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できれば、大学で経済学を学んだ方や経済学にかなり詳しい方にお聞ききします。

私は中卒ですが、経済について勉強を始めたいと思っています。
私が学びたいのは世界のお金の流れなのでどちらかと言えばマクロ経済だと思います。

私が4年間アメリカに住んでいた時、アメリカ人の消費の凄さに
アメリカ経済の強さの一因を見て経済に興味を持つようになりました。

私が目指すところは、今、世界経済で何が起こっているのかをわかるようになったり、
今後の経済の流れを予測できるようになることです。

やはり高卒認定試験を受け大学に入り基礎からしっかり経済学を学んだ方がいいのでしょうか?
それとも、独学(おもに読書)でも学べるものでしょうか?
私はすでに34歳なので、知識を広く浅くではなく自分の興味分野を狭く深く勉強したいと思っています。

自分の興味分野が経済学のどの部分にあたるのかさえ、はっきりとは、わかっていないので、
今後、ヨーロッパ経済にも興味があるため、ヨーロッパにも直接、行ってみようとも思っています。

どのように学ぶべきか、アドバイスを頂ければ助かります。
よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

 めったに見ない、カテゴリ 学問・教育 > 経済学を、みたので、遅いですが。



学び方、独学でできます。

高校の政治・経済の一番詳しい参考書を買うこと。

まず、資本主義の基本の市場の機能を学ぶのです。

 富の公平な分配、競争による産業の進化です。

次に、景気についてです。

日銀の景気回復策を、読むこと、公定歩合、預金準備率を下げる、国債の買いオペを理解する。

現在は、公定歩合、預金準備率を下げ、これ以上下げられない位低いから、包括的緩和、異次元の緩和しています。

包括的緩和、異次元の緩和を学ぶのです。

これら、日銀の政策は、市場へのマネーサプライ量を増やす政策です、全て、日銀が民間銀行に資金を渡すのです。

次に、民間銀行が、その資金を企業や個人の住宅ローンで、貸し出す。

貸し出しは、小切手や手形で行われます。

支払いに使われた、小切手や手形は、3時締めで、銀行間の決済所、コール市場に集められます。

そこで、民間銀行達は、小切手や手形の金額を、計算して、相殺します。

相殺出来なかった金額が、日銀から借りることになります、オーバーナイトローン金利で。

オーバーナイトローン金利は、その名の通り、一夜だけ借りるお金の金利です。

この借金の元利合計は、翌日の3時締め、銀行間の決済所、コール市場の計算にマイナスとして組み入れられ、相殺されます。

このオーバーナイトローン金利が、現在の公定歩合となっています。

これらを、理解して、日経新聞を読みこなすようになることです。
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ちょっと遅くなりましたがまだ締め切りがなされておらず、書きかけのテキストを仕上げることが出来たので投稿させてもらいます。



基本的な部分は既に述べたので、今回はこれでどのように考えていくかを再びもう一寸説明していきます。
まず、具体的に経済学の知識を使って現実の問題を見て行きましょう。

●今後の世界経済
・マクロ経済で見た今回の問題
これは短期にはマクロ経済を利用して考えます。
現在起こっているのは、経済のモノとカネの流れの激変です。

・リーマンショックまでの世界のマクロ経済の構図
大まかにいうと、アメリカがモノを買い、中国などの新興国や日本がモノを売るという構図でした。

ただ、アメリカがモノを買うためにはカネが必要です。
そのためにはカネをどこからか調達する必要があります。
一つは輸出によってモノを売ってカネを調達しているわけですが、アメリカは輸出よりも遥かに多くの輸入を行っているので、それ以外にカネを調達する必要があります。
そのためのカネをを提供していたのが中国などの新興国や日本です。輸出国はカネを貸すことによって、アメリカの輸入を手助けしていたわけです。

つまり、日本や中国は貿易の黒字(輸出超過分)をそのままアメリカに貸していたのです(≒資本輸出≒アメリカの国債や金融商品を買うこと)。
もっと分りやすく言うと、日本はアメリカにモノを売り、カネを貸していたのです。
これはアメリカにツケでモノを売っていたことに等しいです※。


もしここで日本がアメリカに資本輸出してなかったらどのようになっていたか、それは円高が発生してアメリカの貿易赤字と日本の貿易黒字が是正されることで収まっていたでしょう。


・リーマンショック後
それがリーマンショックでアメリカはカネを借りれなくなり、モノが買えなくなりました。
その結果モノが売れなくなり困っているわけです。

ではどうしたらいいのでしょうか?
それは誰かがその売れ残ったモノを買い取ってあげることです。
定額給付金は家計にカネをばら撒くことで家計に金を使わせることを目的とした政策です。
また各国は大規模な公共事業を行おうとしています。
公共事業によって売れ残ったモノを使ったり、公共事業によって儲かった人たちがカネを使ってモノを買い取ってくれることを期待しています。

このようにして、カネとモノの流れを分析し循環を保つことがマクロ経済政策の目的です。


・国内の構造問題から見た今回の問題
そもそも、何故アメリカはそんな多額の経常赤字に苦しんでいたのでしょうか?
それは『作っている以上に使っていた』からです。
経済活動は生産・分配・消費で成り立っています。
まあ今回は分配問題は脇におくと、生産と消費で成り立っています。
つまり、皆で作って皆で使っているわけです。

アメリカの場合、作っている以上に使っていたわけです。
作っている以上に使うためにはどこからか輸入しなければいけません(それも輸出以上に)。
輸出以上に輸入するためには代金をどこからか借りなければいけません。

つまり、アメリカ人は借金して買い物をしていたわけですが、アメリカという国全体で見ても借金をすることによって輸入することで国内経済を賄っていたわけです。
これがよく言われているアメリカの過剰消費問題です。

ここで一方で過剰消費による経常赤字国があるということは、一方には過少消費による経常黒字国があると言うことです。
それが日本や中国などです。つまり、日本や中国は使っている以上に作っているのです。ですから、その差額分が貿易黒字として積みあがるわけです。
一時期アメリカが日本に対して規制緩和と内需振興を求めたのは、日本が内需を拡大させ過少消費を解消し経常黒字を是正させれば、アメリカの経常赤字を是正できると考えたからです。

私はアメリカ人の過剰消費は異常だったと思いますし、今回の問題はアメリカの責任は大きいと思いますが、一方で日本や中国だって共犯者だと思いますし、責任はあると思います。

●地方分権
なぜ地方分権が必要なのかという問題は自由主義の観点から説明できます。
それは地方のことを一番よく分っているのは地方であり、地方のために一番一生懸命働くのも地方だからです。
ですから、地方のことは地方に任せたほうが効率がいいというのが基本的な考え方です。

また、何故今地方分権なのかという問題も前回使った論理で説明できます。
過去日本が貧しかった時には今とは違う様々な問題がありました。
1.日本が非常に貧しく使える資源が少なかった。
2.日本の経済構造が単純で課題も単純だった。
などです。
このような状態では、地方ごとがバラバラに政策を行うよりも、国が一元的に政策を行った方が効率がいいわけです。

昔は、欧米の国々の真似をするだけでよかったので地方の田舎の役人よりも、欧米の事情に詳しい中央の役人の方が必要な課題がよく分ったわけです。
鉄道を作り、港を整備し、電気を通して、工場を建てる。明治時代生まれてから自分の故郷を出たことのない人に電話の便利さは分らないでしょう。

さらに、どこに工業地帯を作るかにしても都道府県でバラバラにやって企業誘致をしあうよりも、国が長期的ビジョンを持ってどこに輸出するならばどこに工場を作るのが最も効率がよいか考えた上で決めた方がいいわけです。
道路を作るにしても都道府県でバラバラに道路を作るよりも国が一元的に道路を作ったほうが効率が良いわけです。

したがって、昔は中央集権の下で強力に国家を改造していく必要があったわけです。

しかし現代では、
1.日本は非常に豊かになり使える資源も潤沢にある。
2.日本の経済構造は非常に複雑なため課題も非常に複雑である
わけです。

昔は極限られた資源で本当に必要なものだけを行っていたわけです。
このような時代ではやるべきことは割りと単純なので、中央集権でも問題がありません。
しかし、現代は潤沢な資源を使って人々の満足度を向上させる必要があります。経済政策についてもきめの細かい政策が必要になります。
この場合非常に繊細な判断が必要なので、中央の役所が全国に的確な指示を出すことは不可能なのです。

つまり、現代には当時ほど分りやすい単純な課題はもうありません。そのような単純な問題はとっくに解決されています。
道路も教育も医療もは既に大体揃っていて、今求められているのはさらに道路を良くするか、それとも教育を良くするか、医療を良くするかという問題です。
さらにやり方についても、近代的な手法が圧倒的に効率が良かった時代には、地元の事情よりも何よりも近代的手法を取り入れることが重要だったわけですが、すでに近代的な手法が当たり前になった現代では更にそれをよりよく効率よくやらなければいけないわけです。
これには地元の事情などに詳しくないと出来ません。

したがって、地方のことは地方に任せるしかないのです。


●人間という生き物の共同・協力活動
>小さい頃から人権思想の価値観を植え込まれているのはこういうことも理由の一つなのですね。
>犯罪が経済においてもマイナスだと納得しました。

犯罪とは一種の共食いですからね。
人々の活動が徐々にそれを抑制する方向に進んでいったのだと思います。
動物には仲間を思いやる性質があります。これは恐らく群れの仲間同士で協力し合うことで個々の生存率が上がるので獲得された能力でしょう。

その能力が最も高いのは間違いなく人間です。
そして人間が築き上げてきた人間同士が協力していくツールが言葉であり、法であり、国家であり、軍であり、宗教であり、金であり、市場であるわけです。

ライオンにも仲間意識はあります。ライオンは舐めたりじゃれたりすることでコミュニケーションをとり協力し合っています。
しかし、それは人間のモノとは比べ物にならないほど低い密度のコミュニケーションであり、したがって少数の群れの中でしか通じず、その連携も中途半端なわけです。


よく『動物は人間のような無駄な争いはしない』とかいう脳みそお花畑な人がいますが、それは嘘です。
動物も無駄、もしくは非道徳的な争いはします。

例えば、ライオンは群れのボスが入れ替わると前のボスの子供を皆殺しにします。
これは無駄な争い、もしくは非道徳的な争いでしょう。
それに対して人間は1億2000万人の人々が暮らしているのに殺人は1200件程度。人口のたった10万分の1です。

ライオンは現在20万頭くらいいるといわれていますが、子殺しは毎年かなりの数殺されているでしょう。
一つの群れには大体4~6頭のメスがおり、メス一匹につき2頭の子供がいるとして計算してみると、一つの群れの雄が入れ替わると4x2=8頭の子ライオンが殺されることになります。
ライオンの子殺しは、たった一つ群れの雄ライオンが入れ替わるだけで日本の犯罪率を軽く抜き去ってしまう水準なわけです。
思い切り少なく見積もって、一年で100の群れでボスが入れ替わるとした場合、そこで発生する子殺しは800頭です。
日本で例えれば、一年に800x12000/200=48万人の子供が殺されているのに等しい水準です。

また、人間は人を殺せば罪悪感を持ちますが、雄ライオンは他の雄の子を殺してもなんとも思わないでしょう。
人間とライオンどちらが残酷で非道徳的な生物でしょうか?

このように人間も動物の一つとして客観的に数字で比べてみると、人間の隔絶した凄さが良く分ると思います。
人間は、様々な情報をやり取りすることでコミュニケーションをとっています。
そして金、力、情の様々なモノを使って協力関係を築き、この地球上に60億もの数に増殖し今もその活動は拡大を続けています。
そしてその人間の活動の最も大きなモノが経済活動です。

このように、カネを生物学的なコミュニケーションの一手段だと捉え、他の力(法や軍など)や情(道徳心、宗教心、愛国心など)と並べてみるともっと広い視野でモノが考えられると思います。
蛾がフェロモンで、孔雀が泣き声で、ライオンは力とたてがみで、交尾の相手をひきつけるように、人はカネを使って人を集め協力させます。
すなわち、給料を払うので働いてくださいというようにです(また女性が結婚相手を選ぶときに見た目や年収を参考にするのも同じようなものだと思います)。
最終的には、経済学とは人間という他の生物とは桁外れに高度な生物の行動を分析した行動生物学の一種だともいえると思います。

このような観点で動物行動学や心理学の本を読んでもなかなか面白いです。
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この回答へのお礼

goottttさん

今回も投稿してくださり、ありがとうございます。
本当にうれしいです。

私がアメリカに住んでいたのは、今回の金融問題が起こる前の
景気が良い時期だったので、そこで目にしたアメリカ人の消費の凄さに
私はアメリカは日本とは比べられないくらい豊かだなぁという印象を持っていました。

ご近所のアメリカ人は持家の資産価値が上がったからと言って
借金をしてキャンピングカーやヨットなどを買っていました。
それを聞いて、私はそんなものはいつまでの続かないのになぁ????と思っていました。

アメリカでは良い意味でも悪い意味でも誰もが
自然と借金を作るシステムが出来上がっていると思います。

私が新車を買いに行った時の事ですが、ディーラーでキャッシュで一括で買いたいと言うと
「ローンで買ってくれなきゃ、うちは儲からないのでキャッシュでは売りたくない」と断られました。すごく驚きました。

あの横柄なディーラーの人たちは今のこの車の売れない時期どうしているのかと思うと、いい気味だと思い笑えます。

地方分権にしろ沢山の問題があるのに今の政治家のダメっぷりには残念な思いで一杯です。
県知事など県民に支持されて当選された人の方がいい仕事をしている気がします。
いっそのこと、国民投票で大統領を決めるようには変えられないものなのでしょうか?←大真面目です。

最近「経済は感情で動く」という本を読みました。
人間の行動は心理的要素が殆どですよね。面白いと思います。

今回も面白い話をありがとうございました。

お礼日時:2009/02/23 02:37

そこまで喜んでくださるのであれば頑張らずにはおれませんねw



これは私個人の考えが強く反映されているので、きちんとした学説がベースになっていない部分もあります。そのことを踏まえて読んでください。

私がこれから説明するのは思想としての経済学です。
経済学は理論化が著しい学問ですが、社会科学でもあるので思想という面の経済学も存在します。
個人的に、思想としての経済学は理論としての経済学に比べ軽視されていると思います。
確かに理論は道具として非常に重要ですが、思想がないと『経済学を何のために使うのか』という根本的な問題を答えることが出来ないと思います。

今回もまた長いですが付いてきてくださると嬉しいです。

●人権思想と民主主義について
まず、人権思想が何故大切なのかから説明します。
結論から言えば、『豊かな社会では、人権思想という価値観の下で活動することが、最も効率が良いから』です。
以後あらゆる道徳的価値観を効率の下で肯定していきます。

人権思想とは何かと言えば究極的には二つだと思います。
生きる権利と自由です。
もっと具体的に言えば人権思想とは『人の命は何よりも大切だ』と『人の意思は人の命の次に大切だ』ということになると思います。

・生きる権利が大切な理由
まず何故、生きる権利、人の命は何よりも大切だと言う考えが何故大切かということから述べます。
それは一言で言えば生きる権利の下では『あらゆる暴力を否定出来るから』です。
様々な人々の活動、つまり社会活動経済活動は基本的にプラスサムであるべきです。
しかし、暴力を肯定してしまうと社会活動経済活動はゼロサム、マイナスサムになりかねません。

例えば、私が喉が沸いていたので、コンビニで147円を支払いジュースを買った場合、これはプラスサムの活動です。
私はジュースを飲むことで喉の渇きが癒されることに147円以上の価値を見出したからジュースを買ったわけです。つまり、ジュースを買うことで私は得をしているのです。
また、コンビニも147円でジュースを売ることで儲けられることを分っているからジュースを売ったのです。つまり、ジュースを売ることでコンビニは得をしているのです。
ここで社会全体のパイが大きくなっているのです。

対して、ある強盗が夜道で通行人を刺して10万円を奪ったとします。
この場合、強盗が10万円得をした分は、通行人が10万円損をしているので社会全体では+-0です。
さらに、社会全体では通行人が刺されている分は、その苦痛としばらく動けなくなっている分社会全体ではマイナスです。
本来ならば、この強盗が人を襲って金を奪うだけの覚悟があるのであれば、格闘技などのショーに出てその対価として10万円を貰えばいいのです。
この場合、強盗は人を襲うというリスクを負わなくて済みますし、ショーを見た人は『ショー』というサービスを体験することで満足を得るわけです。その対価として10万円を得るわけですから、社会全体でプラスサムになります。

この原理は国家間の戦争などにも当てはめることが出来ます。
例えば、ある農耕民族が騎馬民族に襲われたとします。
騎馬民族は田畑を荒らし人を殺し、農産物や家畜を奪ったとします。
この場合、騎馬民族が農産物や家畜を得た分は、農耕民族は農産物や家畜を失ったので社会全体では+-0です。
さらに、社会全体では農耕民族が殺され田畑が荒らされている分は、社会全体ではマイナスです。
ここで、騎馬民族が毛皮を提供する見返りに農耕民族が農産物や家畜を提供するのであれば、これはプラスサムになるはずです。
もしくは、騎馬民族が農耕民族の護衛をする代わりに、農耕民族が農産物などを提供してもいいですね。昔の社会では社会の安定、平和というのは何よりも最も大切でした、少なくとも田畑が荒らされず農耕民族が殺されない分ずっと良いでしょう。
(お気づきかもしれませんが、中国の元や清はこの構図です。農耕民族=漢民族、騎馬民族=モンゴル族、満洲族、護衛=王朝としてみてください。)

ここまで見ていただいて暴力がいかに社会全体で不合理か分ったと思います。
しかし、正確にいえば『暴力を否定すると社会全体で合理的にならざるをえない』ということなのです。

なぜかというと暴力を肯定すると『相手の意思を無視出来る』からです。暴力がありならば、相手から何かを得たい時は、相手のことなど考えず脅し、それでも言うことを効かなければ殺せばいいわけです。
しかし、暴力が否定されると相手に何かしてもらうには、相手を説得し相手に差し出してもらう必要があるわけです。
相手を説得するには相手のことを考える必要があります。
相手の利益を考え相手の欲に訴えかけることで相手から協力を得るわけです。
それがすなわち、『147円を差し上げるのでジュースを譲ってください』『ジュースを差し上げるので147円を譲ってください』という構図なのです。
暴力が肯定される社会では『殺されたくなければジュースを作れ』となります。この場合、ジュースを作る側は自分の都合は関係なしで否応なしに作らされます。命令した方はなんとなく喉が渇いていただけなのに、命令された側はそれに応えるために一日中働かなければいけないこともありえるわけです。

暴力を否定することでこのような不合理をなくすことが出来ます。
そして、生きる権利はあらゆる暴力を否定出来ます。個人の暴力も国家の戦争も生きる権利は否定します※。


『何故戦争が悪か』と問えば『人を殺すからだ』となるでしょう。
『何故人を殺してはいけないか』と問えば『人の命は尊いからだ』となります。
人権思想が社会の価値観になった現在戦争は大変困難なものになりました。
人権思想などなかった時代の戦争では人が何万人死のうがあまり気にしませんでしたが、今はアメリカのような超大国ですら数千人死んだだけで大騒ぎになります(人口のたった0.001%程度です!!!!)。

・自由が大切な理由
次に、何故自由が大切なのか説明します。
それは自由が最も効率が良いからです。
自由を尊重すると言うことは、個々人の自由意志の下で下される判断を尊重すると言うことです。

なぜ個々人の判断が尊重されるかと言えば、この複雑な社会では、誰が何を作り何を使えば最も効率が良いか誰にも分からないからです。
それは、人間は個々人の能力がそれぞれ違っており、個々人の状況もそれぞれ違っており、個々人の嗜好もそれぞれ違っているからです。
肉を作るのが得意な人、芋を作るのが得意な人、鉄を作るのが得意な人、友達が多い人、孤独が好きな人、野菜が好きな人、肉が好きな人それぞれ違います。
社会主義のような制度の下では、誰が何をし何を使うのか個人ではなく政府が決めます。
政府は万能ではありません、所詮は官僚の集まりに過ぎません。この複雑な社会の下で、所詮は官僚の集まりに過ぎない政府がこのような複雑極まりない問題を最適な割り振りなど出来るはずがないのです。

ならば、どうすればいいのか、それは個人に決めさせればいいのです。
なぜなら、bellabellaさんのことを最も良く知っているのはbellabellaさんだからです。
bellabellaさんが何が得意で何が好きなのかbellabellaさん自身が最も良くご存知でしょう。
ならばそのbellabellaさんが最も向いていると思う仕事をbellabellaさんが選んで働き、bellabellaさんが最も好きなものをbellabellaさんが選んで買えばいいのです。
また人間は誰かに命令されるよりも、自分で決めたことの方が高いモチベーションを発揮しますし、誰かに与えられるよりも、自分で得たモノの方が高い満足を得ることが出来ます。
したがって、自由を尊重するシステムは、システムとして最も効率がいいわけです。

さらにもう少し産業構造などから見てみると、産業構造の面から見ても、鉄鋼業界のことを一番よく分っているのは政府ではなく鉄鋼会社の社長さんです。ですから、政府の命令通り鉄鋼会社を運営するよりも、鉄鋼会社の社長が独自の判断で経営した方が効率が良いのです。
したがって、営業の自由も非常に重要な自由の一つなわけです。


・結論
人間など所詮たんぱく質の塊です。
絶対的価値観から言えば『人の命が尊い』理由など存在しないのです。
人の命が尊いのは、私たちが『人の命には尊い価値がある』と決めたからです。
同じように自由が尊いというのも、私たちが『自由には尊い価値がある』と決めたからです。

しかし、人が行動していくには社会を営むルールとなる何らかの価値観が必要なのです。
そして何かが必要だと言うのであれば、最も効率が良いルールにするべきです。

また、人間には他人を敬う機能や自由を尊ぶ性質(誰かに服従させられることに反発を抱く)があります。
さらに、人間には明らかに協力し合っていくための本能が存在しています。教えて!gooのようなシステムが無報酬で成立するのもそのためです。
そして、人間は状況によって良くも悪くもなります。
人間は生まれながらに善だ悪だなどと子供のようなことをいっても意味がないのです。重要なのは良い行動を起しやすく悪き行動を起し難くするための状況・ルールを整えることです。
人権思想はそのような人間の協力し合うための機能・能力を最大限に引き出すためのルールなのです。
したがって、人権思想は人間の本能に根ざした実に合理的な思想だといえます。

そのような前提に立つと、人権思想以上のルールは存在しないと私は思います。
したがって、人権思想は正しいのです。


●なぜ民主主義が正しいのか
これは、人権思想(=生きる権利+自由)を肯定した時点で自動的に民主主義に行き着きます。
生きる権利は人間の命の価値は皆等しいという考えに行き着きます。さらにいえば、人間自身の価値は皆等しいという考えに行き着きます。
これは王、皇帝、天皇などの考えと基本的に相容れません。(国民主権と君主主権の考え方の違いですね)

また、自由はあらゆる差別に対して否定的です。自由思想の元ではあらゆる機会は公平であるべきですから、国政という非常に重要な職業に対しても機会の公平を保つべきです。ゆえに、国政を王族や貴族が独占することは許されません。

さらに、国民の生きる権利と自由を担保するためには、国民自身が国政に深く参加することが最も確実な手段でしょう。

したがって、民主主義は正しいのです。
これは本当に凄いことだと思います。
人権思想を作り上げた人たちは効率のことなど考えていなかったでしょう。全く別のコンセプトから作り上げた思想が最も効率が良い思想だったのです。
これは恐らく人権思想が、人々が協力していくために、人が人を統治するために何千年も欠けて磨き上げられてきたノウハウの粋だからだと思います。

そしてその結果、豊かな国々はほぼ全て人権思想と民主主義を採用しました。
これは人権思想や民主主義が人道的だったからではありません。それが人々に最も効率が良いシステムであり、最も深い納得を与えたからです。
適者生存の制度間競争の下で生き抜き勝ち抜いてこれたことこそ、人権思想、民主主義、自由経済がもっとも優れた制度である証拠でもあります。


●注意点
ただし、ここに一つ注意点があります。
私は最初に『豊かな社会では、その価値観の下で活動することが、最も効率が良い』から人権思想や民主主義は正しいと述べました。

これは逆に言えば、『豊かでない社会』では人権思想や民主主義が最も効率が良いとは言えず、したがって人権思想や民主主義が正しいとは限らないと言うことです。

まず、経済は暴力に非常に弱いです。
そして暴力を否定するには何よりも社会の安定が不可欠なのです。
貧困国においては、社会の安定は政府の安定と言い換えても、結構です。
したがって、多少政府に問題があったとしても政府がきちっと国を治めていることが何よりも重要なのです。

政治が乱れ内戦が進み暴力が錯綜する社会では、結局生きる権利も自由も守れません。
貧困国では、多少政府が独裁的でも政府が安定しており社会が安定していることが何よりも大切なのです(ジンバブエみたいな例もありますが…あそこだってアフリカの内戦国家よりはマシでしょう)。

そのような状況の下では、人権思想が軽視されていても、民主的でなくても仕方のないことなのです。

さらに、人権思想や民主主義や自由経済が正しく機能するためにはいくつかの条件が存在します。
このいくつかの条件とは、貧困国には殆ど満たされていない条件であり、豊かな先進国では当たり前のように満たされている条件です。

・人権思想、民主主義、自由経済が正しく機能するための条件
私は、人間には他人を敬う機能や自由を尊ぶ性質があるといいました、しかしこれは余裕があるときにしか発揮されません。
明日の食べるものにも不自由しているような人が他人のことを考えるでしょうか?
また明日の食べるものにも不自由しているような人は自由よりも生存を優先するので、食べさせてくれるなら強圧的な親分の下でも喜んで従うでしょう。

また民主主義は国民がアホでは機能しません。
ですから、民主主義の意味と意義をよく理解した国民がいない国で制度だけ民主主義を取り入れても結局は社会の混乱が拡大するだけです。なぜなら民主主義政府は国民個々人を尊重する非常に不安定な政府だからです。(日本を見てください。立った数人がテレビの前で喚くだけで政府が揺れるのです)

さらに自由経済が正しく機能させるためにも、暴力が存在しないこと、契約をやり取りするためのルールが整備されていること(約束を守ること)など基本的条件が必要です。しかし、貧困国に厳格なルールを引くと誰もルールを守らないか、経済活動が停滞するかの二択になります。ですから、緩めのルールの下で政府が企業活動を制御した方がいいということがあるのです。
また経済活動には人々の活動に長期的視点が欠かせません。しかし、学もなく余裕もない人々は長期的視点などもてません。したがって、貧困国では政府が長期的視点を持って経済をリードしていく必要があります。
さらに貧困国、途上国は経済構造や人々の欲求が単純なので、政府が社会の活動を割り振ることがやりやすいのです。
例えば、高度成長期の日本では、ひたすら工場を建ててモノを作ればいいという状況でした。国民ももっと豊かになりたい、もっと物が欲しいとだけ思っていました。さらにアメリカという具体的な成功例が存在していたので、アメリカで作っているものを日本で作れば間違いがなかったわけです。
このような状況下では政府が『工場建てろどんどん建てろ』と指示をするだけでよかったのです。その結果、経済が発展しモノが増え、どんどん豊かになっていったので国民は満足していました。
しかし、先進国経済は複雑です。今我々が欲しいモノというのはそれほど存在するでしょうか?我々ですら何が欲しいかも分らないのに、何を作ればいいのか政府なんかに分るはずがありません。ですから、そこは民間の創意工夫に任せるしかないのです。
さらに政府が経済を制御すれば政府の力は増大し政府の支配力は増します。その結果政府が安定すれば社会の安定度は格段に増すわけです。それは結局その国のためになります。
したがって、先進国では自由経済が効率的なわけですが、貧困国途上国では重商主義や開発独裁が効率的なのです。


・それらを踏まえて現実を語る
何故最も効率が良い筈の人権思想が近世になるまで完成しなかったのかと言えば、一つは知識の蓄積が不十分だったということもあるでしょうが、もう一つは人権思想がその真価を発揮する条件が近世まで揃っていなかったからだと思います。

そして、イギリスも日本もフランスもまずは独裁的で強力な政府が国家を統治し、そこから徐々に民主化していったのです。選挙が始まったときの有権者数は国民の数%に過ぎませんでした。
これも仕方のないことなのです。どこの馬の骨とも分らぬ人にいきなり国政を委ねるのは危険すぎます。
それならば、多少余裕があり広い視野も持っているであろう資産家などたちから選挙権を解放するのは妥当な考えなのです。
そのようにして、国民に少しづつ民主主義をなれさせた上で斬新的に有権者を拡大していく方が民主主義は深く根付くと私は思います。

イギリスも日本もフランスも、最初は重商主義や開発独裁の下で経済を発展させ、その後徐々に自由主義経済に移行して行ったのです。
経済学に書かれている理論は『先進国用の理論』です。
したがって、先進国に対しては正しいのですが、途上国や貧困国に対しては正しくないことがあります。


アメリカはこのようなことが分ってないから、WCで失敗し、イラクでも失敗したのだと思います。
そしてこのことは日本でも分っていない人が結構いると思います。
中国などが日本に対して民主度が低いのは事実ですが、それは当たり前のことなのです。
あれだけ巨大な国を治めるのですから、多少独裁的になるのは仕方のないことなのです。

今回の話でも話しきれなかったことや省略したことは結構あります。
しかし、今後の勉強し私の説明のスキマを埋め間違いを正して行ってくれれば嬉しいです。

最後に幾つかサイトや本をお勧めさせてもらいます。

・サイト
アダムスミスの理論を分りやすく説明しています。
経済とはそもそも何なのかが分ると思います。
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/dd186afedfbaac …

ハイエクの理論を分りやすく説明しています。
上で説明した自由が何故大切なのかをもう少し詳しく説明しています。
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/bc700bdca8485d …

・本
名著と現代
http://tinyurl.com/9bfeo7
偉人たちの名著を通して思想としての経済学を深く記しています。
上で上げたスミスやハイエクもそこからの引用です。

マキャベリ語録
http://tinyurl.com/8nqddt
ローマ人の物語で有名な塩野七生が政治学の祖であるマキャベリの著書の名言を抜粋しています。
人を動かすのは『力と金と情』だと言いましたが、実際にどのようにそれを使えばよいのか詳細に述べています。
マキャベリはそのようにして政府が安定的な統治を続けることが、何よりも国民のためになると分っていたのだと思います。
蛇足ですが塩野さんの『我が友マキャベリ』も読み物として非常に面白いのでお勧めです。
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この回答へのお礼

goottttさん。
お礼が大変、遅くなりすいません。

>豊かな社会では、人権思想という価値観の下で活動することが、最も効率が良いから
>暴力を肯定してしまうと社会活動経済活動はゼロサム、マイナスサムになりかねません

目から鱗がとれました。
小さい頃から人権思想の価値観を植え込まれているのはこういうことも理由の一つなのですね。
犯罪が経済においてもマイナスだと納得しました。

今回、教えて頂いた「こころは超臨界」メルマガも早速購読しております。

今回もたくさんの面白い話を教えて頂きありがとうございました。

お礼日時:2009/01/23 23:02

もう少しアドバイスさせてもらいます。


少しと言うのは嘘で滅茶苦茶長いですが、自分なりの要所を纏めたつもりです。

●勉強の仕方
・勉強の仕方の基本
まずは大雑把に概要を掴んで何度も学ぶことで一つ一つを明確にしていくことが大切です。
経済学は一つの体系をなしているので、かなりの部分が同じ理論で説明できます。
一つに拘りすぎるよりも分らなければ、とりあえず進めて何度も読み返すことが大事です。

特にミクロ経済学の価格メカニズムとマクロ経済学の有効需要はきっちり把握しておいてください。経済学の理論は半分くらいはこの二つで出来ているといっても過言ではありません。何か問題を考える時この二つですぐに答えを出せるようになることが重要です。
あと、マクロ経済学は『モノとカネの流れの循環を保つための学問』だと理解しておいてください。
不況や恐慌はモノとカネの流れの循環が滞ったり破綻した時に発生する現象です。

・目次コピーで気が付いたことをちょいちょい書き込む
目次に書き込む要素は多すぎてはいけません。多くなりすぎると時間ばかりとられてしまいます。
自分が大切だと思った要点をすぐに連想できるような言葉や数式をちょいちょい書き込んでいけばいいのです。
あとでそれを見返すだけでそのポイントを連想できればいいわけです。

●以後経済学をより広く見るためのポイントを説明します。
●経済に対する見方
アダムスミス曰く、経済とは、人々の協力活動です。
例えば私がブラジル産のコーヒーを飲む場合は廻りまわってブラジル人の協力を得ているから、ブラジル産のコーヒーを飲むことができるのです。

そしてこの協力活動には大きく分けて3種類の方法があります。
一つは金(欲)を使うやり方、もう一つは情を使うやり方、最後に力を使うやり方です。
金を使う方法とは、『1万円払うから手伝ってよ』と協力してもらう方法です。これは一般の労使関係や企業間の取引関係がいい例ですね。
情を使う方法とは、『友達なんだから助けてよ』とかいって協力してもらう方法です。これは、友達や家族なんかの間の協力関係がいい例ですね。
力を使う方法とは、『言うこと聞かないとぶん殴るぞ、逮捕するぞ、殺すぞ』といかいって協力させる方法です。これは奴隷制度なんかがいい例ですね。

宇宙人的視点で俯瞰してみれば、どれも人々が協力し合って活動していることには変わりがありません。
しかし、それぞれの方法には利点と欠点が存在しており

金は全てが数字に表れるので操作がしやすく最も広範に影響を及ぼせるので最も重宝されています。しかし、金は全てはっきり明確に数字に出るので人々は損得を天秤にかけて判断します。その結果金だけでは規定できない問題には向きません。
金を効率的に使うための社会的技術も多く発明されました。
元々は数量化できなかった欲望を金という目に見える形に表したのは人類史上有数の大発明だと思います。
さらに金の取引を効率的に行うための市場システムや、金を利用して企業を作るための株式システム、国が金を詳細に操作するための財政システムなどは人類の発展に大きく寄与しました。

情は柔らかく損得を越えた水準で力を発揮することがあるという利点がありますが、扱いが難しく小回りが効きません。
情を効率的に使うためのシステムとして最も有名なシステムは宗教でしょう。他にも愛国心もその一種ですし、冠婚葬祭(親族で喜び悲しみを共有することで連帯を深めるための儀式)もその一種です。

力は人々を強制的に言うことを聞かせることが出来るという利点があります。小回りが効かずあまり頻繁に使えないと言う欠点はありますが、その強烈なパワーは非常に重要です。
力を効率的に使うためのシステムとしては、軍隊、警察、司法、官僚などです。
特に法律は国家の持つ力をどのようにすれば最も効率よく的確に使用できるか人類が数千年の間磨き上げてきた英知の結晶だと思います。

さて、資本主義社会は言うまでもなく金で動いてます。しかし、この社会は金だけで動いているわけではありません。ところどころは力や情で補強されています。
それは宗教は情で動いてますし、国も人権思想や愛国心などを使い情によって人々を統制しようとしています。また地域コミュニティーは基本的に情で構成されてますし、言うことを聞かない悪い人たちは警察と言う力で押さえつけます。
環境問題を見てみると、『地球を守ろう』と言うキャンペーンは情を利用して人々を操作しようとしているわけですし、環境税は金を使って人々を操作する試みです、さらに基準を作りそれを破った企業には罰則を与えると言う制度は力による
他にも歴史を振り返ると、金を否定した共産主義は結局力で全てを規定しようとして強権的で硬直的な国になってしまいました。

このように社会を構成しているのは、金と力と情であることを理解した上で社会を俯瞰するといろいろなものが見えてきます。

●経済学の使い方
・現実と論理のハザマ 
現実問題に経済学を当てはめる時に最大問題点は論理と情の背反です。
経済学は全てを論理で分析します。そして社会にとって最も効率の良い答えを導き出します。

しかし、経済学には大きな弱点があります。
それは人の情を解せないということです。経済学では人は機械のようなモノだと仮定されています。
複雑怪奇な人間の個を一つ一つ尊重していては話にならないので仕方のないことなのですが、ここで論理と情の背反が発生します。
そして人は往々にして情で動く生物なのです。

その結果、社会のための論理ではなく個々人の情が優先されてしまうことが多々あります。

・日本の農業で例えてみる
例えば、論理的に見れば日本の農業は非合理の極みです。
世界有数に人件費の高い国なのに農地が狭いのです。
その結果何が起こるかというと、農家が食っていけなくなります。
なぜなら、人件費とは裏を返せば生活費でもあるからです。人件費の平均が年300万の国で農家の収入が年200万しかなければ農家の暮らしは苦しくなります。

この場合、経済学の答えは簡単です。
農民を減らして一人当たりの農地面積を拡大し、農家の収入を上げるということです。
そして農家を辞めた元農民の人たちには別の場所で働いてもらおうと言うことです。
つまり、リストラをすればいいという意見です。

しかし、農家の立場から考えればリストラされるのは嫌だ。自分の土地は手放したくないということになります。

どちらが社会のためになるかどちらが正しいかと言えば、前者です。
しかし、現実には後者の意見が通りました。
食っていけない農家を食わせるには、代わりに誰かが金を払う必要があります。
日本は輸入米に高い関税をかけ、国が高い米価で米を買い取ることによって、農家を食わせることにしました。その結果は略しますが最後に分析してみるのでよろしければ読んでみてください。※

・論理や効率の限界
基本的に、経済学は社会全体の利益を考える学問です。
しかし、人間は社会全体の利益よりも個々人の利益を優先する生き物です。
そして政治家は長期的なビジョンを持って全体の利益を考えるわけですが、国民は短期的な現在の個々人の利益を考えます。
ここに矛盾が発生します。

例え、将来の社会のためになる政策でも、国民が自分たちの不利益になると捉えると猛烈に反発します。
そしてその結果社会が不安定化することがあります。
経済において何よりも重要なのは、社会を安定させることです。それは経済が正しく機能する大前提なのです。

ここで不満を持つ人たちを落ち着かせるには何が最も効果的かというと飴玉を与えることです。
つまり、金をばら撒いて不満を沈静化させるということです。
もっと具体的に言いましょう。効率を最優先に考える経済学においても福祉政策は非常に重要な意義を持ちます。
表向きの理由として、人々の生活の安心を守るためという理由が挙げられていますが、裏向きの理由として社会を安定させるためと言う理由があります。

・明治維新で例えてみる
明治維新の四民平等政策によって大量の武士はリストラされました。
これは非常に大きな経済の不安定要因です。
なんせ300年もの間日本の軍事力を独占していた血気盛んな階級層が一気に職を奪われたのです。
リストラされた士族には年金が支払われましたが、これは一種の失業保険と見ることが出来ます。つまり、金で不満を沈めようとしたのです。
他にも天皇という権威を使って情でも不満を沈めようとしました。

しかし、それでも不満を沈めきれずに結局は西南戦争が発生し、それを沈めるために軍隊という力が使われたわけです。

ここで費やされた戦費は政府の財政の2年分とかだったそうです。
ならばその分失業保険を多く渡していれば戦争は発生しなかったかもしれないと見ることも出来ます(いや膿を出して力を鼓舞するためにも必要な戦争だった気もしますが…)。

つまり、政府が例え長期的に必要な政策を採っていたとしても反乱が起こったり、その結果倒れた政府は沢山あります。
そのような危険を避けるために金をばら撒くことには、狭義には不合理でも広義には一定の意義があるわけです。


このように経済学は社会問題を深々と分析することが出来ます。
他にも何故民主主義がいいのか、何故人権思想が必要なのかと言う問題も、経済学では『効率の面から』説明することが出来ます。
(長くなるのでやめましたが、よろしければ説明します)

経済学はこのように素敵な学問ですのでbellabellaさんにもぜひとも使いこなせるようになっていただきたいです。


・以上を踏まえ実際の問題を経済学で分析してみよう。農業編。
政府が取った農業政策は米価を吊り上げることで農家を救う政策です。
この結果大きく分けて二つの現象が起こりました。
一つは生産の変化。一つは消費の変化です。

ミクロ経済学を学んだのであれば価格が吊り上げられれば生産が増え消費が減ることはご存知だと思います。
まず、生産では麦などの価格が下落する中米の値段だけが上昇したので農家は皆麦を作るのをやめ米を作るようになりました。
その結果米の生産量は急増し麦の生産量は激減しました。そうして日本の麦農家はほぼ全滅しました。
次に米の価格が上昇を続けたので米の消費量が減りました。例えば、学校給食では高い米ではなく安い小麦を使ったパンやパスタやうどんが出ることが多くなりました。

このように米は生産量が増える一方なのに消費量が減っていき結局大量に米が余り始めました。
その結果、米は減反が必要なほど余っているのに麦はほぼ全て輸入すると言う奇妙な構図が出来上がりました。
本来なら米が余っている分麦を作れば効率がいいはずなのに、金を払って米の生産量を抑えつつ、もう一方では金を払って麦を買っているのです。

しかし、この奇妙で歪な問題ももう少し大きい視点で考えると単純に否定することが出来なくなります。
つまり、米価吊り上げは農家に対する福祉政策、不満沈静政策だったという視点です。
自民党が農家に金を渡し不満を沈静化することによって、日本の社会は安定化し経済発展に集中出来たともいえるわけです。
また現在無駄で有名な道路などの地方公共事業に対しても同じようなことがいえます。
多少のお金をケチっただけで農家が社会党側についてしまえば、日本の経済は崩壊していたかもしれません。

そして、小泉改革によりそのようなばら撒きを止めたので、地方は『地方切捨てだ』と社会が不安定化し政治が不安定化しました。
また小泉内閣は沢山の借金を抱えているので福祉政策の支出も抑制させました。その結果『弱者切捨てだ』と社会が不安定化し政治が不安定化しました。
その結果政府が機能不全を起し必要な政策を採ることができなくなっています。
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この回答へのお礼

goottttさん

今回もとても面白いお話をありがとうございます。

>少しと言うのは嘘で滅茶苦茶長いですが
大歓迎です!! 内容があまりにもおもしろいので、一気に読んでしまいました。

今回、goottttさんが書いてくれた内容は、私が今までに気になった事柄ばかりでした。

>社会を構成しているのは、金と力と情であること
私の中にあったモヤモヤを分かりやすく言語化してもらった感じです。
こういうとても大事なことを学校で子供たちに教えたらいいのにと思います。

>政治家は長期的なビジョンを持って全体の利益を考えるわけですが
 国民は短期的な現在の個々人の利益を考えます

アメリカでは日本の国民健康保険にあたる公的保険がありませんが、アメリカ人の友達に
その事を聞いた時 「公的保険の財源確保の為の増税に反対する意見が多く、今まで成立されなかった。
アメリカ人は特に目先の事しか考えない」 と言っていたことを思い出しました。

ちなみに私の家族がアメリカで入院&手術をした時にかかった費用はなんと4千万円でした。
病院のいくつもの部署から別々に送られてくる請求書の額は2万7千ドルや1万ドルなど高額でした。
ですが、私たちは一ドルも払わずに済みました。
私の家族は民間の保険に入っていなかったので、無保険ということで
州政府が払ってくれました。(審査や手続きはかなり厳しかったですが)

しかも、私の家族はもちろん日本人でアメリカ人でもないのに4千万円も払ってくれるアメリカは
なんと懐が深いのだろうと思ったと同時に医療費の高さや質など問題も沢山あるなぁと思いました。

農業編や明治維新後の話も面白かったです。
こんな面白い話を見ず知らずの私に惜しげもなく教えてくれるgoottttさんに心から感謝です。

>何故民主主義がいいのか、何故人権思想が必要なのかと言う問題
ぜひ、ぜひ、聞かせてください。

goottttさんの事をgootttt先生と呼びたい気分です。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/04 04:09

なんか偉い勢いで褒められているので調子に乗ってもうちょっと・・・



nash50さんのいうことは凄くごもっともだと思います。
しかし経済学を学びたいのではなく、経済学で経済を学びたいというのであれば、数式系の問題は有効需要や需要と供給の問題だけで十分だと思います。
つまり、中学レベルの連立方程式が解ければ十分です。
価格弾力性や産業連関表などは簡単な概念さえ大まかに理解すれば、やらんでもいいと思います。

それでお勧めの勉強方としては、基礎のテキストは複数冊読むといいと思います。
簡単な基礎の網羅的なテキストを何度もやったあと、もう一寸難しい基礎の網羅的なテキストを何冊かやるといいと思います。
一度基礎をしっかり固めてしまえば、後は他の本は読むだけで理解できるようになると思います。

また、勉強をきっちりやるにはノートをとるのが一番ですが、ノートは取り始めると際限なく時間がかかります。
そこで、ノートを取るほどではないけど少し頭に整理して留めておきたいというときには、目次をコピーすることを薦めます。

目次をコピーして端をホッチキスで止めます。
そうして小さな冊子のようなものを作り、章の始めに目次をまず読みます。
そして、章を読み終わったあと、目次にボールペンで軽く書き込みをします。
書きすぎると限がなくなるのが困りモノですが、そうやって自分の中で纏める時間を作ると、ノートを取るのに近い効果を短時間で得られます。
目次を読むことも重要です。目次を予め読んでおけば子の章ではどんなことをやるのかなんとなく分るので勉強の最中に戸惑うことが少なくなります。


経済学の基礎理論を完全に把握し、社会問題を全て経済学的に見れるようになるととても面白いです。
経済学は基礎理論さえしっかり抑えておけば、後はそれを個々の事例に当てはめているだけですから、すぐに理解できると思います。
慣れてくると歴史問題なんかも経済的に見れるようになります。そうするともっと世界が広がります。(経済史という分野です)
そこまで、いけるようになるのはちょっと時間がかかると思いますが、頑張ってください。
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この回答へのお礼

goottttさん

2度目の回答、ありがとうございます。 すごく嬉しいです。

前回、教えて頂いた本の中から
・試験攻略 新・経済学入門塾シリーズ
 マクロ ミクロ
・経済学が面白いほどわかる本 -マクロ経済編・マーケット論
・入門経済学 伊藤元重
・初心者のためのやさしい経済学 81のキーワードで基礎からわかる

をamazonで手に入れました。

最初は試験攻略 新・経済学入門塾シリーズを読むことにしました。
この本は本当に分かりやすく、読んでいて面白いです。

基本を読んでいて、まさに今の経済状態は
ケインズの理論どうりの不況下にあるんだなぁと思います。
(製造業の減産や失業者問題など)

ただ、あまりにも理論に忠実すぎるというか、そのまんまの状況なので驚いています。

私がまだ、うわべしか見ていないのかもしれませんが
これほど実際の経済が理論どうりに動くものなのかと、それほどケインズ理論の完成度は高いのか、
それともケインズ理論を参考とする経済人が多いからなのかなどと、色々と疑問が浮かんできます。

それから第二次大戦後の経済がどのように発展したかが気になり
次にはなぜ戦争が起こったのかを詳しく知りたくなり、じゃあ第一次大戦は?などと
知りたいことが次から次に出てきます・・・。(笑)

いままで勉強は苦手でしたが、goottttさんに教えてもらった方法でじっくりやっていこうと思います。
ありがとうございました。感謝です。
あと、お礼が遅くなりすいませんでした。

今年も、もうすぐ終わりですね。
良い新年をお迎えください。

お礼日時:2008/12/28 01:07

世界経済といえども、お金の流れの基本は変わりません。


モノを買う人と売る人がいて、市場があって、
それを支える政府や銀行があって、
そして海外との貿易が生まれたりします。
いきなりグローバルしちゃうと疲れてしまう可能性もあるので、
以下のような、とっつきやすい入門書をおすすめします。
「東大生が書いたやさしい経済の教科書」です。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/東大生が書いたやさしい経済の教科書-東京大学赤門Economist/dp/4757302800
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この回答へのお礼

hirokiplusさん

回答ありがとうございました。
確かに最初からグローバル化しちゃうと疲れてしまう
可能性は大だと思います(笑)

地道に読書をしていこうと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/09 01:17

NHK高校講座の地理、日本史、世界史をビデオに録画しながら、視聴、受講してください。

現代社会、倫理も学習してください。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/
雑誌「経済」http://www.shinnihon-net.co.jp/magazine/keizai/2 …
マルクス「資本論」を読んでください。
http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_i …
各政党のホームページを読んでみて下さい。bellabellaさんの気持ちに
ぴったりの政党がみつかったら、その政党の事務所を訪問してください。経済のことも、くわしく教えてくれるでしょう。

参考URL:http://www.nhk.or.jp/kokokoza/
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この回答へのお礼

HANANOKEIJさん

回答ありがとうございます。
教えて頂いた政党の事務所訪問は、すっごく良いアイデアだと思います。

また、一つの事務所だけではなく、いくつかの事務所に出向き
それぞれがどんな風に教えてくれるのかを比べるのも
とても面白そうです。

面白い参考意見ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/09 01:29

経済学は独学でも学べます。


しかし、実際に感覚的な答え以上の正解を経済学を使って求められるようになるには相当の時間がかかると思います。
一般人の感覚や常識はそれなりに正解率は高いのです。

一般人の感覚や常識が間違うような問題の正しい答えを、経済学的考えで求められるようになるには経済学の理論が分るだけではなく、その理論が血となり肉となるまでしみこませなければいけません。

それでも独学でもそうなれるようにはなります。
まず基礎をしっかり学んで、その後は応用の本を読んだり、実際の経済問題の本を読んだりしていくと少しづつ分ってくると思います。

1.コツは基礎の経済学の本を沢山読むこと
2.応用の経済学を少し読むこと
3.経済学で社会問題を説いているような本を読むこと
4.WBSを毎日見ること
だと思います。

1.コツは基礎の経済学の本を沢山読むこと
基礎を完全に理解しきるには、一冊の基礎の本を徹底的にやる+沢山の基礎の本を徹底的に読むことが大切だと思います。
経済学の理論は一つの理論でも色々な見方が出来るのです。
例えば日本は貿易黒字と資本輸出(外国に金を貸している)わけですが、これは貿易黒字があるから資本輸出しているといえると同時に、資本輸出しているから貿易黒字になるともいえます。
このように経済学は色々な見方が出来るので、いろんな人の色んな視点によって書かれた説明を読むことで自分の理解が深まります。

2.応用の経済学を少し読むこと
基礎の理論がどんな風に応用されるかを知っておくのも悪いことではありません。
ただ齧る程度でいいと思います。
大体どんなもんかを把握しておけば十分です。

3.経済学で社会問題を説いているような本を読むこと

経済学が現実世界でどのように適用されるかを学ぶには経済学者などが社会問題を経済学的に分析している本を読むのが一番です。
そういう本を読めば、現実世界でどのように経済が廻っているのか経済学の理論はどう使うのか分ると思います。
また、ありとあらゆる社会問題が根底には経済問題が絡んでいることが分ります。

4.WBSを毎日見ること
3と大体同じです。
夜11時からテレ東でやっているWBSは素晴らしい番組です。
旬の経済ニュースを面白く分りやすく取り上げています。
また議論や分析の際には経済学を良く使うので実際の経済学の確認も出来ます。

1.のお勧めは
経済学基礎の本
1.試験攻略 新・経済学入門塾シリーズ
沢山ありますが、とりあえずはマクロとミクロの基礎だけを読んでおけばよいかと、興味があったら応用も・・・

2.経済学が面白いほどわかる本 -マクロ経済編・マーケット論
 経済学が面白いほどわかる本 -マクロ経済編/経済政策論
マクロ経済のみですが経済学が分りやすく説明されています。

3.入門経済学 伊藤元重
ミクロマクロの経済学を一通り説明しています。
なかなか分りやすく書かれています。

4.アメリカの高校生が学ぶ経済学
アメリカの高校生が学んでいる教科書を和訳したものです。
細かい理論の説明は省略されていますが、経済学的な考え方をキチンと説明しています。


5.初心者のためのやさしい経済学 81のキーワードで基礎からわかる
経済学の用語や外見を見開きで説明しています。
経済学はちょっと理解し辛い概念が幾つかあるのでこれを持っていると辞書代わりに使えて便利です。

1.2.は参考書感覚で経済学を述べています。
3.4.は教科書感覚で経済学を述べています。
参考書には参考書の教科書には教科書の良いところがあるので一概にどちらがいいとはいえません。アマゾンなどで自分がぴんと来るような本を選んでください。
個人的には1.と4.がお勧めです。

あとは2.3.は自分が興味を持ったテーマの本の中でアマゾンの評価が高い本を読めばよいかと思います。



勉強するのがしんどいというのであれば、経済学の基礎の本を1冊しっかり読んで後は毎日WBS見ているだけでも大分違うと思います。
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この回答へのお礼

goottttさん

具体的でとても分かりやすい回答ありがとうございます。
goottttさんのあまりにも分かりやすい回答に
goottttさんが以前、他の質問者にどのような回答をされているのかも
気になり、見せて頂きました。

どの回答も的確、かつ分かりやすく書かれている事に感心しました。
goottttさんの他の回答文を読むだけでも勉強になりそうです。

>一般人の感覚や常識はそれなりに正解率は高いのです。
確かにそうではないかと思います。
私も感覚的には何となく分かっているのですが、それ以上となると
知識が乏しく、それ以上は分からなくなってしまいます。
そこで、まさに感覚以上のものを知りたくなりました。

丁寧に教えて頂いた書籍を徹底的に読んでみます。
そこで、質問が出てきた時に改めて質問してみます。

私もテレ東のWBSが大好きで毎回、録画して翌日ゆっくり楽しみながら見ています。

貴重なアドバイス感謝です。ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/09 04:02

経済学を学ぶことで、マスコミや誰かが言ったことの受け売りではなく、自分の頭で経済の動きを考えられるようになります。


それはとても面白いことです。

経済学の学び方ですが、独学でよいと思います。大まかに次のような順序になると思います。

1.学部初級レベルの網羅的なテキストを読む
2.興味のある分野を深く勉強する
3.必要に応じて数学の勉強をする
4.より専門的なトピック、あるいは上級レベルの勉強をする

経済学を学ぶ上で初めに大事なことは、数式を追うことではありません。
大事なことは経済学の考え方をモデルを通じて理解することです。

最初に読むとよいと思われる初級レベルのテキストとして、
「マンキュー経済学 ミクロ編」
「スティグリッツ 入門経済学」
を挙げておきます。
上記のテキストは数式をあまり用いず、言葉でたくさん説明します(やや極論ですが、数学はあくまで経済理論を表現するための道具です)。
私の考えでは、入門レベルのテキストで日本人が書いたものは簡潔すぎる上、具体例が少ないので独学には向かないと思います。

経済学は練習問題を解くなど、ある程度手を動かさないと身に付かない部分があるので、その点は注意が必要だと思います。
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この回答へのお礼

nash50さん

丁寧な回答ありがとうございます。

私も興味を持つまでは「経済なんて小難しい事、私には関係なーい」と
まったくの無関心でしたが、少しでも興味を持って世界を見てみると、面白いのなんのって!
こんなにも世界は複雑につながっているんだぁ。と当り前の事を
再認識してみたり、経済ニュースを見るのも楽しくなりました。

本屋で経済についての本を探すときに、nash50さんが
おっしゃるように入門レベルはあまりにも簡潔すぎるし
かといって、中級上級は私にはまだ早くて・・・と困っていました。

nash50さんに教えて頂いたテキストを読破したいと思います。
経済学の練習問題など、今まで知りませんでしたが
なんだかそれも楽しそうです。

最初に張り切りすぎて挫折しないように自分のペースを崩さず
独学でコツコツ勉強していこうと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/09 02:03

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