
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1のお答えに補足すれば、水は非常に極性が高く、その上「水素結合」で分子同士が強固にむすばれています。
イオン性の物質などはこの極性状態に出会うと水の分極(プラスとマイナスが分子の中で片寄る)のためにイオン同士が結晶構造をとっているよりもイオン間に水の分子が入った方が居心地が良いため溶解します。
一方アルコールなどは「水素結合」に介入できるので良く溶けます。
油は水と違って電荷のかたよりが無く、またイオン性もありません、水素結合とも無縁です。そのため水同士の結びつきに介入できずに押しのけられ、自分たち自身でまとまることになります。
上に浮くのは#1のお答え通り密度が水より小さいためで、これにも水分子同士の強固な結びつきが関連しています。
この回答へのお礼
お礼日時:2008/04/19 10:08
丁寧なお答えありがとうございます。
密度が小さいというのはお風呂で冷たい水の上にお湯の
層ができるのと同じようなものなんですか?

No.5
- 回答日時:
>密度が小さいというのはお風呂で冷たい水の上にお湯の層ができるのと同じようなものなんですか?
はい、同じです。水と油の場合その差がもっと大きいので簡単に分離します。
No.4
- 回答日時:
水に溶けるということは、
(1)、イオンになって溶ける(陽イオンと陰イオンになる:例・・・塩化ナトリウム(塩))
(2)、分子のまま溶ける(構造上電荷偏りのある極性分子:例・・・炭水化物(砂糖))
油は一般に無極性、疎水性のために水に溶けずに浮き、水と比較して油の比重(単位体積当たりに重さ)が小さいため浮きます。
イメージとして水に鉄と木をいれると鉄は沈み木は浮きます。同じ大きさ(体積)の鉄と木の重さは鉄のほうが重たい。
No.3
- 回答日時:
#2のお答えの補足です。
水には極性があり、水素結合という普通の有機分子の間に働く力(分子間力)よりも大きな力が働きます。
アルコールでもエーテルでもシンナーでも皆、密度が水よりも小さいです。浮く条件というのは「密度が水よりも小さい」、「水に溶けない」の2つです。
殆どの有機分子は水よりも大きいです。成分元素はCとHが主でOとかNとかが少し含まれています。分子1つの塊で言うと水よりも質量が大きいということになります。だのに密度が小さいということは分子と分子の間の隙間が大きいということです。
水の分子の間に働く水素結合は普通の有機分子の間に働く力に比べて大きいということが反映しています。
アルコールのように水素結合をする構造を持つ分子もあります。でもその構造のあるところでしか近づくことが出来ません。頭の先っちょだけでくっついても体全体としては隙間の多い並び方しか出来ないというイメージになります。水の分子は小さいので水素結合の効果が強く出ると言うことも出来ます。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 火災 【危険物取扱者の取得者に質問です】 水溶性の水に溶ける危険物には水消化をしてはいけないのでしょうか? 1 2022/05/22 19:29
- レシピ・食事 パンケーキを軽い食感、ふわふわにするコツについて 小麦粉水ペーキングパウダーバター米油オリーブオイル 3 2022/07/17 20:38
- 化学 化学が得意な方に質問です。この問題の正解を教えて欲しいです。 【問題1】Log Kowの記述について 1 2022/09/26 23:44
- レシピ・食事 濃厚つけ麺の付けダレ作り。 5 2023/04/01 15:53
- 食べ物・食材 汚れた油の再利用方法について教えてください。 4 2022/04/15 18:14
- DIY・エクステリア 古い木工用ボンドの薄め液?はありますか 4 2023/05/15 19:24
- 国産車 ウレタンハンドルの汚れ 3 2022/10/10 22:51
- その他(自然科学) 練ると混ぜる違い 4 2023/04/24 11:07
- レシピ・食事 きのこ料理が不味すぎるのでアドバイスください 6 2022/04/26 07:13
- その他(家事・生活情報) 台所排水溝の「油」を除去するには、市販のパイプクリーナーと過炭酸ナトリウムの、どちらが効果的ですか? 3 2023/04/15 16:24
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
分画分子量とは?
-
袋のジップロックが水を漏らさ...
-
なぜハロゲンと付加するとより...
-
水蒸気の吸着試験において、水...
-
再度、双極子モーメントについ...
-
化学反応式と物質量、について...
-
なぜ分子量の大きい油が小さい...
-
J会合体とH会合体の違いについて
-
脂溶性ホルモン
-
無極性分子
-
クーロン力とファンデルワール...
-
酸化還元反応とHOMO及びLUMO
-
重縮合での数平均重合度について
-
物理化学の問題です。教科書を...
-
カイニン酸のRS表示が判別でき...
-
15℃の水素500molを 圧力一定で ...
-
気体の分子サイズについて
-
次亜塩素酸Naの還元にはチオ硫...
-
アニスアルデヒド発色について
-
有機化学についてなのですが
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
なぜ分子量の大きい油が小さい...
-
袋のジップロックが水を漏らさ...
-
J会合体とH会合体の違いについて
-
シュウ酸 2種類 表記 H2C2O4と…
-
液の比重が温度で変わるのはど...
-
コンフィギュレーションとコン...
-
クーロン力とファンデルワール...
-
なぜハロゲンと付加するとより...
-
電子レンジで油いれてチンした...
-
【化学】十酸化四リンは強い吸...
-
グルタミン酸の溶解度と疎水性...
-
一酸化炭素5.6gが完全燃焼する...
-
重量平均分子量と数平均分子量...
-
ガソリンは気化しやすいのはな...
-
分画分子量とは?
-
ハロゲン分子の結合解離エネル...
-
アルコールの沸点
-
ニトロフェノールのオルト体と...
-
高温高湿による樹脂の変形
-
分子内脱水か分子間脱水かわか...
おすすめ情報