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駒澤大学の先物取引損失がニュースでながれてます。

「駒大、資産運用損失154億円 キャンパス担保で穴埋め」
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000023-mai-soci

ところで大学はいま「仕組み債」による資産運用が増えているそうなんですが、今回駒澤大学がおこなった「金利スワップ」「通貨スワップ」という取引とはどう違うのでしょうか。商品特徴やリスクの違いを教えてください。

A 回答 (2件)

仕組債は債券です。

金利スワップは固定と変動を交換する取引、通貨スワップは直物と先物を売ったり買ったりする取引ということで、通貨が一番リスクがあると思います。
他の報道では追証の請求を受けたとあり、レバレッジをかけていたようです。例えば、現金1万円を預けて50万円の取引をするようなものです。これは、思惑どおりに行けば莫大な儲けになりますが、外すと莫大な損失になります。
154億円損した裏側には、ほぼ同額儲かった者(法人)と顧客の損得関係なしに手数料を取った金融機関があります。
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金利スワップやオプションなどを組み合わせて、合成された金融商品が仕組み債です。



金利スワップとは文字通り、元本はそのままで金利だけを交換すること。

仕組み債は組成するためにいろいろ余計な手数料がかかるので、
表面的な利回りは上昇しても、リスクがそれ以上に上昇しており、
大学が資産運用の対象とするのは不適格です。

円の利息1.5%とドルの利息3.5%を交換して、手数料を0.5%とれば、
元本の償還は円、利息の支払いはドル3%の商品ができます。
このような単純な商品でも、利回りがあたかも1.5%から3%になったので得しているように錯覚する人が多いのです。

国債より仕組み債を売ったほうが、金融機関ははるかに多くの手数料を稼げるのです。

駒澤大学は金利スワップ通貨スワップした債権にオプションなどでレバレッジがかかった商品を購入していたので大損したのでしょう。
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