大相撲って 私達が子供の頃から見ている(60歳のものですが)日本のすばらしい文化です。
格闘技としても 投げの全体的な技術では世界一だというふうに パワー空手極真会館の創始者大山倍達も 語っています。
柔道でも高段者でもあった最高の天才格闘家がそう言われています。
総合格闘技では ふりに決まっているような要素はたくさんありますから 曙のような形は当然考えられますが、 その闘う魂を実際の闘いの中で表現するスポーツとしても最高のものではないでしょうか?
別な意味で曙のそれでも闘う魂は やはりまさに横綱という感動をわたしには与えています。
そうした感動を 謙虚に学ぶのが相撲を見るときの私達のあり方だと私は思っています。
そこまでの修行をしたことのないマスコミの人達の騒ぎにつられて 彼ら力士の真剣な闘いの魂への尊敬を私は失ってほしくないです。
わたしは あの横綱お二人の、あのにらみ合いの姿に 最初の形の中でのにらみ合い(仕切り前のことを言っています。)にも勝る闘いの魂を学ぶ者です。
子供の喧嘩に例える人もいます。 いろんな見方もあるのでしょう。
しかし横綱のあの闘志のこぼれた姿のすばらしい面のほうを誰も語らないのは一体何故なのでしょう?
だれか 解る方、というかそのへんの心理を分析できる方いらっしゃいますか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
turboです。
再度お邪魔しました。arayata333さんの表現で、闘志をむき出しにしたにらみ合いを「美しい」としているのを読んで、おっしゃる通り確かになるほど「美しい」と思いました。
何が美しいかと考えてみました。結論から言うと、筋骨隆々の巨躯の男達の闘志をまとい気迫を発した立ち居姿が美しいと感じさせるのでしょうか。めったに見れないいいものを見せてもらったと思ってます。
まさに古代ギリシャやローマの彫刻を彷彿とさせます。
ただギリシャ彫刻など確かに筋肉たくましい像は美しいですが冷たい石像です。何かが違う。
何かと思いましたが、闘志や気迫をまとってない。
今回の両横綱は生きた人間が闘志をまとってます。稽古を積み重ねてきた力士の、その頂点に位置する横綱でしかも絶頂期の時期の二人であり、取り組み後の湯気の出そうな上気した体に闘気をまとってにらみ合ってます。
写真撮影などで化粧廻しをしめて立ち姿を撮影する事はあるでしょうが、相手に対して気迫を発しながら筋骨の隆起した立ち姿とはまったく違います。
まさしくめったに見れないものです。
そこで仁王像(阿吽の像)を思い出しました。仏を守護する天部ですね。かなり昔に法隆寺や東大寺の阿形像、吽形像を見ましたが、その迫力に圧倒された覚えがあります。
憤怒の表情で敵をにらみつけ、筋骨隆々で、風雨に耐えながら何百年も仏を護ってきたのでしょう。西洋的な見た目の美しさだけでなく、東洋的な内面から発する闘気をまとった美しさがあります。
そういえば仁王像は別名、力士、金剛、または金剛力士と称します。その立ち居姿は仁王立ちといいます。
まさに二人は金剛力士の仁王立ちを見せてくれました。時間で言えば数秒ですが、一瞬が永遠に残る闘気を発した姿が美しかったという事でしょうか。
やはり良い物を見せてもらいました。
この回答への補足
ありがとうございます。(今回もお礼文には書ききれませんでしたのでこちらに移しました(笑))
そうですね。 そんな感じで美しく見えました(笑)。
>めったに見れない~<うんぬん、 言いえて妙ですね。
拍手なんてものじゃなくて、讃えたいような気持ちになりましたからね。
でも 仁王立ちという言葉もぴったりですが、 そのへんはやはりそちらの方が深いですね。
>東洋的な内面から発する闘気をまとった美しさがあります。
>風雨に耐えながら何百年も仏を守を護ってきたのでしょう。
詩的で気迫のこもった文体で説明されてる 阿吽の像の描写、 そしてそれが別名金剛力士の力士の 力士の立ち居姿が仁王立ちと 説明するながれ。
それがまた、次ぎの
>時間で言えば数秒ですが、一瞬が永遠に残る闘気を発した姿が美しかったと言う事でしょうか。
というあたり、そちらの文も 短文にて 私達の生物としての生死のはざまに、 永遠の香りを宿している気の世界を感じさせてくれました。
また あの偶然の横綱の 軌道からはずれてしまった火花の世界も、なるほど、ほんとうに永遠に残るような生きた瞬間の美もあったのだとあらためて思います。
もし、途中で紙数が足りなくなったらまた、コピペするなりして補足文のほうに移しますが(笑)、 ふと付け加えたくなりました。
キリンはあの高いところから赤ちゃんを産み落とすと まず蹴飛ばすのだそうです。 起き上がることをうながしてです。そして赤ちゃんが懸命にあの細い足でヤット立ち上がると今度は転がすために蹴飛ばし、転んだらまた起きろとばかりに再び蹴飛ばすのだそうです。
何も考えてはいない私達の脳とは別な脳の世界であっても、 そんなふうに私達の命の連鎖があって、その上にてその中にて私達人間も生きています。
それは生物面でしょうが、 見つめる脳を獲得したからこそ反省し進歩もしてきた人間、 心の世界のほうも、この情報化時代には進歩して欲しいです。
一回一回の命、 キリストの言われる永遠性を否定はしませんが、弱き生物ままにてわたしたちというこの生き物、まさに、動物の命暖簾さを越え、仏を護るような 人間的価値の闘いの人生でありたいものですね。
横綱も横綱とて、同じ人間、今回、欠点もそれぞれ見せてしまったのかもしれません。 しかし、闘うという魂にも私達人間ももっと謙虚であってこそ多くを学べると思います。
この闘志の面もの深く御回答くださったturbo27様には、ほんとに感謝いたします。 あらためて、何か感動しています(笑)。
この場を借りて、ご回答者の皆様にもお礼を再び言わせていただきます。
みなさん、相撲が好きだと感じましたし、 ほんとにこれからもこのすばらしい日本の文化を愛し護ってゆきましょう。
ありがとうございました。 ここで締め切らせていただきます。
No.7
- 回答日時:
>朝青龍と白鳳のにらみ合いのすばらしい面は?
おっしゃる通り、相撲は興行である前に格闘技です。
すばらしい面としては「勝負に対する執念」と「負けん気の強さ」でしょうか。
正直にらみ合うぐらいの事は昔から多々ありました。それを見て観客がおぉーと沸くと言う感じです。ウルフなんかはまだ下っ端の頃から格上の相手を「このやろう」とばかりににらみつけるので、周りから生意気だと言われてましたしね。
そのくらいの負けん気が強い者だからこそ、朝青龍も白鵬も出世して昇ってきたのでしょう。
お嬢さんが踊りを見せてる訳ではありませんから、あくまで勝負をしている格闘技として、勝負に対する執念と負けん気の強さは無くてはならないものです。それを表に出すのは決して悪い事ではありません。
>だれか 解る方、というかそのへんの心理を分析できる方いらっしゃいますか?
決まり手は「引き落とし」となってますが、ちょっとムリがありますね。
朝青龍は白鵬の押しを左にかわして相手の右腕を引いてますが、引き落としてはいないですね。どちらかと言うと決まり手は「つき手」でしょう。
スローで視線を見る限り、かわした段階では朝青龍には相手の廻しから後ろ側しか見えておらず手を付いているかどうかは分かってないですね。
となれば体制を崩した「強敵」に対し、すかさず押しに行くは当然な事です。手をついてるのが分かったのは押した時の動きを見てからでしょう。
勝負の世界では一瞬の気の緩みが逆転を招きます。あの段階では確認を取るなどという流暢な事をしてる暇は無く、体制を崩した相手にたたみかけるのは普通でしょうね。むしろかわしたくらいの事で「強敵」であるもう一人の横綱が手を付くとは微塵も考えてなかったでしょう。
という事で今回の件は普通に見て、北の湖理事長が朝青龍のほうは「勝負の流れの中の事」と言ったのは当然の事で、これはおそらく相撲経験者ならみな分かることでしょうし、また相撲経験が無くとも昔からの相撲ファンや、または他の柔道、空手、剣道、ボクシングなど格闘技経験者もみな分かることだと思います。それに異を唱える相撲も格闘技も経験していない横審の人やマスコミのほうがどうかしています(格闘技経験がなくとも相撲ファンなら分かりそうなもんですが)。
白鵬の側からすれば、二場所ぶりの優勝を狙い途中までは完璧だったのが、10日目に安馬に敗れ古傷を左足首を痛めてしまい、その後崩れてしまい11日目・13日目に敗れ優勝を逃してしまったのはかなり悔しく、ナーバスになっていたんでしょう。
白鵬からすればあの状態でダメを押されたと思ってもおかしくはありません。そこで思わず肩が出たのかもしれません。
相手にかわされた後に思わず手をついてしまったのも、左足がついてこなかったから(痛めたほう)とも見れます。となるとあっさりあそこで手をついてしまったのも左足のせいで、万全であればそうはならなかったかもしれませんね。
ただ今回の件は勝負の前ににらみつけるのとは違い、勝負が決まった後の事です。昔から土俵の下に投げ落としたほうが「どうだ、このやろう」とばかりににらみつけても、負けたほうはどんなに悔しかろうがそれでやり返す事はありません。
それは勝負の世界ですから「悔しかったら強くなれ」の世界です。負けたほうは言い訳できません。
そういう意味では、負けた後に肩をぶつけに行ってしまった白鵬のほうがみっともなかったのは確かです(先ほど悪い事ではないと書いておいて矛盾しますが ^^;)。厳重注意もやむを得ないでしょうね。
ところがどうやらマスコミは朝青龍を悪者にしたいようです。マスコミは「にらみ合い」と言いますが、朝青龍のほうはなぜにらまれてるのか分からないが相手がにらんできてるからにらみ返したという感じです。
とはいえ私も見てるほうとしては、二人の強い気持ちに拍手を送りました^^。
むしろそのような強い気持ちが表にでない日本人の力士が多くなった事が残念です。
どうも最近のマスコミを見てると「いじめ」の体質を感じますね。それがまたピントがずれてるから困ったものです。
今回も朝青龍という事で、何かと叩きたいようで駄目押ししたと騒いでますが、相撲の事は判ってないようです。
勝負の世界や格闘技という事を分からず、何か勘違いして品格をいう言葉だけを振り回してますね。
この回答への補足
今回、期待はしていましたが、 みなさん予想外の味のあるご回答をくださり、うれしい悲鳴のかぎりです。
しかし、そちらの御回答文は、期待を超えています。
>(格闘技経験がなくとも相撲ファンなら分りそうなもんですが)
私も まさにそのように感じました。 記事を読んでいくうちにその疑問がどんどん大きくなってきたのです。
でも、そのうちに自分の感覚がへんなのかな?とも思えてきました。
まさにそこが格闘技の実際の経験の浅さなのでしょう。
でも今は 頭では格闘技の動きに関しても深いと思われるほどの興味を持っています。
一瞬でも自信を失ってしまったことが恥ずかしいです。
>「引き落とし」~ムリがありますね。
から
>どちらかと言うと決まり手は「つき手」でしょう。
と書かれた部分。
感覚的には おかしいと感じていましたが、なぜか頭では疑問にまで進みませんでした。
でも、その直後のことであるわけですが、これは動きや視線よりも朝青龍の表情がその時はまだ気がついていなかったことを物語っていますから、 「引き手」[つき手」という技以前に、もしかしたら、多くのファンにもマスコミの作った色眼鏡が最初から取り付けられていたのではないか という疑問が新たに生まれてきました。 (かなり蛍光灯ですが(笑))
今回ニュースでしか 相撲番組を見れなかったこともあり、10日目に左足首を痛めたことも知りませんでした。 安馬のやぐら投げの時でしたっけ? そう言えば白鳳の 体勢がかなり左に横向きになってましたね。 まさに左足が出なかったことは確かのようですね。 また この体勢で押されたことが、「負けた上に押された」とよけいに白鳳に感じさせてしまったというふうに思えてもきました。
“朝青龍が自分が手をついていることに気がついていない身振り表情”が白鳳からは見えない体勢ですからね。
>~ナーバスになっていたんでしょう。< その心理もあったでしょう。
総合的には、負けた後にあのような態度が禁止されている、あるいはそれが言い訳がましい態度であるならば、その点では白鳳の自制心や感情コントロールの無さを横綱として問われてしまうということなのでしょう。
それならば、>厳重注意もやむお得ない<という点も 同じ意見となります。
でも、今でもそうなのですが、 白鳳の顔とかが見えていないのでなんともいえないのかもしれませんが、 すくなくとも身振り表情からすれば、白鳳にしても わたしには美しく見えてしまいます。
思い出せば 感動の印象しか想い出せません。
まだ 心の面では修行中の若い甘さが出たという面がほんとうにあったのだとしても、 私は 遠いモンゴルからやってこられて、激しい稽古を乗り越え、無心に闘ってこれれたこの二人の力士に、もし私が茶道を知っていたらお茶をたててあげたいような感動させていただいたのです。(へんな言い方ですけど^^。 そんな感じです。)
朝青龍にたいするマスコミの態度は、やはり>「いじめ」の体質<を感じられますか。
品格 それは人間にとって大事だと思います。 でもそれがピントがはずれていたらそれこそ変ですよね。 言葉だけが 振り回されてるのでしょうね。 魂の品格を忘れています。
マスコミこそ世の中を変えるというふうに、私達の世代は期待していたところがあります。 子供の頃からです。 マスコミにはその誇りを取り戻して欲しいです。
たしかに戦争は、醜い世界です。 品格と逆さまの世界です。 でも武道って、そんな中にも平和時にても通じる価値を見つけて生まれたわけですよね。 単純な真実だと思います。
この問題は、 turbo27様のようなしっかりした分析とともに、もっとしっかり議論されるべき問題だと あらためて思いました。
ありがとうございました。 お礼ですが、こちらの書かせていただきました。
もちろん、 再回答ご自由です。 何かこの問題について書きたいことあればまだ締め切りませんのでいつでも 書いてください。
ほんとに ありがとうございました。 お茶を差し上げたいです^^/。
よろしくお願いします。
No.6
- 回答日時:
arayata333さんの考えに賛同します。
そもそも品格品格とうるさ過ぎます。
力士にとって最も尊ぶべきものは力と闘志。力士ってチカラビトなんです。
朝青龍がいかに素行が悪いといわれても、土俵の上ではきちんと仕切りするし、四股も力強く、横綱の地位にふさわしいものだと思います。
横綱審議委員会というものがあるようですが、いったい横綱の何を審議するというのでしょう。漫画家やただのばあちゃんに力士の何が分かるというのか。私たち一ファンの見ているものと何も変わらない。
私はこう考えます。
横審や一部マスコミに、「力士=チカラビト」の原則を解さない、相撲と歌舞伎や能を混同している人が多いのではないか。その人たちが、所謂「自分だけの王道」を押し付けようとしている、若しくは「自分だけの王道」から外れたものを除こうとしているのではないか。
そういった力が今の偏った報道に繋がっているのではないかと思います。
相撲関係者・マスコミの皆さんに、
モーニングコミックス「ああ播磨灘」さだやす圭:著(全26巻)
を読んでもらい、相撲の原点に立ち返って頂くことを切に望みます。
長々と書いておきながら回答になっていないかもしれません、すみません。
shin_oka25様、 共感いただきありがとうございます。
「闘いの魂」を観るときの謙虚さ、学ぶ姿勢自体は間違いではない と改めて確認させられました。
チカラビトというと、まさにモンゴルから日本に渡ってきたという広大な歴史空間の中の相撲を連想しますね。 詳しいそ歴史は知りませんが、 もとがモンゴルから伝わったものであるならば、今の2横綱は、相撲が故郷の魂を取り戻したという感もします。
かなり長い間(二十年近く)劇画の世界から遠ざかっているのですが、「ああ播磨灘」のタイトル名は聞いてたので、すこしは見たのかもしれません。
検索してみましたら、ウィディペキアですか?そのネット辞書(ネットに関してはともかく音痴です(笑))にて、 荒筋とか登場人物の解説とか出てました。
精力善用の 精力というのはもともとまずは荒っぽくてもいいから元気なたくましい若さが大事だという事を言っているはずなのですが、 そのへんを漫画らしい“人情の機微”とともに語っているようだという感覚をうけます。
もしかしたら 相撲はやったことないですが、 登場人物なら「松島」という力士と私とは似てるかもしれませんね。
なにしろ私は柔道はともかくやっていたもので、 相撲愛好家と相撲をとっても負けなかったのに、 すかし技が私に通用すると解ってしまってからは、わたしはいきなり勝てなくなりました。 まあ その時の悔しかったことといったら、漫画いじょうかもしれません(笑)。 ほんとに悔し涙がでそうでしたから。
わたしも「松島」がそうであろうように、 謙虚な二枚目ですしね(ここでは何とでも言えるので言わせてやってください(笑))。
ともかく、私が 言外に言いたかったことうまく表現できなかったその「精力」のあたりを、そのさだやす圭さんは語ってくれてるようですね。
>回答になっていないかもしれません<
とんでもないです。 なんともうれしいご回答です。
shin_okaさんの人情の熱さを想像させられます。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
私はテレビの前で白鳳に拍手をしましたね。
明らかに朝青龍のやったことは挑発です。あそこで引き下がるような心の弱い横綱は応援できません。横審の言い分は正しかったと思いますが白鳳も間違ってはいなかったと思います。
この回答への補足
ありがとうございます。
No4までとは 別のご意見ですね。
横審と同じく、自然な流れとしての朝青龍の動きと見つつ、
かつ明らかに挑発でもあったというわけですね。
挑発しようとしての挑発ではないかもしれないが、“やったことは明らかにあれは挑発だった”という感じでしょうか?
だとしたら、大体 私も感覚は同じなのですが、 格闘技の経験者でいられますね。 おそらく経験者だと だいたい同じようにそんな感じで見えると思います。
白鳳には気迫を感じていましたが、 その気迫があの場に現れたと言う感じでしか見えない自分が何かおかしいのかな と思えていたのです。
見え方自体は むしろこれが正常ですよね(笑)。
なるほど、白鳳に拍手をしましたか。 これこそ よく解ります(笑)。
ありがとうございました。
あぶなく自信を失いかけていました(笑)。
いや、いろいろな見方はあっていいのでしょうけど、 このような見解をマスコミとかで見てなかったもので、 質問してしまいました。
やはり、マスコミって、このへん何か変ですよね?
気骨のあるご回答ありがとうございます。
ところで 私は虚弱体質だったもので 学生時代身体をきたえるためだけが目的で柔道をやったことがあるだけの格闘技体験者にすぎませんが、
その頃は心身未熟な青二才、 武道など考えたこともありませんでした。
やめることとなった理由も馬鹿馬鹿しいものでしかない、そんな体験の者です。
その辺の事は 今では全く考えも違いますし、それはそれでよくあるお話なのですが、
そのおかげで いくつかの職場とかで、相撲遊びをやったことがあります。
本格的は相撲をやることが好きな人とも互角に戦えたことは そんななまくら柔道でも6年間は一生懸命やったからということでしょう。
しかしその時、 何人かの相撲愛好者が柔道では体験したことのないすかし技を使うことと、 それには私が軽く引っかかってしまうと言うことも知りました。
その後、 この「すかし技」こそ、相撲の完成度の高さと関係しているのではという考えが私の中に生まれています。
柔道のほうが、細かく言えば投げ技に関しても多いはずと思います。 でも大山倍達は、相撲こそ世界一の完成度をもった投げ技格闘技だと言っています。
わたしは、今では この「すかし技」こそ、 ぶつかり合う激しさから生まれた技であり、日本の武道の世界と関わると思ってもいます。
狭い丸い土俵も 押し出しもうっちゃりも、全部この激しさを表現する世界 真剣勝負でありつつ、闘う心をマン・ウォッチングできるそういう私達のテレビ文化と思っています。 テレビだけの文化ではないですが(笑)。
格闘技からの客観的な感覚からは、 それでも 総合格闘技とかには相撲はふりです。 がぶりよりは 相撲の流れの中では迫力がありますが、 足さばきとしては フットワークやすり足と較べて遅すぎますよね。
大山倍達の語られた「相撲の格闘技としての完成度」の世界とは、やはり闘うときの 心の世界と 捉えていいのでしょうか?
心というより 心技体ということでしょうが、 ともかく見ていて感動する そして なによりそのはげしさにこそ感動する格闘技と感じます。
言いたいことがうまく書けていませんが、 つい、お礼の前に こちらの追加文となってしまいました。
ありがとうございました。 つい熱くなってしまいましたが、 わたしはしろうとのすかし技にも勝てなかったものです。 技法が詳しくわかってるわけではないので、 つい もっと明確に解りたいという気持ちとなってしまっただけです。
大山倍達の言葉についてです。
もし 何かまた書きたくなりましたらでいいですので、 またその辺何か解るようでしたら ご教示ください。
ほんとにありがとうございました。 すきっとしました(笑)。
No.4
- 回答日時:
こんばんは
基本的に取り組み後は早急に仕切り線の後ろに下がらなければいけない。と言うような
決まりがあるようですので
両者ともそれを守れなかったので
厳重注意があっても不思議はないです
ありがとうございました。
博学ですね。
私は子供のころから テレビでお茶の間観戦してるだけですので、 格闘技はやったことがあるため、 それで多少他の方々と見方が違うかもしれませんが、 相撲のそのへんのルールは知りませんでした。
こんな質問していて恥ずかしいですね(笑)。
だとすれば、 えっ横綱なのに 私よりも知らないなんて(笑)と思ってしまいますよね。
見え方(それでも 美しくは見えてしまう)は 私の感覚でもしかたがないですから 個人個人であっていいのでしょうが、
ルール違反、しかも横綱がというところには、お二人だけでなく何か相撲界全体に対して不信にもなってしまいますよね。
参考になります。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
難しい質問ですね。
闘志をむき出しにすることは、観ているほうとしては、大変興奮し、ハラハラドキドキしていいものですが・・。やはり、相撲みたいな歴史のあるスポーツにおいて、闘志を全面に出して、取り組みをするのは、いかがなものかと思います。また、いままでの歴代の横綱力士の品格を思い出すと、全面に闘志をむきだしに取り組む力士は、いなかったように思われます。私個人の考え方は、闘志むき出しで、取り組むことはいいことだとおもいますが・・・。でも、一相撲ファンの私としては、観る人の相撲への価値観でいいのではないでしょうか?良いととる人もいれば、それは良くない!という人もいます。人間ですから、それぞれいろいろな考えがありますから。arayata333さん自分の考えが正しいと思って、相撲をこれから応援するのはいかがなものですかね?うまくまとまらずすみませんが、最終的に闘志むき出しは、私の考えでは、良いことでもありますが、相撲という品格あるスポーツの面でみると、良くないようなきもします。でも、相撲ファンのわたしとしては、いい相撲がみれれば、それですべてOKなのです。この回答への補足
神さまじゃないのですから、人の心理の分析なんて わかりきることはできませんよね。 その意味では 人それぞれの見方がなんであれそれでよいのだとも言えるかと思います。
人には共通心理、共通感情の流れとか 分析できるものもありますが、そのへん全部客観的に捉える必要があるわけではないですよね。
ただ、あの闘志をむき出しにしたにらみ合いのような状態を 美しく感じ、そのように見えてしまう者としては、 それもまた無心の闘志の品格の一姿として見えてしまったということです。
もし、それに理屈をつけるなら、こんな感じではないでしょうか。
マナー形式に心は宿る。というのも真実ですが、魂(無心な境地までみがかれた心の集合体のようなものとしての「それ」です。)は、形式を越える。 お二方とも、その相撲の魂はそこにあったというふうに、 そんな感じで私の心には映ってきてしまうということです。
で、 510322さんには、 そのへんのことで、再質問してみたくなりました。
ほんとに 心広きご回答ありがとうございました。 ここでもお礼をのべさせていただきます。 目を醒まさせていただいた趣があります。
そういう気持ちですので、再びのご回答は、それに対してまた興味が湧いたらで、けっこうです。
ありがとうございました。
再質問というのは 510322様は、では武道の品格とはどのようなものとお考えでしょう、というものです。
戦場のような状況下では、私達は命のやり取り状態の心理に巻き込まれます。
戦争自体は あってはならない世界です。
しかし、 その死闘の中に、平和の神経の中でも、それを生かせる人間道を何か武道家達は見つけたのです。
武士道とか合気道の魂の世界です。
もともとの合気道では、合気剣という剣道を3年やってからでないとその技を教えなかったそうです。 走りこんで 木の束に打ち込む素振りから考えてそれははげしいものだったと思われます。
その刃の下をくぐって、自他ともに命を拾い、事自体(争い事自体)を収めるのが合気の技であったようです。
こうして 柔道でも昔は殺すような気迫でなげてこそ一本だとか あるいは真剣勝負という言葉には 火花を散らすという切りあいの命がけの闘いを表現したものとなっていたりします。
たまたまぐうぜんですが、 道を尋ねて農家だと思って入っていったところが実は合気道の発祥の地だったという こんな偶然ってあるのかなというような体験の持ち主なのですが、 そこで道祖亡きあとを守っておられた斉藤先生から 時間的には短かったですが、ふかくまた豊かなご教示を受けたこともあります。
私の今回の感覚について言えば、そんな体験とかから ふつうとは相撲に対しても見方が違う人間となっていたのかもしれませんが、
ここでのあらたな質問というのは、 例えば、それだからと言って平和時にて、例えばその合気剣道ですら、その面をむんすとつかみ取って(面を付けるのかどうかはよく知らないのですが)試合後に 睨み付けるなんていうのは まさに形を外れた意味亡き 品格のない争いの範疇かもしれません。
殺しあう程の火花を散らしてこそ 日本の格闘技や真の武道の魂だとして、 そこにも形や ルールやその伝統の世界があるわけです。
何か 今回の横綱のあの「形はずれ」の世界は、そのへん善悪両面があるのかなと、私も思えてきました。
でも、 それでは、形(形式)と 武道の命がけの闘いの魂との間の 真の品格とは 相撲に限らず、武術において どのようなものなのだろうか?
そのへんのことを、510322さんにはお尋ねしてみたくなりました。
もしよろしければ、 まだ閉じませんので いつでもお時間のある時に、何かおもいあたられるところあれば 書いてください。
ありごとうございました。 よろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
仕切り前のにらみ合いと表面的には同じように見えても、
本質はまったく違います。
勝負の後のあの二人のにらみ合いは、闘志ではなく怒りにまかせたものです。
ボクシングと殴り合いの喧嘩の違いと同じです。
お礼文遅くなりました。
そちらのような見方ですと、 かなり格式が崩された行為というふうに憤慨されたことと思います。
でも、私は柔道の経験があり、相撲愛好者と相撲を楽しんだことがあるのですが、 その時 これは相撲なのに最初の内はまさにどっこいどっこいだったのにです。 そのうちに完全に勝てなくなったときがあります。
これが、柔道には無いすかし技がわたしには通用すると気がつかれてしまったことによるのですが、 いままで どっこいどっこいだったのに
何度やっても倒されることが まあ、こんなにも悔しいこととは知りませんでした(笑)。
投げられるたびに、体中がかああああっと熱くなるんです。
なんなのだこれは と思ってしまう悔しさです。 そしてまた 何をという気持ちでぶつかってくのですが、 また負けてしまう。
解りますでしょうか、怒りというものの正体は、一生懸命何かをやろうとしている時に それが妨げられることによる感情です。
それを実際の争いに結びつけた時に 人は自分に負けた品格の無い醜さをそこに見ます。 でもその感情自体は自然です。
長い間修行してきた 闘志のこぼれた姿として私が観てしまうのは、それも解って欲しいところです。
でも 格式の高さでは ボクシングにもおとらないのですから、横綱が そのように醜くみえてしまうような形を人に見せては 相撲としては失格なのかなと いうふうに、
うむ。そんなふうにも思えてきました。
知的には そうだとおもいます。
何とも言えなくなってしまいました(笑)。
私の中に、新しい感覚が入り込んできたみたいです。
そういう見方も ほんとになりたつのですね。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
勝負がついた後の一連の流れの中での無様な姿をさらしただけです。
闘志を前面に出す場所をわきまえてほしいものです。お返事遅くなりました。 いそがしかったことも理由です。
zorroさま ありがとうございます。
そのように ずばりと書かれると、その印象、私にも目に浮びます。
だだ、私は柔道経験者なのですけど、 経験者の目から見ると、勝負がついてからも白鳳が睨むまでの流れは ごく普通の勢いが残しの形で、というより、最後まで隙を見せない動きという意味で武道的なあり方と思います。
ごく自然な形に見えるのです。
白鳳が睨んでからが、たぶんそちらと同じ感じで、表面は同じ感じでも見えてると思うのですが、 それもなぜだか 美しくみえてしまい、 頭で考えるとなるほど、 場所が違うだろと 同じなのですが、 そこが見え方の違いです。
でも、「闘志を前面に出す場所」という表現もまさにずばりで、 それで、自分のこの感覚に、ちょっと疑いも出てきました。
洗脳されてるのかな? (自分で自分を洗脳してるという意味です。)という疑問です。
写真を見返しても、何度も流れたニュース映像を思い出しても、美しく見えてしまうのですからね。
「闘志の無心さ」というのかな。 ともかく
いや 言葉じゃ言えないのですが。
しかし、そちらの切れのいい 的確な文で 他の見方もよく解りました。
へんなお礼かもしれませんが、 ほんとに別な感覚の映像が浮んだのです。
そして なるほどと いう気持ちにもなりました。
うむ。 でも そこは経験者との違いなのかなとも思います。
ともかく、 ほんとうにずばっとした回答ですね(笑)。
ありがとうございました。
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