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石油先物が高値の半分になりました。
ですが、重油は石油やガソリン等と比べると、実勢価格への反映が遅くなると聞きました。これは本当なんでしょうか?

仕事で、重油と灯油を仕入れています。水道光熱費を予測して損益計算書を作らないといけないので、重油及び灯油が今後、下がっていくのか、しばらく高止まりしたままなのか、或いは・・・。

ご教示ください。

A 回答 (1件)

先物は11月から来年までの価格の予想ですから、当然今の価格とは違うものです。


石油製品のコストは輸入時の原油価格に連動しますが、極端に言えばタンカー毎に購入原油価格決定の取り決めがあるので、その合計平均であるCIF原油価格は数字が出るまで判りません。
価格決定方法の例として最も先物価格に連動性が高いのは、タンカー受け入れ時における原油翌月限先物価格連動というものですが、契約時固定やタンカー積み込み時固定などもありますので、先物価格=原油価格と言う訳にはいきません。
また原油を受け入れてから精製し、タンク在庫した上での出荷と言うタイムラグがありますし、元売が販売者に卸す価格も月決めが殆どですので、消費者に対する販売価格への反映はさらに遅くなります。
ガソリンの価格は給油所に客を吸引しなければ売れないと言う事で、原油価格を見て販売者が自分の判断で先に価格を下げ、後で仕切価格に値引きを要求すると言うやり方が通用するので、場合によっては原油の値下げと同時に店頭販売価格が下がります。
ローリー届けの灯油・重油については、上記のタイムラグほぼ2ケ月が経過しての原油価格反映になると思います。
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この回答へのお礼

aburakuniさん

ご丁寧に教えて頂きありがとうございます。
ガソリンと灯油・重油とのタイムラグができるのは
前者が小売店基準での価格設定であるのに対し、
後者が卸基準での価格設定ということですね。

参考にさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

お礼日時:2008/10/22 09:53

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