No.4ベストアンサー
- 回答日時:
狂気にはいろいろな種類があります。
A精神疾患としての狂気
(1)精神病、中でも統合失調症の、妄想、幻覚、思考伝播、奇異な行動
(2)人格障害、中でもサイコパスの良心なき身の毛もよだつ冷酷な犯罪
B天才のうちにある狂気
(1)宗教的な天才、聖人と狂人は紙一重です、神秘体験、憑依体験
(2)芸術的な天才、芸術家は魂に狂気を抱えてます、閃き、幻想
短いけどすっごいわかりやすい説明ですね~。
例えがとてもわかりやすかった、なるほどです。
詳しい所はわからないけど感じがとても伝わりましたね。
No.7
- 回答日時:
回答しよう、回答しようと思っててなかなか時間がとれませんでした^^。
なんで、回答したかったかというと、私の場合は、子供の頃ですけど、なんと実際に二度ほど気が狂ってしまったことがあるからです。
その実際の体験から考えると、心理学でいう狂気についての著述には ほんとうに卓上の考えに過ぎない なんともめちゃくちゃな理論とかもあったりします。
まず、人と変わったことをする人とか 突然そうする人かが「きちがい」とされるという理論をとうとうと述べてた学者もいましたが、 これは理論的にもおかしいです。
変わったことをする人は、非難はされたりするでしょうから そこで精神が曲がっていってしまう人はたしかにいるでしょう。
いこじとなったり、向きになったりする程度ならいいのですが、ほんうに精神が押しつぶされてしまう人もいるかもしれません。
人間は弱いものですからね。
ならば、むしろ「そんなことないよ」と諭してあげるのが心理学者の役割のはずだと私は思ってしまいます。
そんな状態ですら健康な心でいられたら、むしろその人は普通の人以上に健康であるわけですが、 そういう人を捕まえても その理論は学者先生の権威のもと「あなたにはきちがいの傾向がある」とか「きちがいとは自分ではわからないものだよ」とか言うのでしょうかね。
*
まず 実際の体験談を書きます。
大人の差別的はいじめによるものですが、 体も壊して何年も病弱だったこともその因となっているでしょう。
重い肺炎で何度も死にそうにもなってましたからね。
その大人とおなじ歩き方の人が通学時にいると それだけでパッと逃げ出すようになっていたのが たぶんその始まりだったのかと思います。
ある時には、壁に映った影が自分のだけ陽炎のようにゆれてるのですが、さすがになんども見直したのに? それでも自分のだけゆれていたのには驚きました。 でも私の場合、これを外側の実際の現象とは思いませんでした。 それだけ死などの体験を通して物事を客観視する何かは育っていたのかもしれません。
あっ、 確かに今は実際に通学してる途中だけれど、 部分的に自分は今白昼夢を見ている、現実と夢とが一体になって見えている? 何かが狂い始めてる!
この映画に出てきそうな実体験を わたしは子供ながらもそのように直感していました。
まあ それだけのことでしたので、これは気にもあまり留めなかったのですが、 まさに それは“進行していた”ということなのでしょう。
しばらくしてとうとうその時が来ました。
帰りの電車の中でのことです。 一度目は 私は突然人の足をボンボン踏みながら走り回りだしました。 あの、信じがたいかもしれませんが ちゃんと一部始終は記憶されてるのですよ。 その間の 普段とはまったくちがった意識の中での出来事をです。
なんと、その記憶は 61歳となった今でも鮮明と言えませんが憶えています。
周りの大人たちが、ことごとくこちらを見ないようにしてる目線^^までおぼえてますし、 たった一人、座っていた年配の女性の方だけ、なんとかこちらに微笑みかけるようにして目をまともにあわせようとしていて顔はすこし引きつってる姿まで憶えているのです。
で、乗り換えの駅に降りたとたん、私は ハッと気がついたのですが。
気がついた時が惨めでした。 子供といえども今自分がどうなっていたかには気がついてしまったということです。 しかも鮮明にたった今の記憶としてですからね。
二度目は、 もっとはっきりそれと解かる体験でした。
黒澤監督の最高傑作とも言われている「赤ひげ」という映画のなかに、やはりいじめで気のふれた女の子が出てきますが、 その中で赤ひげ先生という医者が始めてその女の子に会った時の様子が あまりにもその時の私の姿と似ていました。
赤ひげ先生がその子のいる廊下に入ったとたん、クルっとけだもののように向き直って赤ひげ先生を睨みつけます。 恐怖の中の動物がフウウウウっと向き直るのとおなじです。
その映画を見たときはすでの高校生でしたが 私の目からは滝のような涙がこぼれてました。 同じだ。 全く同じだ。 すごいよ。
演出って 映画の演出の世界って何なんだ!!
始めて映画と言う藝術の世界に、ほんとうに感動した瞬間でした。
その後、 私の場合は両親がやっとその頃になって いじめについての私の泣きながらの話を信じてくれるようになり、 転校させてくれ、そして私はその転校先の学校のはからいで 千葉県は岩井のとても美しい海辺の虚弱児施設にはいることができ、 あぶなく心身廃人となるぎりぎりのところで助かっています。
*
変わったことをいきなりするとか、それを押し通すとかが=狂気であるはずはないです。
しかし、その変わったことが 共感感情の欠如とか いきなり切れるとかいう異常な怒りの行動とかに結びつくとしたら、 それは気がふれて無くても 完全に人間としてのコントロールの意識を失って状態でしょうから 一般的にそれを「狂気」というのは そういう使い方も間違いとは言えないという意味で当たっているでしょう。
でも、そこで重要なのは 同じくそこにまでいたった長い過程です。
また切れるような心理へいたる過程です。
そして、私は 心理学がどこまでその過程を明らかにしてるかには疑問があります。 肝心の部分が けっこういい加減だと思えてならないのです。
あるいは、部分で見たらそれはその答えとはならないということです。
総合心理学が必要です。
そちらの興味はおそらくこの >社会的狂気<のあたりでしょう。
そして、この、その因果の世界にも興味があるかもしれません。
たとえば 最近 厚生省の人を 動物をいじめた責任者といして罰するための殺人を犯した人がいましたが、 その因果にしても、考えると私には書きたいことは、たくさん出てきます。
“マスコミの作り出す擬人化された生命賛歌の問題と私たちの無意識との関り” とかとかね。(これはマスコミがおそらくぜんぜん気がついてないで進行してる映像とナレーションの表現の問題なので、哲学者にこそ怠慢のそしりがあるのではないかと思います。)
でも、 おそらく、もっと興味があるのは、
藝術家が 本気であるほどに、 無差別殺人と同等にされてしまいかねないあたりのことだろうと思うのです。
ぎゃくに、 藝術家が そういう社会の目を恐れて、その感性の真実を そのぐらいに思い切って実践できないでいるという点についてだったりするのだと思います。
日本の歌手にシャウト(魂の叫び)の本当に出きる人はいない。と言われています。 最近、真似事が出きる人達が増えている^^にもかかわず。 むむむ。
これなども、そのへんの状況が現れてる心理状態だと思います。
村社会での社会的経験が価値のすべてで、そこから外れた個人の感性の深みからの叫びは 狂気とされてしまうという心理構造です。
そちらの質問は、そのことの自覚や勇気への喚起につながっている質問なのではと思いました。
しかし、これは このような体験をした私ですら、 いつしか日本人の一人として難しくなってしまっていた私自身の問題でもあるのです。
昔の日本の歌に「友を選らばば、書を読みて、6分の《狂気》4分の熱」という歌詞の歌がありますが、 その少し以前には日本にも 戦争に反対して命がけで歌った演歌師という流したちがいたのですよね。
その流れの一部を聞いたことがあります。
今(戦後)の歌手よりも、どこが優れていたかというと、私の感想では想いのウネリの部分です。 あるいはうねりの広がりの部分です。
今もこれを、専門家達は、グルーブ感とかドライブ感とか呼んで歌唱法の中で技術として大切にされていたりしますが、 どこか命がけの庶民の魂性が忘れられている気がしてなりません。
そのひろやかな歌の心無くして、 たしかにシャウト(いきなりの叫びの歌唱法)はただの技術的な形だけ、魂の抜け殻なる表現となり 人の胸の上っ面を通り過ぎていってしまうのでしょう。
わたしこそ、今になって その本物に一部なりとも引き継げればとも思うのですが …。 実は私自身 いろいろ迷いつつ、 迷いつつ、現在このQ&Aに答えを求めつつさまよっています。
そして、この哲学カテにては、多くの特徴ある人にさまざまな示唆をいただいてもいることろです。
>なぜいかにして起こるか<
狂気の因が長い深い過程をとおして やがて生まれるものであることを、私の方からは とても手短に書けませんが、 あらためて思い起こさせていただきました。
これがまた 私の力となりそうです。
へんな回答となってしまいますが、 質問へのお礼をさせていただきます。
ありがとうございました。( ん?ん、質問にお礼を言うなんて、変わりすぎた回答だ。 キチガイの証拠なのか?^^)。
狂気というのは曖昧で思っていたより一般的なものも含めて広義の意味合いを含んでいるようです。
そして過程というのはかなり重要なところですね、色々な原因があるので大変なんでしょうけどその辺りが重要ですから確かにもっとちゃんとやるべきところです。
芸術の方にも話がいきましたが、芸術において昔は違ったかもしれませんが現代では気がふれてるというのはある意味ほめ言葉でもあるかもしれません。
芸術に限らず社会的にメチャクチャをやるということはただでさえ難しいし勇気がいることです。村社会がそれをしづらくしているのは確かだと思います。
No.6
- 回答日時:
No.2です。
>僕としては自我的原因の狂気が気になりました。
自我的原因の狂気・・・・。
相談サイトって、いろんな考えの人と出会えて、おもしろいんですね。
「ありえないーー」と私が思うことを、平気で「そうでしょう」と断言する人いて、「いやいや それは自己中だよ」とか、眺めるのが、以前の楽しみ?だった。
で、ある時、私からしたら、とても奇妙だと思う発言を繰り返す人がいたんですね。
「どうして女子高生は、自分を見て笑うのだ。 くやしい。彼女らに自分を馬鹿にする権利はないのに。」みたいなことを、一週間に何度か書いていた。
その男が言うには、女子高生達は、すれ違った瞬間、クスクス笑いだすのだとか。
それを不快だと相談していた。
駅で固まっている女子高生の集団が、彼を見た途端、お互い顔を見合わせ、彼を指差してゲラゲラ笑うのだそうです。
笑うだけならまだしも、指さされるのが 頭にくるのだそうです。
男は、どうしてそんなことを女子高生達が自分に対してるすのかと怒っていた。
んーー 統合失調症による妄想?
それとも、、、、
彼の話に出てくる彼を笑う人たちは、必ず女子高生。
男は出てこないし、成人女性も登場しない。
子供も出てこない。
毎回女子高生が自分を笑う ばかり。
この男にとっては、どれだけ広場に人がいようが、広場にいるのは女子高生だけ。
他は野菜かなにかレベル。
女子高生しか彼の眼中に無い。
んーーーーー。
病的なまでに女子高生に執着している。
どうしてか?
その男は、容姿にものすごいコンプレックスを持っていた。(本人がそう発言していた。)
病気により、存在しない女性が自分を笑うという妄想が引き起こったのではないとしたら、コンプレックスが原因じゃないかと私は思えた。
「女子高生、大好き! ずっと見ていたい お付き合いしたい でも。。。。 俺不細工だからきっと相手にしてもらえないだろう。声かけても、きっと『自分の顔を見てから出直せ』と言われるだろう」
こんなことを彼は考えて、女子高生に向う強い衝動をまげて、自爆しているのではないかと思える。
自爆して痛い思いをしているのだが、本人は自分のせいじゃなく、女子高生が自分を痛めつけているから痛いと思っている。
回線が混乱していますね。
女子高生に向かう性欲を、コンプレックスにより抑えねばならず、ブレーキをかけ、<すっぱい葡萄>の心理から始まり、とうとう自分を笑う大嫌いな葡萄にまでなってしまったのではないか と。
自我的原因。
この場合、精神病ではないとすると、神経症のたぐいで、コンプレックスが原因により、世界(自我からみる世界)が歪んでしまったと思えます。
こういうのって伝染するのか、別の変なことを言う人が出てきた。
「浮気をした女性は処刑するよう法律を制定するべきだ」とか「結婚後浮気をして、他の男の子供を生み、自分を騙し他人の子供を自分の子供として育てさせた妻を、合法的に処刑すべきだ。その子供も合法的に処刑するよう法律で決めるべきだ」と 真剣に主張する人が出てきた。
「いやいや それは不適当。第一子供に罪は無い」と言ったんですが、「その子供は自分の子供じゃないので、処刑しても自分は痛くも痒くもないし、妻の浮気相手の男の子供を絶やせる。」と返された。
あの・・・ 何故女子供をターゲットに。。。。と思いました。
浮気相手の男には、全くノータッチなのは、男が怖いからじゃないかと。
女と子供は怖くないから 妻と子供は合法的に処刑するべきだとこうなってしまうんじゃないかと。
だけど、根本的な原因は、彼が処刑フェチだから。
彼の叔父さんは、死刑執行の仕事をしているらしい。
子供の頃から、死刑執行の内容を詳しく聞いて育ったらしい。
それで死刑に対して、性的興奮を起こす体質になってしまったのではないかと。
(本人 何を血迷ったか、どうやって死刑執行するかを朗々と書き出した。)
彼の自我は、人が殺される状況を聞くと性的興奮を起こす。
外部から話をしてくれないと、性的興奮を感じる機会がなく、それで、自分で人を合法的に殺す夢想をすることで、快楽を感じようとするようになったのではないか と。
しかも、他人に自分の妄想処刑内容を聞かせることで、快楽を感じるようになっていた。
裸にコートを着て、女性の前で広げ、女性が嫌な顔をすると喜ぶ男の心理と一緒。
これって狂気? 趣味の範疇?
狂気ってとても曖昧ですよね、そして思うんですがこの手の話って面白い。
身の毛のよだつようなものや、笑えるものもあります。いずれにせよなんか過激ですよね。
狂気がどういうものかははっきり定義するのはとても難しいと思いますが、とにかく人間の異常な行動というのは刺激がありますね。
普段相当抑圧されていて何かが切れたときに吹き出て異常な行動をとるみたいなのが狂気のイメージだったんですがいろんな話がでてきますね。
No.5
- 回答日時:
この狂気の御時世に、狂気は難問ですね。
狂気は狂気を狂気と言えるかどうかということなのですが、
自分を正常とするなら他が狂気。
他が正常なら自分が狂気。
はてさて、どちらが狂気なのでしょう。
正常と狂気の境界などないと思うんですね。
無差別殺人は、あってはならないことだし断じて許せません。
そして、これらを狂気と断じたい。
でも、この手の事件は、自分にどこか思い当たるフシはあるんですね。忌み嫌ってもしょうがない。
真相は知り得ないとしても、いかにして起こるか想像できる面があるわけですよ。うまく説明はできませんけど・・・
怒りを顕わにして、「全く理解できない」と言う人がいますが、本当にそうでしょうか。ご質問者様も狂気がなぜ起こるか本当に想像もできないでご質問を立てているのでしょうか。
思うに、ほぼ全員が想像もできない1度のみの事件/狂気であれば、2度目は起こらない真の狂気であり社会的にどうでも良いことなのです。
そうではない繰り返し発生する狂気は、我々の狂気でもあるが故に理解可能な狂気であって、二度と起こらないようにすべき具体性が必要となります。
それらの積み重ねに乗っているのが正常という幻想なのではないでしょうか。
そうですね、無差別な殺人の動機とかは聞いてみると確かにわかる気もするよそれと思う場合があります。
人間のどこかに存在してて、何かきっかけがあるタイプの狂気っぽいですよね、無差別殺人みたいなのは。
もしかしたら狂気というものは普段どこかに隠れてるだけで普遍性があるかもしれないですね。
No.3
- 回答日時:
哲学的に「狂気」という意味は、情熱があふれて一直線に進むということですね。
100万人の敵を前にしても我行かんという心情を「狂気」というのですが、最近では人間が狂犬病の犬や動物になった状態を「狂気」として使っていますね。文字的にはそんな風に読めるけど、本来的には良い意味ですね。熱狂的というほうがいいんでしょうか。ということで、無差別な殺人などは個人の精神病であって狂気ではないんですね。
No.2
- 回答日時:
人によって狂気だと感じるのはいろいろです。
例えば、ある女性。
普段はおとなしい人が、たまに異常なほど怒りっぽくなり、人格が変容する。
原因は、生理中。
ホルモンのバランスが変化し、自分ではどうにもならず、些細なことにイライラして、周りに当り散らしてしまうから。
それを見た人は、生理が原因だと気づかず、「あの人はたまにおかしくなる」と言う。
更年期障害で、ホルモンのバランスが崩れた女性も、感情の起伏が激しくなり暴走する。
妊娠中の人も、ホルモンにより、些細なことに激怒したりする。
避妊薬によっても、ホルモンのバランスが変わり、人格が攻撃的に変化する。
昔、飛行機に進入して、コックピットの入り、パイロットに「レインボーブリッジを潜れ」と命令し、機長を殺した人がいました。
頭が壊れた人か?
その犯人はうつ病で、抗うつ剤を飲んでおり、その副作用で躁になったため、常軌を逸した行動に出たと聞いています。
普段おとなしい男が、酒を飲むと虎に変貌し、友人にからみ、殴ってしまう人がいた。
しらふに戻ったご主人に妻が「どうしてあんなことをするの」と問いただしても、シラを気っていたので、奥さんはその一部始終をビデオにとったんですね。
その映像を食い入るように見ていたご主人は、「違う・・・これは俺じゃない」とつぶやいた。
自分そっくりの人物が、友人に暴行を加えているのを見て、映像の人物と自分を統合できないんですね。
だって記憶が無いから。
アルコールという薬物により、解離が起こっているわけです。
解離中のことは記憶にとどめていない。
本当は記憶としては脳に残っていると思えるのですが、関連付けがされていないので、自分の行為だと統合できず、記憶として引っ張り出されないのではないか と。
ある男は、家族を虐殺した。
警察に捕まったわけですが、「ある人物からそうしろと命令されたからやった」と答えた。
供述により、男は家族をある人物からの詳細な命令通り、淡々と実行したことがわかった。
普通、他人から命令されただけでは、家族を殺さないが、「自分は命令されたまで。」と主張した。
殺人を命令したある男が自分に命令しなければ、起こらなかったというわけです。
その殺人を指示した人には、今まで何度か会っていると言う。
だが、その人物がどういう人かは知らないと言う。
妄想を止める強い薬を投薬してから、もうそのある人は出てこなくなった。
統合失調症ですね。
ある人が大学院の実験室をめちゃくちゃに破壊した。
病院に連れていかれ、家族がかけつけたわけですが、本人に会っても、犯行を一切記憶していなかったそうです。
診断は躁病。
躁病って、異常なほど浮かれている状態を躁病と言うのかと思ったら、そればかりではなく、人によっては凶暴化するそうです。
アルコールを飲むと陽気になる人もいれば、仲間を殴る人もいるのと一緒。
秋葉原の事件、何が原因でしょうね。
この事件を聞くと、永山則夫を思い出します。
秋葉原の事件も、自分の居場所をまわりが奪おうとしていると思いこみ、それに抵抗しようとして、今まで守り一辺倒から、状況を変化させるために、攻撃に転じたのかもしれない。
理不尽な社会に対するレジスタンスでしょうか。
狂気。
エリエット・アベカシスは、狂気とは絶対悪のことだと言っています。
人類はとんでもないことをやった。
ユダヤ人を虐殺したわけです。
ドイツは生き残ったユダヤ人に賠償をすることにしたが、無かったことにできるはずもない。
家に帰れば子供を愛するドイツ人が、どうしてユダヤ人を殺せたのか。
誰しも狂気をはらんでいるのか。
ミルグラム実験によって、人は権威ある人に命令されると、非情なことができることが証明されています。
別の心理実験:スタンフォード監獄実験。
無差別に看守と主人役を割り当て、どうなるか観察したところ、看守役の人は看守らしい、囚人役の人は囚人らしい行動を取るようになった。
これが善良な人が、ユダヤ人を殺せた理由ですね。
戦争中だったから常軌を逸した行動をしたのか。
原因は、人間の差別ですね。
自分たちは優秀だとするためには、逆の人種が必要だった。
精神障害者、知的障害者、身体障害者 それにユダヤ人は存在価値がなく、その人の種は残すべきではないとして、殺していった。
断種政策。
その方が不幸な人が生まれてこなくなるという理屈。
今では、差別を無くそうとして、障害を持っている人の存在価値を認め、一緒に生きようという社会です。
やはり、過去の価値観の間違いで引き起こったことで、現代では起こりえない狂気か?
現代でも、看守と囚人の実験のような現象は起こっている。
ある銀行員は、非情な取立てをやっていたそうです。
先祖のお墓に参って「これでいいんだよね」と言っていたそうです。
自分の役割は、延滞している人から取り立てること。
会社から与えられた任務の一つが、回収率をあげることだった。
でも、心の隅では、返す当てが無い人に対し、攻撃して追い詰めるという冷酷な行為を自分はしてしまっているという自覚があった。
でも、権威ある人 この場合、上司が「やれ」と命令するし、やるのが自分の置かれている立場。
それが自分の責務だとして実行していたそうです。
結局 銀行をやめて農業を始めたそうです。
あの時代はなんだったのか 今も本人にはわからないようです。
あれは狂気の時代だったのか。
私たちも、これが私の役割・任務だ として、非情な行為を正当化してしまっているということは無いでしょうか。
そう考えると、いつ自分が狂気に陥るか、誰しも予測できないんですね。
狂気に陥っている最中は、自分は今狂気の中だと気づけない。
詳しく考察してくださりありがとうございます。
僕としては自我的原因の狂気が気になりました。
そして、自分を見返すということかなり重要ですね。
No.1
- 回答日時:
こんにちは、僕なりの見解を書いて見ますね。
社会では有る一定の概念以上に「無知」もしくは「他人の迷惑になっていると評価されるもの。で、社会の評価は常に変動し、時代によって真逆にもなります。
あてにならないものですね。
本質的なところは「無知は凶器。無知は狂気。」だと思ってます。
特に心の面で苦しみとその原因・楽とその原因をなどを正しく観ることが出来ずに、アベコベに認識していることが「無知なる事」と思います。
そのような無知を多くはらんだ人は自分に対して良く接しているつもりで敵のように接していて、しかも他者の苦しみの原因も作り出すことにもなる。
それは狂気だと思います。
そういう意味で、世の中でほとんど生命は狂気でアベコベな無知なる生命と思います。
その中でも無知が特に多いものを社会での評価として「狂気」と呼ばれるのだと。
無知が起こる原因は認識の捏造システムにあると思います。
対象物質と感覚器官が触れて認識が生まれ、「好ましい・好ましくない・どちらでもない」に振り分け、「欲や怒り無知」の感情と「個人的な概念・見解・決め付けのトッピング」をして認識を捏造する。
そこに問題があると思います。
このように思います。
役に立てば幸いです。
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