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今朝、関口宏のニュース番組で、赤道付近の各国のインフレで食糧調達の問題で暴動が起きていると聞きました。要因は、バイオエタノール(トウモロコシ燃料化)と燃料高騰によるものだとか。

バイオエタノールをやめれば、燃料が更に高騰化し、先物取引でも、1バレル/200ドルを超えるという予想がでているそうです。
そのメカニズムが理解できないので教えて頂けないでしょうか?

暫定税率も10年間、決まってしまったわけで、一般財源化するとなると、更に税率を上げるというふざけたことを言っている人もいます。

食糧自給率も低く、燃料も中東に頼るだけで、この辺の経済性を解決[安くする]方法は考えられているのでしょうか?

A 回答 (3件)

完全に理解しようとすると、経済学の本質的な問題になってしまい、「大学へ行って勉強してください」としか言えないのですが、ざっと書くと。

。。

お金持ちは、自分のお金を貯めておかないといけません。
しかし銀行に預けてもたいした利息は付かないので、「投資ファンド」というところにお金を預けます。
(例の村上ファンドも、投資ファンドのひとつです)
こうした「投資ファンド」は、平気で年間1割とか2割の配当を出します。
では、どうしてそれだけの配当を出せるかというと、先物市場で、投機をします。
たとえば原油が上がりそうだと判断すると、大量に買い込んで、値上がりしたところで売り逃げます。
たとえば穀物が上がりそうだと判断すると、大量に買い込んで、値上がりしたところで売り逃げます。
さらには、原油や穀物を買い占めて、自分から値上がりするように仕向けます。
「マネーゲーム」といいます。

今、世界は、かつてないほど貧富の差が広がっています。
お金持ちがますますお金持ちになり、使い切れないお金が、手元に貯まり、際限なく投資ファンドに流れます。
こうしたお金が、世界で、日本の国家予算の数百倍もの金額で活発に動いているのです。

中国の石油消費量が増えたから原油が足りない、とか、バイオエタノールを作るようになって穀物が値上がりする、というようなことは、単に値上がりの「いいわけ」にすぎません。
いかに投資ファンドといえども、意味もなく値段をつり上げる訳にはいかないので、いろいろ理屈をつけて値上がりを煽ります。
「講釈」といいます。

現状は、世界の富が加速度をつけて投資ファンドに流れ込んでいますから、私も原油は1バレル200ドルまで行くと思います。
少なくとも、150ドルは確実にあるでしょう。
最後にどうなるかは経済学の問題で、長くなりますので、書ききれません。
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> バイオエタノールをやめれば、燃料が更に高騰化し、先物取引で


> も、1バレル/200ドルを超えるという予想がでているそうです。
まずアメリカのバイオエタノール政策は、アメリカの農畜産業の利益拡大の為に行った政策であり、環境問題対策が軸にはなっていません。その成果もありアメリカの農畜産業の利益は大きく拡大しました。
バイオエタノールをやめれば燃料が更に高騰というのも現在のバイオエタノール政策を維持したいための関係者の影響でしょう。言い分としてはバイオエタノール需要分が石油の取引へ移るからというのでしょうが、現在バイオエタノールを作り出すためだけに同じかそれ以上のエネルギーを石油に頼っているわけですから本末転倒もいいところです。加えて国からの補助金や優遇政策があって成り立っているのがアメリカのバイオエタノール政策です。更にトウモロコシ生産時のエネルギー分を加えれば、現在のバイオエタノール政策がいかに無駄が多くふざけた政策であるかが分かる事でしょう。
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この回答へのお礼

報道ステーションンでも同じようなことを言ってました。京都議定書に反する政策ですね。利害関係なくして、温暖化防止策はないのですかね?温暖化が加速して、弱い国々がサイクロンに遭ったりしているのに余所事にしか見えない裕福な国が憎たらしいですな。、

お礼日時:2008/05/11 18:30

その番組は見ていないので、個人的にその論理を推測すると以下の様になります。


1)米国の石油精製設備は老朽化して能力が低下しているが、メキシコ湾周辺に集中している。
2)カタリーナの襲来以降、同地域には同程度の大型ハリケーンが5年に一度は来襲すると予測されている。
3)そのハリケーンリスクにより、石油会社が同地域の製油所に改善投資を行うと、証券アナリストのマイナス評価に因り株価が下がってしまうので、設備改善は実質上出来なくなっており、能力低下に歯止めが利かない。
4)米国では依然としてガソリン需要が伸びており、供給先細りと相俟ってガソリン価格が高騰している。
5)ガソリン価格が需給問題で高騰すると、世界の原油の指標になっているNY商品取引所のWTI原油価格が、「石油といえばガソリン」と言う米国常識と投機筋の悪乗りもあって連れ高となる。

と言う形で原油が高騰する構図があります。

この4)に対応して米国で余っていたトウモロコシを利用し、政府の価格援助政策もあって、バイオエタノール製造が行なわれ、ガソリンの製造減をカバーしているので、それを辞めれば1)~5)のサイクルが加速される事になります。
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