

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>硫酸イオンの構造では二重結合が2本含まれています…
こっちの方は、問題無く二重結合では「ない」ですね。大学以上では絶対に二重結合だとは教えません。
ただ価数としては(HO)2S^2+(-O^-)2になるので6+で四配位六価と言えます。
リンの方ですが、確かにおっしゃるとおりですね。電子二個多いです。
でもなー、三中心結合に四電子を入れると結合と反結合の両方のMOに電子が入ってしまうので、ちょっと不満が残ります。
元の原子軌道が三つなので、MOも三つ出来、「結合」「非結合」「反結合」となるはずですね。
そこで「結合」と「非結合」に二つずつ電子を入れてやると収まるのですが、オクテット則からは外れますね。
今のところオクテット則から外れても三中心四電子結合だと考えるしかないようです。(恥;
いつもここの処が割り切れないんです、今回は忘れていました、済みません。
硫酸は大学以上では配位結合と教わるのですね。
興味深いです。早く大学で学びたくなってきました。
五塩化リンは、やはり難しいみたいですね。
非結合軌道に入れれば良さそうですが、オクテットを超えてしまっては……
でも、今まで理解できていなかった三中心二電子結合や、三中心四電子結合のことがよく分かりました。
結合論だけでもこんなに問題が多いとは知りませんでした。
ご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
> 硫酸についてですが、
> Wikipediaの資料でも二重結合が2本含まれていますし
> その本にも硫酸イオンの構造では二重結合が2本含まれています。
> これはどちらが正しいのでしょうか?
どっちでもいいんですよ。
配位結合で考えたときのメリット:オクテット則を満たす。
配位結合で考えたときのデメリット:硫黄原子の形式電荷が+2になる。
二重結合で考えたときのメリット:各原子の形式電荷がゼロになる。
二重結合で考えたときのデメリット:オクテット則を満たさない。
双方にメリットとデメリットがありますし、つまるところ解釈の問題なので、どちらが正しいのか?という議論は、不毛な議論になることが多いです。私自身は
・硫酸や硫酸エステルの結合長の違いを説明するには二重結合で考えた方がわかり易い
・化合物のデータベースでは二重結合で表していることが多い
ので二重結合で考える方が好きです。ですけど、「配位結合で考えると硫酸はオクテット則を満たす」ということも大事なことだと考えていますので、配位結合で考えるのもアリだと思っています。
形式電荷については、参考URLのNo.1さんの回答を参照して下さい。
参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4422036.html
ありがとうございます。
やはりこうだ、と一つに決めることはできないんですね。
VSEPR則や分子軌道法ももっと勉強しないといけませんね。
私も二重結合で考える方が好きです。

No.1
- 回答日時:
硫酸はsp3ですね、簡単です。
構造は(HO)2S(→O)2で、硫黄のlone pairが酸素に配位してオクテット則を満たしています。五塩化リン、五フッ化リンなどはリンがsp2で平面に三つのハロゲンが並び、上下のアピカル(アクシャルでも良い)位置に二つのハロゲンがσ-p-σの三中心二電子結合で付いています。これでオクテット則を満たしています。上下のハロゲンから電子一つずつ、リンはp軌道を提供するだけで電子を出さない。
三中心二電子結合はジボランなどで有名です。
第三周期非金属の超原子価結合などとよばれ、Martin先生の配位子R-CF2-O→の酸素がアピカル位に上下から付くMartin型化合物が二十年以上前に流行りました。
ご回答ありがとうございます。
硫酸についてですが、Wikipediaの資料でも二重結合が2本含まれていますし
(Wikipediaの記事をホイホイ信じるのもどうかと思いますが)
その本にも硫酸イオンの構造では二重結合が2本含まれています。
これはどちらが正しいのでしょうか?
高校では配位結合と教わりましたが、高校化学は考えなくていいことを排除したがる傾向があるので……
五ハロゲン化リンは(一応)納得できました。
この場合、Pの3s・3px・3pyがsp2混成になって不対電子三個、3pzに孤立電子対、で合っているでしょうか?
sp2は三ハロゲン化リンと同じくCl3つ結合し、あと上下にCl2つとなり
Pはp軌道を貸すだけということですが、もう2pz軌道は孤立電子対で満杯になっているのではないですか?
あと、三中心二電子結合とは、中心の原子が軌道を貸すだけで
両側の原子が直接共有結合しているような状態と思っていいのでしょうか?
ただ、両原子の軌道の重なりが小さいので通常の共有結合とは少し弱い……と。
長いですが、よろしければご回答お願いします。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 化学 二酸化硫黄SO2の配位結合について質問です。 参考書ではSO2は、一酸化窒素SOに「対電子のいる3個 1 2023/03/20 16:24
- 化学 酸化マグネシウムの分子軌道について質問があります。 参考書では、酸化マグネシウム内ではO,Mgともに 1 2023/03/20 13:00
- 化学 参考書に、CO2の混成軌道についての説明が写真のようになっていました。 Cがsp混成軌道をとるのは理 4 2023/03/19 20:59
- 化学 ベンゼン環のCの混成軌道について質問です。 参考書にベンゼン環の一重結合と二重結合について以下の様に 0 2023/03/22 12:25
- 化学 化学 Cl2の分子起動のエネルギー準位を、Cl原子の最外核の原子軌道と関係付けて、結合性軌道と反結合 0 2022/12/31 23:01
- 化学 酸化マグネシウムの混成軌道について 2 2022/05/25 20:00
- 化学 第3周期元素には, 3s, 3pに加え3d, 3fの4種の軌道が存在する。 という文があったのですが 2 2022/04/15 02:15
- 化学 化学についてです。 二酸化炭素(CO2)とオゾン(O3)の分子構造の違いを混成軌道の考え方を用いて説 2 2023/01/06 17:03
- 化学 化学についてです。 二酸化炭素(CO2)とオゾン(O3)の分子構造の違いを混成軌道の考え方を用いて説 1 2023/01/07 00:45
- 化学 化学 二酸化炭素(CO2)とオゾン(O3)の分子構造の違いを混成軌道の考えたかを用いて説明したいので 1 2022/12/31 10:04
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
ダイヤモンドの熱伝導性
-
セルを結合するマクロで表示さ...
-
塩化ナトリウムはなぜ共有結合...
-
共役or非共役の見分け方
-
共鳴と混成軌道
-
高校化学のオゾンについての質...
-
分子の構造式を教えてください
-
高校生です。 化学の質問です。...
-
化学の1次結合,2次結合について
-
なぜトランスデカリンは環反転...
-
熱化学 炭素 結合エネルギー
-
σ結合、π結合について 軌道の正...
-
すべて同一平面上にある分子とは?
-
エネルギー準位図と結合次数
-
エクセルで大きな括弧()の方法
-
13C-NMRスペクトル法に関して
-
行数がばらばらなセルの結合箇...
-
chem drawでトリテルペンのdien...
-
遷移金属酸化物についての質問
-
DTTでジスルフィド結合がきれる...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
セルを結合するマクロで表示さ...
-
選択クエリで空欄のテーブルが...
-
高校生です。 化学の質問です。...
-
エクセルで大きな括弧()の方法
-
塩化ナトリウムはなぜ共有結合...
-
カチオンとアニオンとは?
-
c2h2の電子式と構造式について...
-
Excelで結合されたセルを参照し...
-
エーテル結合とエステル結合の...
-
共役or非共役の見分け方
-
p軌道の「+」「-」とは?
-
配位数・配位子・配座数って
-
高校の有機化学についてです。 ...
-
IR
-
アミド結合とエステル結合
-
FT-IRのピークの見方
-
NO2はなぜイオンでないのですか
-
フルオレセイン、FAMはそれぞれ...
-
すべて同一平面上にある分子とは?
-
有機化学 構造異性体の問題
おすすめ情報