
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ラマン分光は「昔は安価だった」。
というのも、赤外領域を励起するのではなく、可視領域の光の散乱の両側に表れるラマン散乱光スペクトルを写真乾板上に焼き付けてそれを手で測定していたから。
#1のお答えにあるように分極が変化せず赤外分光では「禁制」である遷移が観測出来るので、本来は赤外分光と「相補的」に使用されるべきものです。
しかし、紫外可視吸収に光を当てた場合に観測される「共鳴ラマン」発光以外の「非共鳴ラマン」は非常に測定しにくいので、多くの一般的な研究者からは「やっかいな代物」として、干されています。
レーザー光による照射により励起が非常に高強度になっても、レーザー光の波長チューニングが(不可能ではないが)困難な現在、先行きはコペルニクス的転換をもたらす理論を見いだす「天才」が現れるかどうかに掛かっています。
そのためラマン分光を扱っている研究者は共鳴ラマンで充分という方と計算機化学を扱うためラマン分光のデータが欲しい方に限られてしまいます。
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