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「豆を植えると土が肥える」ということを聞いたのですが、それはどういう仕組みでそうなって、どういう効果があるのでしょうか?弊害はありませんか?

また、豆の種類によって違いはありますか?

A 回答 (2件)

マメ科の植物の根にはよく見ると粒のようなものが付いて見えます。


これは「根粒」と呼ばれ、その中には「根粒菌」が住んでいます。

根に共生している根粒菌の働きによって
通常は生物が使いにくい空気中の「窒素」を
アンモニア・硝酸塩などの窒素化合物に変えることができます。

このはたらきを「窒素固定」といいます。

肥料の3大要素には窒素・リン酸・カリウムとありますが
マメ科の植物はこの「窒素固定」によって窒素肥料に似たものを作ることができるので、
栄養分の乏しいやせた土地でも栽培できるものが多いのです。
(雑草として知られるクローバーなど)

そしてマメ科植物の体に含まれた窒素化合物を
抜かずにそのまま耕すことによって、
窒素分を増やすことができるので天然の窒素肥料としてはたらきます。

それが「豆を植えると土が肥える」と言われる理由です。

ここまでは簡単に書いただけですので
興味が湧きましたら「窒素固定」「根粒菌」で調べると
もっと詳しい情報が見つかると思います。

マメ科植物にも窒素固定細菌にも種類はたくさんありますので
種類により何かしら違いがあるとは思いますが
私の知識の範囲外ですので回答は控えさせていただきます・・・

参考URL:http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/mijika10.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

よくわかりました。

お礼日時:2008/11/23 15:42

少し細かく言うと、窒素固定のためには燐酸という肥料が有効であること。

またこの根粒菌のなかで窒素固定をするのには、酵素が関連しモリブデンという微量元素が少量必要なことです100-200g/ha)。
マメ科の根をそっと抜いて、水で洗うと根に付いたコブ(根粒菌)があり、これをメス等で切ってみると窒素固定に有効な菌が付いているとピンク色で植えた土の周辺あった野生種は白い色が多く、あまり窒素固定を盛んにしません。
熱帯マメ科牧草では、今までの研究成果では30kg-200kgN-窒素/ha/年の量を窒素固定すると報告があります。
広い範囲で色々な草種に対応するカウピータイプとある牧草草種に対応する特異な種があり、最初に始めてその土地に植えるときは、一般的に根粒菌接種といって、菌とコケを焦がしたような粉末を混ぜたものと種子をちょっとぬらして混ぜてできるだけ直ぐに播種します。そうしますと大きな根粒ができ窒素固定をたくさんするようです。
昔、この研究をしていた先輩の仕事を手伝ったのと私の人生で牧草地を植えたときの経験です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

よくわかりました。

お礼日時:2008/11/23 15:43

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