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西洋人の名前の付け方について理解できないことがあります。表題の通りBarbaraという女性の名前です。語源は、バルバロイ(ギリシャ人が、野蛮な外国人と蔑んで呼んだ名前)です。ゲルマン語圏、スラブ語圏すべての国でこの名前が存在します。
 このような由来があり、今でもbarbaric などの単語の中にはっきりと生き残っている「野蛮」という言葉を、西洋の親が愛娘にあえて選ぶのはなぜでしょう。
 Barbara で思い出すのはバービー人形シリーズの主人公バービーちゃん(本名は Barbara Roberts という設定です)ですが、これとてもアメリカでは「個性のないお嬢ちゃん」というからかい半分の言葉として使われると聞きます。
 この疑問にどなたかお答え下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

おもしろい疑問ですね。


たしかにバルバラという名前の語源を考えると不思議です。
しかし、「「野蛮」という言葉を、西洋の親が愛娘にあえて選ぶのはなぜでしょう」という疑問には答えられると思います。

三世紀頃の伝説的なキリスト教の聖女にバルバラという人がいました。(参考URLを見てください。) キリスト教を信仰したために父親に殺されたと伝えられているのですが、ヨーロッパやアメリカでは結構有名な話らしく、ラファエロの絵にも描かれています。
西洋では、聖人にあやかって名前をつける習慣がありますから、Barbaraという名前が多いのは、聖バルバラにちなんだものと思います。

では、なぜ聖バルバラはバルバラと名付けられたのか。
バルバラは小アジアの異教徒の娘と言われていますが、それはキリスト教国で伝えられている伝説ですから、名前自体がキリスト教徒の創作かもしれません。
創作だとすると、「野蛮国の娘」ということで、キリスト教徒の偏見を表すことになります。

参考URL:http://sill-www.army.mil/pao/pabarbar.htm
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Barbaraの名前の起源については回答が多数寄せられているので西洋人の名前と日本人の命名法の違いについて私見を述べたいと思います。



日本では主に漢字を使って自由自在に名前をつけるため、漢字の意味は分かっても、その名前固有のもともとの意味はありません。漢字が伝来する以前の名前には
例えば強い子とか雷に打たれた子というような意味が込められいた筈です。

西洋では日本人の名前のように親がABCの組み合わせで子供の名前を考えることはなく昔から存在する名前(先祖、親、親戚、聖人、偉人などの名前)から選びます。
ところがその名前の多くは、その国独自の物ではなく、長い歴史の中で民族移動や
宗教伝播の中で多くの国々で使われている名前が多くなります(発音、つづりは変化しても)現在では西洋のどこの国の名前を見てもギリシャ、らてん、ヘブライ、
エジプト、スラブ、ゲルマン系の名前が混在し、多くの場合庶民は自国語だと認識していると思います。Barbaraもそのひとつです。したがって言語学者以外はある名前の語源には関心を持っていないでしょう。

外国の名前に関する書籍もありますが面白いHPを見つけたので添付します。

参考URL:http://www9.wind.ne.jp/chihiro-t/royal/henka2.htm
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この回答へのお礼

面白いのは、ドイツのバイエルンも、Barbarian と同じ英語表記ですね。ババロアも そこで生まれたので Bavarian cream などというのも面白いことです。

レニングラード、スターリングラードが元の名前に戻されたように、やはり物の名前の成り立ちの経緯には、洋の東西を問わず、人は意識を働かせるのが当然と思ってしまうわけです。

さきほどの方が書いておられたように、「雑学的興味は別として、命名の際には語源は考えない」というのは、やはり新鮮な発見であったわけです。

ご回答有り難う御座いました。

お礼日時:2003/01/17 14:00

語源については、序での時に、下記の英文サイトをお読みください。



参考URL:http://phrontistery.50megs.com/disq2.html
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アメリカに35年ほど住んでいる者です。



???と感じました。 

私なりに書いてみますね。

まず、Barbaraですが、この名前をbarbericと言う単語とつなげて考える人はまずいないと思います。(雑学的興味はあるでしょうけど)

こちらでは、名前の多くは、両親、叔父/叔母、祖父/祖母、を使うことが結構多いんですね。 ですから、おばあちゃんがバーバラだったので、それをもらった(使ったから)バーバラなんだよ、とか、女優の名前を使うことも多いですね。

つまり、バーバラの場合は、この野蛮、という単語なんかまったく気にはなく、「あえて選ぶ」訳ではないと言う事ですね。

「個性のないお嬢ちゃん」と言う事ですが、これはバービー人形を批判する時に言うのであって、バーバラと言う名前の事じゃないんですね。 また、そんなに一般的に言われる事ではありません。

つまり、バービー人形を見ていただけばお分かりと思いますが、プロポーション、顔立ち、全て全く同じなんですね。 それで、「個性がない」、また変化を作る為には、着せ替えをするだけ、となるんですね。 ですから、それを気にする人もいる、ということにもなりますね。 

こちらでは、個性を出せる(出すではなく)力、自分勝手とか、協調性が低いと言う意味でなく、を大切にします。 ですから、その観念から見ると、決まりきった事って、結構嫌がるんですね。

だからこそ、表現の仕方でも、カードの文章でも、きまりきった言い回しだと、「個性のない、つまり、気持ちのこもっていない」と言うフィーリングになってしまうわけなんですね。

余談も書いてしまいましたが、これでいいでしょうか。 分からない点がありましたら、補足質問してください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
語源にこだわらないのは、やはり私にとっては新鮮な驚きです。語源を考えるというのは、ちょうど日本人が漢字の意味を考えるのに似ているのですから。

たとえばJudy という名前の女性は多いですね。Judith は、聖書では男を色仕掛けで誘惑して殺した女性ですが、その記述が名前選びの際にマイナス要因にならないというのは、私にとっては不思議です。
文化の違いと言うことなのでしょうね。

お礼日時:2003/01/17 13:51

barbarian(E)>barbarien(OF)>barbaria(L)>barbarus(G)は、ギリシャ人にとってはわけのわからぬ言葉を話す者という意味で、語源は擬声語に由来するようです。

(ついでにGermanも ローマ人にとって"gar gar"とうなり声をだす者という意味であった)。もともとギリシャ人が「言語習慣がことなる異邦人」を指して呼んだ民族を指し、必ずしも「野蛮人」を意味するわけではなく、女性に対し、「異国情緒豊かな」という意味でも用いたようです。
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そもそもバーバリアンという西洋の単語に野蛮人と言う漢字をあてた日本人の解釈がおかしいのでしょう。

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