プロが教えるわが家の防犯対策術!

初めて投稿させていただきます。 宜しくお願いします。
現在、生産管理システム設計のために、工業簿記の勉強を始めようとしていますが、生産に必要な原材料の調達時での仕訳方法について不明部分があり、申し訳ないのですが、ご教示下さい。

・一般的な仕訳パターンとしてWeb検索の結果でも
  材料(資産) / 買掛金(負債)
と一旦材料勘定(資産)に計上後
・実際の生産工程への投入で
 仕掛品(資産) / 材料(資産)
となっているようなんですが

教えていただきたい事ですが、例えば製造原価勘定のくくりでの材料費として、当期材料仕入高 という勘定もありますが、この当期材料仕入高という勘定は、業務的にどんな場面・タイミング及び条件で利用するものなのでしょうか?
経理実務にも詳しい訳でもなく、ご迷惑な質問かも知れませんが、宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

材料仕入高を使用するのは、三分法による売上原価計算ということだと思います。


三分法では期首製品残高と期末仕掛品残高、期中原価経費発生高(仕入、労務費等)、期末製品残高と期末仕掛品残高の3つにより売上原価を計算するので、材料購入時にはひとまず経費としての仕入高に計上することになります。その上で、未使用の材料を期末棚卸高として減算して期中の材料消費高を計算し、労務費などのその他の原価経費と一旦全部合算した上で、製品と仕掛品の期末棚卸高を減算して売上原価を算出します。

これに対して、仕掛品(最終的には製品)の製品原価を工程の進捗にあわせて直接配賦計算する方法が「一般的なパターン」として記載されているものです。この場合、売上原価も完成した製品の出荷ベースで計上することになります。

小規模な企業では三分法で、ある程度経理組織がしっかりした企業では直接配賦法で計算しているのが一般的だと思います。
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この回答へのお礼

Carry15S様

ご教示、大変ありがとうございます。
簿記の基礎も無く、また勉強もこれからで失礼な質問とは思ったんですが、三分法及び分記法について、確認してみました。

ご教示いただいた内容の理解が良くできました。
最初は勘定科目体系の説明から推測しようとしたんですが、なかなか難しいですね・・・・
今まで調べていた事が、直接配賦法・・・での仕訳パターンという事も良く理解できました。
有難うございました!!(かなり、すっきりしました。)

お礼日時:2008/05/03 22:02

一般的な説明から引用します。


材料購入時は次のように仕訳します。金額は任意の数字とします。
当月材料仕入高50000買掛金50000
次に前月在庫分を工程へ投入
当月材料仕入高3000材料3000(「材料」は資産です)
次にこの月に工程に投入しなかった材料を次のように仕訳します。
材料4000当月材料仕入高4000

そこでこの月に工程へ投入した材料を次のようにしわけします。
1)材料費49000当月材料仕入高49000(これは前月在庫の再投入3000+当月仕入高50000-当月未投入高4000の計算でだします。)
あるいはつぎのように仕訳します。
仕掛品(製造)49000当月材料仕入高49000

そしてこの月で完成品とならなかったもの仕掛品をつぎのように仕訳します。前提として仕掛材料費10000仕掛加工費を12000とします。
仕掛品22000材料費10000(当月棚卸仕掛材料費高10000)
     加工費12000(当月棚卸仕掛加工費高12000)

ご質問の部分のみでは次のような仕訳となります。
仕掛品10000材料費10000(当月棚卸仕掛材料費高10000)

上記の仕訳をそれぞれ資産科目のみで行うと、ご質問中に引用された仕訳パターンとなります。ただ、材料は資産のみの増減で捉えることはできますがこれに続く加工費(材料費を除く全ての製造原価項目または科目)は結構きついです。 
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この回答へのお礼

wildcat様

初心者レベルの質問で、申し訳ありません。
具体的な仕訳例をいただき、良く理解できました。  大変有難うございました。
材料費計上のための、当月材料仕入高の運用パターンが良く理解できました。 一旦材料費で受けてから、仕掛品への振替・・・の手順と今まで調べていた事がリンクできましたので、かなりすっきりした状況です。
現在、担当の仕事範囲という事でやってはいるんですが、意外と仕訳パターンを覚える事は今後の仕事の幅を広げることにつがるので、今後がんばって勉強してみようと思います。
今回は有難うございました!!

お礼日時:2008/05/03 22:19

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