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こんばんは。最近ピアノの重量奏法という弾き方に興味を持ち始めました。
まずは腕を楽に保ち、指でそれを支えるようにして弾くという練習をしていて(指が弱いためか難しいですね)、今までのように鍵盤を叩くような意識は無くなりつつあるのですが、鍵盤が底まで到達した後はどのようにするのが良いのですか?

今までは鍵盤が底まで達した後は、鍵盤が戻らない程度に力を抜くような意識で弾いていたのですが、重量奏法もそこは同じでしょうか?

何かアドバイス下さい~

A 回答 (10件)

tattom55です。



>鍵盤が底に到達するちょっと手前でハンマーが動き始めるので、
 それ以降は重みをかけても意味がないということですね。

これ、違いますよ~。鍵盤を降ろし始めるとハンマーは上がり始め、「コクン」で解放されるんです。だから「コクン」が来たあとはもうハンマーは言うことを聞きません。

「圧力をかける」という日本語がグイッと力を入れているニュアンスなので良くないんじゃないかなあ。強いタッチの時には腕や手の重さを利用して鍵盤を降ろすスピードを速くするだけです。

力の抜き方の練習ですが、オレが子供たちに説明していることを紹介しますね。子供にちょっと高い椅子の上からぴょんと飛び降りてもらいます。そして着地した時に膝を曲げて衝撃を吸収していることを確かめてもらいます。膝を突っ張って飛び降りると脚を折っちゃうよって。それからピアノの前に座って音を出してもらうんですが、この時はまりつきを喩えに使います。まりが叩き付けられて地面(床)に一瞬だけ付いて跳ね上がってくるのは子供でも理解できます。まりつきを続ける時には跳ね返ってきたまりを手で包むようにして一旦上に動かして手に当たる衝撃を吸収し、さらに次に下へ叩き付ける距離を獲得しますよね。それと同じように鍵盤が底にぶち当たって下から突き上げてくる衝撃を指は鍵盤に残したまま手首と指の関節のバネを使うことによって吸収し、なおかつ次の重さを落とすための高さを獲得するワケです。このバネの柔軟性を鍛えるためには積極的に打鍵の前後に手首を使います(もちろん1音ずつゆっくりですよ)。手首のほうが指よりも早く柔軟性を実感できるのです。時には弾いている子供の手首の下に手をそっと添えて打鍵前後に力が抜けていることを実感させます。鍵盤を押さえているのに手は「おばけの手」をしているかな?
って。

もう一つ書き忘れたことがありました。重さを使って打鍵するためには椅子の高さにきちんとこだわる必要があります。このことに無頓着な先生が多いのも困りものです。肘が鍵盤より下にあると上半身の重さを鍵盤に伝えられません。オレは腕が肩からだらんと下がった状態で手を鍵盤に乗せた時に、肘の下部が黒鍵の高さに来るように椅子を調整します。日本人は上背がないのでこのことはとても大事です。

それと、小さい子が足をブラブラさせているのもダメです。足台がなくても小さい椅子や箱で代用して足をしっかり置いて体重が前に傾くように座らせます。大人の場合もお尻を椅子の前の方に引っ掛けるくらいにして前へ傾く体重を足でしっかり支えます。ペダルを踏む時にはペダルを踏む足のかかとと左足で支えます。これだけのことが出来ないと体重を使ったフォルテは出せません。

legatissimo で弾きたい時に鍵盤を押さえつけていることは自分にもあるような気がしますが、それ以外に「押し付ける」ということはないと思います。無駄な力や運動をできるだけ使わず、重さやそれを振り降ろすための高さとバネを利用する、というのが、怪物化してきた現代のピアノを御す方法として”今のところ”最良の方法だと思いますがいかがでしょう?

自分では普通にやってしまっていることを言葉にする難しさを改めて感じています。疑問、質問、反論は大歓迎です。少なくともタッチを見直してみようかなって思っていただけるだけでも質問を投げかけてくださったdouzeさんに感謝です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます~

>「コクン」で解放されるんです。だから「コクン」が来たあとはもうハンマーは言うことを聞きません。

家にあるのはアップライトなのですが、コクンという感じがあまり分かりませんでした。。グランドの場合とちょっと違うのかもですね。

椅子の高さは、ちょうど肘から手首のラインが平行になるくらいの高さです。もう少し高くしたりして、いろいろ試してみますね。

ほんと私がこんな質問をしてしまったわけですが、多くの方がいっしょに考えて下さって本当に嬉しいです!ありがとうございました~。

お礼日時:2008/04/11 23:38

tattom55さんの説明、とてもわかりやすいと思います。


私が今、習っているのもこの奏法です。
私も、何度も文章を読んでみて、「弾き方じゃなくて、文章の表現が違うだけかな?」と思いました。
言葉を変えて言うと、「鍵盤を押して、底に到達して、それからさらに力や重さをかけて押し込む。」というのは、やっぱり違うと思います。
演奏の仕方を言葉で説明するのは、難しいですね。
tattom55さんも同じことをおっしゃっていますが、1つの弾き方を身につけるのが正しいのではなくて、いろんな弾き方を適切に使い分けることができるのが良い弾き方だと思います。
素敵な演奏ができるように、頑張ってくださいね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます~

そうですよね、文章で説明するのは大変ですよね。
私がこんな質問をしてしまったので・・・

>素敵な演奏ができるように、頑張ってくださいね。

ありがとうございます~

お礼日時:2008/04/11 23:24

tattom55です。

2つほど言い忘れたことがあったので。

重量(=重力=近代=弛緩)奏法はあくまでもピアノという楽器が鉄骨のフレームと太い弦を身につけて強靭になってから考えられた奏法です。前身楽器であるクラヴィノーヴァやフォルテピアノ、チェンバロ、オルガンなどに触る機会があった時には絶対にしてはいけないタッチなのです。楽器を傷めてしまうこともあるので注意してください。

「いけないタッチ」と言われているものも捨てないで引き出しにとっておいてください。表現したいものによっては効果を上げる手段にもなるので。色々なタッチを持っているのはいいことです。手首を下げ、指を上げながら弾く時もないわけじゃあないんです。良くないタッチを知っているからこそ良いタッチを伝えていけるのだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>「いけないタッチ」と言われているものも捨てないで引き出しにとっておいてください。

ありがとうございます。いろんな経験を大切にしたいと思います。

お礼日時:2008/04/11 00:28

さて、1の雑音です。

これが日本では一番問題ですよね。テレビドラマなどでもピアノを知らない俳優たちがああやって弾く姿を見せてしまうので困ったものです。この雑音を消す方法はただ一つ。「鍵盤に指を乗せて(くっつけて)から打鍵」ですよね。これが「言うは易し」なんですよ。

初めはなにしろゆっくり1音ずつ、しかありません。弾く鍵盤を選んで指を置く。この時に鍵盤の冷たさを感じ取れれば最高。次は手全体の重心がかかる場所をさぐってその指の位置(真上)に移動させる。手首を少し振り上げるようにして(指は鍵盤に乗せたまま!)「コクン」の場所を意識しながら打鍵。底を打つ直前に力を抜く「つもり」で着地。指と手首の関節のバネを使って脱力。この時抜きすぎると指が上がってきてしまうので手の重さを利用してフェルトの上に立つ。・・・といった感じでしょうかね? 指をセットする時にわざと指を大きく上げてからピタッと鍵盤に乗せるというやり方は特に初心者の指の独立のためには有用です。

オレはこれを2年間、徹底してしごかれました。あの努力を惜しまなかったことで自分を褒めてあげたいくらい。

これが身に付く(手に付く、指に付く)と音が変わってきますよ。速いパッセージでは手首を上下に動かすことは不可能だし運動の妨げになるだけですが、オレの経験では、常に基本に立ち返ることで次第に良い方向へ向かいます。

そのために必要なことは「指の関節の強靭さ」に尽きます。ふだん使うことのない指の関節の内側の筋肉を鍛えること。これによってのみ打鍵の勢いや手と腕の重さを支えて優しく立っていられる強さを獲得できます。初心者には関節1つ1つで鉛筆をはさもうとする運動をさせています。指全部を曲げてしまわずに鉛筆をはさもうとしている関節だけを曲げようとするので実際に鉛筆をはさむことはできませんがその運動が大事なのだと思っています。あとは「指立て伏せ」の軽いヤツかな。電車に乗った時にドアに寄りかかるようにして指で体重を支えるようにすること、今でもよくやっています。

質問の「和音の場合は?」を忘れるとこでした。和音も基本は同じです。2本の指で2度音程からゆっくり始めてください。使う指の真ん中に重心がくるようにセットするように気をつけて。指が広がって手首が動かなくなるあたりまででやめてくださいね。それ以上やると第1関節に力がたまり始めてしまって逆効果です。人によって手の大きさは違うし我々はヨーロッパ人のような手はもともと持っていないので限界も知りましょう。オレはオクターブの連打(「魔王」の伴奏!)などは無理してまでやらないようにしていますし、「魔王」の伴奏は極力お断りしてます!

脱線しました。和音でも支えが安定してきたら重心を傾けることも勉強し始めます。そうすると、ほら、和音の中からメロディが美しく浮き上がってくるでしょ?・・・と、まあ、こんな感じです。

長々と書きましたが解っていただけましたか? オレの早とちりの誤解のせいでNo.1さんには不快な思いをさせてしまったかもしれません。ごめんなさい。でも「底に着いてもまだ圧力」という言い方はやめましょう。誤解される方をこれ以上増やしたくない。

勢いのf(フォルテ)、支え、置く、抜く、三角おむすび、・・・これらの言葉はオレが先生から(たどりたどればリスト大先生から)いただいた「魔法の言葉」でした。(あ、「三角おむすび」っていうのは手や腕の重さを支える手の形の象徴で、実際に三角形に突っ張っているワケではないので誤解なきよう。丸く卵をつかむように、という昔のメソッドとの区別のために言われたのだと思います)

良い音、響く音、でピアノを弾く人が一人でも増えてくれることを祈っています。そして良いおと、良い響きを聞き分ける良い耳を持ってくれることを! また誤解を受けそうですが、おれはキーシンの弾き方が良いとは全く思っていません。それでは!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

話の続きですが、理想は重みを使って打鍵するのだけれど、
ハンマーが動いて音が鳴った後は、瞬時に重みを抜く感じで弾けるようにする事のようですね。言うのは簡単ですが、かなり難しいですね。。
地道に頑張って行きたいと思います!

お礼日時:2008/04/11 00:23

tattom55です。

締め切らずにいてくださって感謝です。
もう一度皆さんの回答を読み直し、村田先生のサイトにも行ってみました。
「重量奏法」という言葉を知ったのはごく最近で言葉自体から誤解を生んでいるようにも思えました。barbaroさんの「重力奏法」でピンときました。
オレが使っている「近代奏法」(オレの先生は「弛緩奏法」とも言っていました)も基本は同じなのだと納得しました。

ただ、『鍵盤が底に到達しても更に圧力をかけるくらいの重量をかけます』という文章にオレも引っかかったし皆さんにも誤解されやすいとつくづく思ってしまったので補足という形で書いてみますね。

鍵盤をゆ~っくりおろしていくとコクンと感じる場所があります。ここでハンマーは鍵盤の動きから解放されて指の言うことを聞かなくなります。これがエスケープメント・アクションと呼ばれるものでピアノをピアノたらしめているメカニズムです。つまり、ハンマーに弦を打たせる作業はこの「コクン」までの打鍵で終わってしまうしそれ以上何もできないワケですよね。(文にすると自分でもまどろっこしいんですが解りますよね?)

打鍵して音を出すために必要な運動はこの「コクン」までの間だけに行えば充分で、それ以降の押しや押さえつけは不要だし無駄だ、とオレは書いたのです。強い音を出すためにはこの1cm弱の距離をいかに速く打鍵できるかにかかっているワケです。つまり、音量は力でも重さでもなく『速さ」の問題なのです。

ここで「底をおさえつける」ことと矛盾が生じますよね。オレもそれゆえに「間違ってる」「無駄だ」と書きました。これは矛盾ではなく誤解ですのでそこを説明しなければならないのでもう少しお付き合いくださいね。

ここで「美しい音を出す」ということを考えてみます。大きく分けて2つのことが必要です。「弦に最良の振動を与えること」と「雑音を極力除くこと」。一番目の問題は打楽器の鳴らし方を想像してもらえればすぐに解ると思いますので二番目の問題に集中しますね。

ピアノを弾くことによって聞こえる雑音はだいたい3種類と考えています。(「ペダルをバシバシ踏み叩く」と「弾きながらうなる」は除いて)
1 指が鍵盤に当たる音
2 鍵盤が底板に当たる音
3 ハンマーが弦にあたる音

2と3についてはフェルトを貼ることによって避けられるようにできていますが限界もあるし厚すぎても良くないのでタッチによって対応する必要があります。過度な力を与えずに「コクン」までの数ミリ間に集中すること、しかないですよね。理想は「コクン」を過ぎたら力を抜いて静かに着地できることなんですが、これは実際には無理なことなのです。でも、このことを考えているといないとでは音が大きく違ってくると信じてるし経験もしています。このために常にリラックス(弛緩)のしかたに気をつけています。「押さえつけるのは無駄」とはこのことです。底まで行ったあと少しだけ指を戻そうとするとハンマーも戻り始めて弦との距離が開き始めますよね。この距離がマチマチだと弦の振動のしかたがマチマチになるとも言われています。なのでしっかり底の板の上に「立っている」必要があり、これが「さらに圧力をかけるくらいに」ということなのだと解釈しました。オレは「指の重さで支える」と言っていますがおそらく同じことだと思います。打弦に使った力(勢い、速さ)はもう必要ではなく、手首や腕から力を抜いてフェルトの上に優しく立っている指を想像してください。

字数が気になってきました。1の問題は次回にします。
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この回答へのお礼

tattom55さん、回答ありがとうございます。
先日は大変お忙しい中回答ありがとうございました。

>それ以降の押しや押さえつけは不要だし無駄だ、とオレは書いたのです。

鍵盤が底に到達するちょっと手前でハンマーが動き始めるので、
それ以降は重みをかけても意味がないということですね。
なので鍵盤が底まで下がった後は、必要最小限の50g(でしたっけ?)の重みだけを乗せておけば良いという事ですね。

と、ここまでは理解できたのですが、うーん。。。
圧力をかけるというのが、よく分からなくなってきました。。(涙)

私がNo1さんが紹介して下さった村田先生のサイトを見た感じでは、フォルティッシモで弾く時などは、かなりの重さが指にかかっていて、その重みをそのまま隣の指へ移して行く。

という事だと思って、これはNO1さんのおっしゃっていた「鍵盤が底に到達しても更に圧力をかけるくらいの重量をかけます」というのに該当する弾き方だと理解していましたが・・

いろいろと試してみましたが、肩の力を抜いて重みを使って打鍵すると、どうしても鍵盤底に50g以上の重みがかかってしまいます。。

お礼日時:2008/04/11 00:16

ピアニストです。



重力奏法と言うのは何も特別な奏法ではなく、簡単にいうと、音楽のアーティキュレーションに体重移動を合わせた奏法だと言うことです(例外もある)。

たとえば、「ミーファソファミレー」というレガートなフレーズがあった場合、まず「ソ」に向かってクレッシェンドしたい場合は、「ミーファソ」とどんどん体重をかけていきます。
そして、「レー」に向かってディミヌエンドしていくにつれて、体重をどんどん抜いていきます。「レー」で腕をすっと上げて終了。

それで「thepianoman」さんがおっしゃっている、圧力をぐんぐんかけていくというのはどういうことかといいますと(多分です)、上の例でいうと「ミーファソ~」の「ミ」がフォルテで始まっているような場合、感覚としては、ぐんぐん圧力をかけていきながら、「ソ」に向かって指を変えていく(重力移動させていく)ことになります。そのときに、やわらかい手首や腕の使い方、強靭な指と間接が必要となります。掌の筋肉や神経も相当発達している必要があります。こればかりは、教えてもらわないと習得できません。でも、ロマン派以降のダイナミックスレンジの広い曲を、変幻自在のスピードでレガートに弾ききるには、指だけだけではなく、体全体を使わないと表現できないものが多いです。
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この回答へのお礼

重みの移動で音をコントロールするんですね。

>こればかりは、教えてもらわないと習得できません

頭では一応理解できたんですが、かなり難しいテクニックのようですね。先生を変えてみようかなと考え始めているところです。

回答ありがとうございました~

※tattom55さんの回答を待ちたいので、もう少しの間回答を受け付けたいと思います。

お礼日時:2008/04/08 21:38

No. 1です。

追加のご質問にお答えいたします。というより他で「別れの曲」のメロディーの出し方についての解答を致しましたので、それを下にコピーします。和音のバランスに関して参考になれば幸いです。

メロディーを浮き立たすという意味では、別れの曲に限らず重力奏法が非常に有効だと思います。ある指の上に、手や腕の重量を完全に乗せることにより、他の指が自由になり、メロディーと和音の「音量の違い」を鮮明に出すことが出来ます。

メロディーは、あるところまでは指でつなげるものですが、別れの曲の場合は、ある程度ペダルの力を借りると思います。

重量奏法では手の重心を移動することにより、いかにも鍵盤の上を「指で歩く」ようにメロディーをつなげることができます。当然手首が移動します。つまり指だけでは弾きません。ハノンの指導も、手首の使い方を同時に教えます。

とか何とか書いておりますが、西洋では重力奏法(重量奏法)が当たり前なのですがね・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます~

音量のバランスを考えた上で、鍵盤にかける圧力を調節するってことですね。目から鱗です(笑)

>西洋では重力奏法(重量奏法)が当たり前なのですがね

え、そうなんですか・・私自身、今まで重量奏法という言葉を先生から聞いたこともなかったですし、圧力をかけるというのも知りませんでした。反対に鍵盤を圧してはいけないのだとずっと思ってました。

度重なる回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/06 22:09

No.1です。

補足させてください。面識は無いのですが神奈川県の村田先生がそのウェブサイトで重量奏法の紹介をしていますので勉強になると思います。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mpiano/

ご質問を確認いたしますが、一般奏法に関してではなく、「重量奏法」に関してですよね?それでしたら重量奏法の専門家に直接連絡を取ることをお薦めします。重量奏法はハイフィンガー奏法とは相反するものです。ですから「正しいとか間違い」という議論は当たりません。

ちなみに私は14年間外国で重量奏法を学び、その奏法に関して批判を受けたことは一度もありません。キーシンや内田光子さんが、一音につき50gの重量で鍵盤を押さえているとは到底思えません。中村紘子さんが日本を出た後に奏法を変えざるを得なかった経緯も勉強になるかと思います。ニューヨーク、ロングアイランドのスタインウェイ工房を訪れ、技術者の話に耳を傾けることも勉強になるかと思います。
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この回答へのお礼

thepianoman様、どうも回答ありがとうございます~

早速紹介いただいたサイトを見てみました。
テクニック早わかりスピード講座という所が大変参考になりました。

そこには「鍵盤が底に到達してからも、どんどん重みをかけて行きましょう!」とありました。
さらに「鍵盤を底まで押し下げた状態から、重さを最大限かけた間の状態で弾くのが重量奏法」とありました。

このサイトで一番参考になったのは、ステップ6の「底まで押しきっている鍵盤から次に弾く鍵盤へ指で重みを移動させる」というものです。

「ピアノを弾く人は誰でも指単体で弾きたがるが、そうではなく重みの乗せ換えで弾くと思ってください」ともありました。これは私にとって新しい感覚のものでした。指だけで弾くのではなく、重みの移動で弾いていくのですね~。そのためには、鍵盤底に到達した後も圧力をかけておく必要があるみたいですね。

あ、それとですね、和音を鳴らした時はどうすれば良いのですか?
音量にもよると思いますが、鍵盤底に到達した後も圧力を加えた状態をキープですか?

お忙しい所すみません。。

お礼日時:2008/04/05 17:53

クラシックの奏法で良いのですよね?


ジャズなどだったら、叩きつけるような攻撃的な奏法も効果的だと思いますので・・・。

いろんな弾き方の方がいます。
手の重さを使って、重力を利用して弾くのは同じですが、私は、鍵盤の底にそれ以上押しつけてはいけないと習いましたし、そう弾いています。
私も最初は、鍵盤の底に押し付けるような弾き方をしていましたが、先生を変え、奏法を変えたら、柔らかい、良い音が鳴るようになりました。
しかも、音量も上がりました。
ですから、
>鍵盤が戻らない程度に力を抜くような意識で弾いていたのですが
それで良いと思います。
フレーズによっては、鍵盤が戻ってしまうくらい力を抜いても良いでしょう。
ピアノの中を覗けばわかると思いますが、ハンマーは弦をたたいたら、すぐに弦から離れます。
ですから、長い時間圧力をかけても何の効果もないどころか、次の音へ移る動きの邪魔になります。
音色も悪くなります。
ハンマーが弦をたたくまでは、タッチの調節が必要ですが、その後は何をしても意味がありません。

ちなみに、私はピアノ教師、私の先生は現役のプロのピアニストです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます~

はい、クラシックの奏法についての質問でした。
その事を書くのを忘れてました(汗)ジャズだとまた違った弾き方があるんですね~

>鍵盤の底にそれ以上押しつけてはいけないと習いましたし、そう弾いています。

え、そうなんですか。No1さんの回答と相反するような気もしますが・・・んーん。。。ご意見を参考に、いろいろ試行錯誤してみますね。ポイント付与に悩みそうです。。

たくさんの人のご意見を参考にしたいという思いがあるので、もうしばらく回答を受け付けたいと思います。

本当にありがとうございました~ 失礼します。

お礼日時:2008/04/04 22:20

重力奏法(重量奏法)は仰るように基本的に叩くのではなく、手をストンと落とすように弾いたり、押さえつけるように弾きます。

鍵盤が底に到達しても更に圧力をかけるくらいの重量をかけます。

プロの音とアマチュアの音が違いますが、技術的に何が違うかと言いますと、指先の圧力が全然違います。

鍵盤一個を下げるために必要な重さは約50グラムです。過去にどこかで、「50グラム以上の力で弾くのはナンセンス」というコメントを聞いたことがありますが、それは全くのガセと言ってもよろしいと思います。プロのピアニストが聞いたら笑うでしょう。

私自身の過去のレッスンで「鍵盤を30cm程押し下げるくらいの圧力が要る」と習ったことがありますが、その通りだと思います。

脱力にも密接に関係しますので研究の価値は十分あると思います。
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この回答へのお礼

素早い回答ありがとうございます~

重量奏法に興味を持ち始めてからは、転ばなくなったというか、鍵盤の表面だけ弾いてるような感じは少なくなったんですね。

>指先の圧力が全然違います。
圧力ですか~。「圧力」というのはあまり意識してなかったですね(笑)
私が思っていた以上に重量を鍵盤にかける必要があるようですね。

>過去にどこかで、「50グラム以上の力で弾くのはナンセンス」というコメントを聞いたことがありますが

あ、それ私も聞いたことあります。ガセだったんですか。
危うくその考えを鵜呑みにするところでした(笑)

貴重なアドバイス本当にありがとうございました~
失礼します。

お礼日時:2008/04/04 22:02

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