのは


 やはり無理があることなのでしょうか?

不可能ではありませんが、ものすごく無理をしています。


普通に印象(型どり)して、石膏の硬化と模型作りだけで1時間。
金属冠だとそこからワックスアップ(蝋で型を作る)して
埋没材で鋳型を作って炉に入れて焼成して鋳造に早くて1時間。
そこから表面処理して研磨します。白いセラミック等もほぼ同じ。
超特急でやっても2時間はかかります。
前歯などの白い前装冠は、金属のベースを作ってから白い部分を
盛り付けて行くので、さらに手間がかかります。
 注 普通は誤差が大きくなるので係留など時間をかけます。
   なのでこの数倍は時間と手間がかかります。
CAD/CAMだと光学印象を使えば模型にしませんから1時間弱ですが
性能的にジルコニアやセラミックにはかなり劣ります。
 注 保険では光学印象は使えません
つまり、補綴だけでも1日でできても、かなり無理があります。

もし根管処置(神経を取る抜髄や神経がいない感染根管処置)が
必要であればさらにかかります。
理論上は抜髄の場合感染していないので即抜即充が可能ですが
抜髄の痛みに加圧の痛みが加わるのでそれなりに痛むことが多く
上顎大臼歯だとこれだけで1本1時間かかることもあります。
根管の無菌化が難しい感染根管処置は非常に危険です。

また、歯周病がある場合には除石するだけで出血するうえ
歯肉のむくみで仮性ポケットの大きさが変化することで
マージンライン(歯と歯茎の境目)が不明瞭となるので
普通の歯科の常識では歯周病治療を優先します。



>本当に1日で治療が終わるのでしょうか?

時々、そのように宣伝する歯科医院があります。
名前は伏せますが「歯医者のぼくが怖くて歯医者に行けない理由」
の著者である歯科医もそのように述べています。
著作を読むと「日本歯科医師会は抜歯を推奨している」(ウソです)
「数十年の診療で1万本以上の歯を抜かずに済ませた」
(あなたは一日何本抜くつもりだったの)などなど
まぁ自己顕示が強いけど実績があって患者様が納得するなら
どうぞという内容でした。
ちなみにこのA歯科では1日に患者2人限定の会員制。
全額自費で時間厳守(遅刻すると以後は診てもらえない)など
それなりの覚悟が必要です。
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根管治療は歯内を無菌にすることが目的ですので、1日でそれが可能かということですよね。


その辺りは1日治療を謳う歯科医院でしっかりとカウンセリングを受けて、納得がいくのなら通われたらいかがでしょうか。

個人的には感染根管を1日でどうするのかなと思います。
膿とか炎症とか、あらゆる菌類をスパッと永続的に無菌化する方法があるのかなと。
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