1つだけ過去を変えられるとしたら?

私は現在大学生で、バイリンガルの「言語と思考」について論文を作成している者です。
今回、皆様の意見をお聞きしたく、質問させて頂いています。

日本語が母語で、かつ、バイリンガル(2言語使用能力者)の方は
頭の中で物事を考える際に、母語と第二言語のどちらを使用されているのでしょうか?

言語と思考の間には密接な関係があると言われていますが、
バイリンガルの方はそのように感じられますか?

お答えいただける方は、もしよろしければ
第2言語習得時期と習得方法(例:○○歳から○○歳までアメリカ在住、アメリカンスクール通学)等も
教えて頂けると、本当に助かります!!

その他バイリンガルであることに対する違和感など、何でもいいので
どうぞ教えてくださいませ。
長文になってしまいましたが、どうぞ宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

こんにちは。

非常に興味深いご質問だと思います。

私、現在タイ国在住(11年)で、普段の使用言語はタイ語、英語ですが、いずれも成人後に学習して身につけたものです。

私もタイ語や英語を話すときに、まず日本語で考えて、それから翻訳する、といったことはほとんどありません。特に意識している訳ではないのですが、そのシチュエーションに応じた言語が割合自然と出てきております。というか逆に日本語で考えてそれをいちいち翻訳することの方が難しくて、とてもできません。
また、タイ語や英語を話している時に、日本語の単語が混乱して混ざってしまう、といったこともありません。

ただし問題点が全く無いわけではありません。例えば、、、、

(1) 仕事の会議等で時々、同時通訳をやらされることがあるのですが(私、通訳専門職ではありません)この場合、同じシチュエーションの中で、2言語(例:タイ語⇔日本語)を使用しなければならず、中々頭のスイッチがどうも上手く切り替えができません。(因みにタイ語only や 英語onlyの会議であれば、全く問題なし)

(2) 肝心の母国語である日本語の能力が若干低下傾向にあります。
  日本語の新聞やニュース等は全く問題無いのですが、日本人同士での会話のテンポに上手く合わせられなかったり、日本語の単語が中々頭から出てこないことがあります。
(この原因は日常生活の中で、日本語を話す機会が普通の日本に居る日 本人に比べてかなり少ないことが原因なのかと思います。)
 但し面白いことに日本に一時帰国した際に帰国後数日位すると忘れか けていた日本語のテンポが復活してきます。

また一人で考え事しているときの言語ですが、その考え事の内容に応じています。日本に関すること(ねじれ国会、派遣切り、家族、大学時代の友人等など)は、日本語ですし、タイのことであればタイ語といった感じです。

以上私バイリンガルもどきですが、多少なりとも論文の参考になれたら幸いです。

ところで世の中には4ヶ国語、5ヶ国語を使用する人もざらにいて、私は、羨ましいとともに「凄いと」感心するばかりです。
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No.2です。


コメントありがとうございます。

No.2で混ざりやすいと書いた話は「学習途中の人」の「単語レベル」の混乱であって、使い分けられる人の思考が混ざるかどうかは私には分かりません。
上達すると混ざりにくくなると言われています。
使用頻度が高いと使い分けにも慣れるでしょう。
慣れで反応速度が違って来ます、たぶん。慣れないと遅いのは自分で経験ありますが。

使い方が外国語的になるというのはあるのかもしれません。
ハワイ(オアフ島)に旅行したとき、日本人観光客がお店の日系人(日本人かどうか分かりませんが)に日本語で、「電話を貸していただけますか?」と言いました。
店の人は綺麗な日本語で「もちろんですとも」と答えました。
日本語ではありますが、英語的な感じがします。
SureやCertainlyのような。
日本で暮らしている日本語ネイティブだったら、こういう場合には「どうぞ、どうぞ」などと言いますよね。
「もちろん、どうぞ」ぐらいは言うかもしれませんが、「もちろんですとも!」という言い方はあまりしないと思います。

No.2に挙げたURLの中にもありましたが、
普段は一番機軸となる言語で主に考えていて(一人で考えごとをしている場合など)、ある言語を使うときにはその言語で考える、という風なのだろうなと思います。
混ぜて考えることもあるだろうなと推測します。

二カ国語話せると言っても、レベルも様々であるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E8%A8%80% …
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私はただの未熟な外国語学習者ですが、


二ヶ国語で育った人や、後から習ったがかなり出来る人は、それぞれの言語を使うときはそれぞれの言語で考えていて、使う言語によって頭を切り替える(あるいは頭が自動的に切り替わる)と言っています。
Thank you. の意味をいちいち考えないのと同じ、とも。
しばらく使っていなくて久しぶりに使うと、切り替えがうまく行かないという人もいます。

話題をちょっと拾ってみました。参考になるでしょうか??

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2751252.html

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1133031.html

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa809344.html

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3795043.html

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa826718.html

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa212703.html

http://oshiete.goo.ne.jp/search_goo/result/?PT=& …

以下余談。
外国語を2つ習っている半端なレベルの学習者の場合、2つの外国語が混ざってしまうことがあります。
Aの言語のレッスン中に、Bの言語の単語が先に頭に思い浮かんでしまう。
これは私も経験あります。面白い現象だなあと思います。

読んだり聴いたりを英語なら英語のまま理解するのは、学習者にとってもそれほど難しいことではありません。
また、もし頭の中では日本語で考えているとしても、それを英語やフランス語等々に「直訳」して言おうとすると、変なことになってしまいますよね。
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この回答へのお礼

たくさんの参考ページを載せていただいた上、大変ご丁寧なご回答ありがとうございます!
随分参考になりました。
習得言語数が増えるほど、思考も交錯したものになってしまう可能性も高くなるのですね…本当に面白い現象です!
載せて頂いたページ、もういちど見させていただきますね。
ありがとうございました!

お礼日時:2008/10/15 21:41

バイリンガルですと自称するにはお恥ずかしいのですが、海外在住の為、日常生活は英語と、生活している国の母国語を使っているので、一応3言語使用しています。



成人してからの言語習得なので、もちろん完璧ではありませんし、今習得中のデンマーク語は、初心者のレベルですので参考になるかはわかりませんが…

ある程度言語が話せるようになると、会話中の思考はその言語で行われるようになります。(例:英語であれば英語で考える)
でないと、思考がついていかないからです。
今習得中のデンマーク語も、できるだけデンマーク語で考えて話そうと努力はしていますが、まだやはり英語で考え、さらにそれをデンマーク語に直して話す、という癖が抜けません。
ただ、これはデンマーク語が英語に近い言語なので、ある程度文法に共通点があるからということも関係していると思います。

しかし書面で読んでいる分には(新聞や本など)、デンマーク語であればデンマーク語で解釈できるようになってきました。いちいち英語に直さなくても理解できるようになってきた、ということです。

たまに英語やデンマーク語にあって日本語にはない言い回し、またはその逆など、たとえ母国語の日本語であってもパッと出てこなくて歯がゆい思いをすることもあります。

…こんなんでお答えになっていますでしょうか?お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

大変丁寧なご回答をありがとうございます!数日間ネット環境にいなく、お礼が遅くなってしまった事をお許し下さい。
成人されてからの言語習得、しかもデンマーク語!素晴らしいですね。
英語からデンマーク語に直して考えられている、というのは驚きです!元が日本語ではない、という時点でかなりハイレベルですね。

色々参考にさせていただきます!
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/10/15 21:35

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