

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
一般論としてアミド結合は極性が大きく、有機溶媒への溶解度を低下させる傾向があるように思います。
ただし、物事はそんなに単純ではなく、分子の形状や他の官能基の存在も関係すると思います。詳細な議論はアセトアミノフェンの結晶構造でも調べなければわからないかもしれませんが、アミド部分とヒドロキシ基の位置関係や分子の形状のために、アセトアミノフェンは比較的安定で極性を持つような結晶を形成しやすいのではないかと想像します。エテンザミドに関してはアミド基は存在するもののヒドロキシ基が存在しませんので、その水素原子が関与するような水素結合も形成できませんので、アセトアミノフェンよりも結晶性が低そうな感じがしないでもありません。おそらくは、CH2Cl2よりも極性の小さい溶媒には不溶なのではないかと思います。
ただ、こうした溶解度に関して、化学構造のみから正確な予測をすることは困難だと思います。仮にエテンザミドがCH2Cl2に溶けにくいといわれればそうかなあという気もしますし、まことしやかな理由もひねり出してしまいそうな気もします。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
極性基とは何でしょうか?
-
アスピリンの薄層クロマトグラ...
-
化学のことわざについて
-
エーテルは疎水性?親水性?
-
極性 -官能基-
-
シリコーンや油脂がヘキサンに...
-
直鎖状・環状エーテルと極性の関係
-
溶液が白くにごります
-
官能基の極性の大きさの順番が...
-
クロロホルムの極性について
-
アミノ酸側鎖とRf値の関係につ...
-
カフェインの溶解性について ...
-
アスピリンとアセチルサリチル...
-
薄層クロマトグラフィー
-
アルコールの溶解性でブタノー...
-
極性反転の理由
-
π-π*吸収極大波長の長波長シフト
-
発泡スチロールはなぜエタノー...
-
二硫化炭素はなぜ極性があるのか?
-
シンナー、ベンジンだと塗料も...
おすすめ情報