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「地球温暖化」が騒がれています。科学者の間でも意見が割れているそうですが、そもそも温暖化の議論はどこからどのようにして起こったのでしょうか?
事の起こりを知らずして、出てきた情報を無闇に信じるのは危険だと思います。
Wikipedia以外の情報をご存知の方がいれば教えてください(出典も示していただけると助かります)。

A 回答 (5件)

1827年 フーリエ   大気の温室効果を推定


1861年 チンダル  二酸化炭素、水蒸気、メタンなどの温室効果ガスの温室効果を発見
1896年 アレニウス 二酸化炭素の増加による気温上昇を予測
1900年頃 チンダル 二酸化炭素濃度を2倍にしても赤外線吸収が変わらないことを発見
1960年 キーリング ハワイ、マウナロア観測所で二酸化炭素濃度の測定を開始
1964年 真鍋、Stricker 鉛直一次元放射平衡モデル を発表
1970年代 地球寒冷化説が主流(1945~1975年は気温が低下傾向)
1979年 真鍋    全米科学アカデミーでCO2倍増時の気温2度上昇を証言
1982年 ハンセン  「増大する大気二酸化炭素の気象への影響」をサイエンスに投稿
1985年 真鍋    大気中のCO2濃度増加が大気放射と対流圏の気温に及ぼす影響の模式図を発表 「科学」Vol.55
1988年 ハンセン  米国上院公聴会で二酸化炭素濃度の増加による温暖化を証言
1988年 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)設立
1992年 国連 環境と開発に関する国際連合会議(地球サミット) 「気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)」合意
2005年 京都議定書
2006年 スターン・レビュー
2007年 IPCC 第4次報告書
2009年 エネルギー・資源学会 懐疑派と脅威派が誌上論争
2009年 ロイ・スペンサー 米国議会で温暖化二酸化炭素原因説と温暖化の終焉を予測
2009年 クライメートゲート事件 イギリスCRUのメール流出 気温ねつ造疑惑 論文査読への圧力発覚

参考資料
スペンサー・R・ワート 温暖化の<発見>とは何か みすず書房
http://phys-mania.blogspot.com/2007/03/blog-post … 地球にやさしい物理学HP
http://takimigonamikita.blogspot.com/2010/05/co2 … たきみブログHP
http://www.jser.gr.jp/ エネルギー・資源学会 右にあるリンクで誌上討論を読むことができる
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf IPCC 4次報告概要
http://lib.jimu.yasuda-u.ac.jp/library/reposit/b … 山下明博氏論文
http://www.kinyu.co.jp/index_earth.html 「地球温暖化論」の裏話

1896年にアレニウスは炭酸ガス濃度が2倍になると気温が5~6度上昇すると主張しました。1865年に炭酸ガスが温室効果ガスであることを発見したチンダルが、1900年頃に実験で炭酸ガス濃度を2倍にしても炭酸ガスによる吸収が増えないことを明らかにし、温暖化炭酸ガス原因説を既に論破しています。
当時の炭酸ガス濃度でも既に炭酸ガスによる赤外線の吸収は飽和していて、それ以上に濃度を高めても吸収は増えず、温室効果も高まらないということです。

温暖化炭酸ガス原因説では、炭酸ガスには温室効果があり、現状よりも濃度が高くなると、炭酸ガスによる地表からの放射の吸収が増えて、地球から宇宙に出て行く放射が減少するから、温度が上昇すると説明されています。
 しかし、炭酸ガスに温室効果がある所までは合っていますが、その後の部分は間違っています。炭酸ガスは、地表からの地球放射のうち、吸収可能な波長15μmの赤外線をものすごく強く吸収します。わずか1mで9割以上、10mでは100%吸収します。
http://www.sundogpublishing.com/fig9-13.pdf 1mの空気柱の赤外線吸収率(Petty)
 現在の炭酸ガス濃度は390ppmですから、わずか百分の1の3.9ppmしかなくても、波長15μmの地球放射は1000mの高さまでで全部吸収されてしまいます。ということは、温室効果の大きさはゼロと3.9ppmの間には明らかな差がありますが、3.9ppmと産業革命前の濃度280ppmとの間、390ppmと2倍の780ppmの間に温室効果の差はありません。

実際に炭酸ガスが吸収できる15μmの波長では、地球放射と同じ大きさの大気放射が観測されていて、地表から上向きに出た地球放射はすべて炭酸ガスに吸収され、周囲の空気を暖めることなく、再放射されて大気放射として地表に戻っています。
http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/kenkyu/ke0 … 近藤純正先生のHPの図 3.5

15μmの波長では炭酸ガスに吸収されずに宇宙まで出て行っている地球放射は全くありませんから、炭酸ガスの濃度が高くなっても、炭酸ガスによる吸収は増えませんし、温室効果も増しません。炭酸ガスはすでに温室効果を100%発揮済みであり、これ以上の温室効果は発揮できません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% … 大気通過後の放射スペクトル分布 水蒸気と炭酸ガスの吸収波長の地球放射は全て吸収されてしまうため、宇宙まで出て行けない。

炭酸ガスよりもはるかに広い吸収波長域を持つ水蒸気も吸収可能な波長の赤外線を全て吸収し、同じ大きさの大気放射として地表に戻していますから、現在以上に水蒸気濃度が高くなっても、温室効果は増大しません。
平たく言うと、15μmの炭酸ガスの吸収波長と水蒸気の吸収波長域では、地表からの地球放射と大気から地表に向かう大気放射が同じ値であるため、放射冷却は全く生じません。
大気の窓領域の放射をふさいだ場合(対流圏オゾンの増加)のみ、温室効果が増大します。

炭酸ガス濃度が増すと、15μmの吸収波長域が長波長側と短波長側に広がるから、温室効果が高まるとの主張(地球温暖化懐疑論批判、地球温暖化懐疑論へのコメントVer.3)がありますが、それは水蒸気が存在しない架空の世界での話で、実際の空気には炭酸ガスの50倍近い水蒸気が含まれていて、広がるはずの波長域と吸収波長が重なっています。従って、広がるはずの波長域は水蒸気によって既に吸収されてしまっていますから、炭酸ガス濃度が増しても温室効果は高まりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% … 大気通過後の放射スペクトル分布

炭酸ガスに一度吸収された地球放射は半分が上向きに再放射され、炭酸ガス濃度が増すと、吸収と再放射を繰り返して宇宙へ出て行く距離が増すから温室効果が高まるとの主張がありますが、地表では15μmについて上向き地球放射と同じ大きさの下向き大気放射が観測されています。
従って、炭酸ガスが吸収して上向きに再放射した分は吸収と再放射を繰り返し、結局、全部下向きになって地表に戻ったことになります。15μmの地球放射と大気放射の差引はゼロで、宇宙に出て行く放射はありませんから、上記の主張は誤りであることがわかります。
熱収支図でも大気の窓領域から直接宇宙に出る放射40を除く地球放射350 のうち、半分の175を圧倒的に超える324が地表に大気放射として戻っていますから、水蒸気と炭酸ガスの両方の温室効果の場合でも、水蒸気と炭酸ガスによる地球放射の吸収後の再放射の半分が上向きで吸収と再放射を繰り返しながら宇宙に出て行くというストーリーが誤りであるのは明らかです。
350と324の差の26は大気の窓領域の放射が曇天時などに黒体としてふるまう雲に吸収されて雲を暖め、地表に戻らずに雲の上面から宇宙に向けて黒体放射した分と考えられます。
大気の窓領域関係分の40+26は水蒸気も炭酸ガスも吸収できない波長ですから、水蒸気と炭酸ガスの濃度が高くなっても数値は変化しません。
熱収支図で見ても炭酸ガス濃度の上昇や水蒸気濃度の上昇によって数値が変化する箇所はなく、温室効果が増大する余地はありません。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/01/01080 …

 成層圏のような高空の0.1気圧では、わずか1mの空気柱でみると吸収は未飽和でも、実際の成層圏下部の厚みははるかに大きく、数十m、数百mの空気柱で考えると、吸収は飽和していますから、炭酸ガス濃度が高くなっても、温室効果は高まりません。
また、地表からの15μmの地球放射は高さ10m未満で全て炭酸ガスに吸収されていて、成層圏下部まで届いている15μmの地球放射は存在しません。成層圏下部は-53度の空気に含まれる炭酸ガスが15μmの赤外線を放射する所です。
http://www.warwickhughes.com/papers/barrett_ee05 …
http://www.sundogpublishing.com/fig9-13.pdf 1mの空気柱で

人工衛星による温度と水蒸気・雲の関係の実測では正でなくて負のフィードバック効果があり、炭酸ガス濃度倍増時の温度上昇は1.5~4.5度でなくて、0.4度未満です。炭酸ガス濃度の上昇による温暖化の問題はもともと存在しないのです。
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1980年代後半、NASAの気象学者であったジェームズ・ハンセンが科学雑誌「サイエンス」に投稿した、


「増大する大気。二酸化炭素の気象への影響」と言う論文が始まりです。
最初誰も見向きもしなかったこの論文は、その後の異常気象で注目を集め、1988年、アメリカ議会で証言し、たちまち世界に発信されることになりました。

彼の論文が注目を集めたのは南極の氷が解けると言う、単なる科学的な部分ではなく、それによってもたらされる新しい社会-地球温暖化社会が、これまでの営みを全て否定するばかりか、それによって21世紀の覇者が決まるという、きわめて政治的な意味合いを持った論文だったのです。

以後世界は、省エネビジネスによって覇権を握るもの、それを取り逃がすものとに分かれることになります。
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大気中のCO2濃度が異常に増加してい、それによる異常温暖化が進んでいることが、次第に詳しく分かって来た。




(CO2増加の原因について)
アレニウスは「火山活動説」を唱えたが、受け入れられなかった。

カレンダーは産業革命頃からの化石燃料使用による「人為排出説」を唱えたが、
海中への拡散のことがあり「人為排出説」は否定された。

(以上、
和達清夫監修「海洋の事典」で、項「炭化物質」、小項「大気海洋間二酸化炭素の平衡」)



第一人者松野太郎氏は、1993年頃にも「CO2自然要因説」を主張していた。
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「大気の海」(ガブリエル・ウォーカー著、早川書房)の第3章に


温室効果の発見の以下の伝記があります。
フーリエ  何かが温室効果をおこしていないと、地球はもっと寒い気候であるはずと提唱
ティンダル 二酸化炭素・水蒸気に温室効果をおこす性質があることを発見
アレニウス 二酸化炭素濃度が半減や倍増したときの地球の温度の変化を推定
キーリング 二酸化炭素濃度増加を観測
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!
最寄の図書館に見つけたので、早速チェックしてみたいと思います。

お礼日時:2008/04/28 23:34

Wikipediaに19世紀からの歴史が書いてありますから、それが一番まとまっているように思います。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83% …

後は英語の資料になりますが

http://www.edf.org/documents/381_FactSheet_globa … に歴史が書いてあります。
ここに書かれているように、1990年に”49人のノーベル賞学者とNSAの700人のメンバーが、「人間活動による様々なガスの蓄積が地球の温暖化に大きな影響を与えるということを、学術メンバーで広く合意をした。」と決めたのが、国際社会に方向付けを与えました。
NASというのはNational Academy of Sienceの略で、学術面で非常に権威のある団体です。
これだけの人が集まってコンセンサスを得ないと、決められないぐらいですから、地球温暖化というのは、難しく分からないもんだということです。


IPCCによる振り返りは以下のホームページにあります。これも英語の資料です。

http://www.ipcc.ch/pdf/10th-anniversary/annivers …

ここではIPCCの生い立ちと自分たちの成果が書かれています。ここの結果が、今の世界のコンセンサスになっています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりWikipediaがまとまっているのですね。
他の情報源もあると思うので、もう少し探してみたいと思います。

IPCCの生い立ちにも、「なぜ気候変動の危険が騒がれたのか?」というそもそもの端緒が見つけられませんでした。

お礼日時:2008/04/28 23:33

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