
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
> <迎える>は、室町時代以降、<や行下二段活用>に転じたという
情報がありますが・・・。
はい、「迎ふ(ハ行下二段)」から転じて、室町時代頃から用いられた語に【むかゆ(迎)(ヤ行下二段)】があります。
多くの場合、終止形は「むかゆる」の形を取ります。
意味は「むかえる(迎)」に同じです。
「参考」
寛永刊蒙求抄(1529年頃)六
「国境まで守護殿のをりゃる時、迎ゆるが法ぞ」
日葡辞書(1603~4年)
「キャクヲムカユル(mucayuru)]
以上「日本国語大辞典」より。
口語変遷の大筋はNo.3の方のご高説の通りだと思います。
なお、「ホツマツタヱ」は偽書だというのが通説で、心ある学者は資料として取り上げることはしません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%84% …
森村 誠一は、推理小説が本職です。
伝統の古格を守っている俳句の専門家の句は参考になります。
No.3
- 回答日時:
本来の活用は、辞書にあるとおり、「ハ行下二段活用」でした。
これが、室町以後長い期間を経て「下一段化」していくわけですが、「ハ行」の場合は別の理由があり、一時的に「ヤ行下二段」を経由して現在の「ヤ行下一段活用」に至ったと考えられます。
この理由とは、平安時代半ばから「語中・語尾(語頭は除く)のハ行音」は「わいうえお」と発音されるという現象が起こってきました。このため、文字面は
へ へ ふ ふる ふれ へよ
であっても、発音上は
え え う うる うれ えよ
となりました。これは理論上はおかしいのですが、実質「ヤ行下二段」であったのです。
さらに、下二段→下一段に変化するとき、
え え える える えれ えよ
のように「ヤ行下一段活用」になりました。要するに、途中で「ハ行」の面影がなくなったということですね。学問的に考えることがない、一般の人には、変な語句も登場しました。例えばNo.2の方が挙げられた「ホツマツタエ」の中には、「迎ひの輿に」という語句がありますが、これだと「上二段活用」だったことになりますね。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
たしかに、そう書いていますね。
驚きました。
古語辞典も調べましたが、ヤ行下二段とは、一言も書いてないです。
以下、例です。
大学の先生が、俳句で「迎ゆ」を使用しています。
http://blog.katei-ouen.com/
作家の森村誠一氏も。
http://www1.tategaki.jp/morimura/2007/07/post_10 …
「ホツマツタヱ」(少なくとも江戸時代中期以前)の中で「姫 迎ゆるを」という言葉が入っているようです。
http://gejirin.com/hotuma26.html
>>>古典文法の正しい活用をお教えください。
「ハ行下二段だけど、時たまヤ行下二段」ぐらいに思っておけばよいのではないでしょうか。
以上、ご参考になりましたら。
No.1
- 回答日時:
文語では「迎える」ではなく,「迎ふ」です.
「迎ふ」はハ行下二段活用です.
「迎える」は口語です.
辞書の見出し語で書きました。失礼しました。
実は『広○苑』に、そうした記述があるようなのですが
I書店からレスがございませんので、質問した次第です。
手元の版では確認できていません。
俳句 添削・質問コーナー http://434.teacup.com/riki/bbs
への投稿があり調べ始めました。
いま、アクセスしましたところ『広○苑』の版は不明ですが
指導者の回答が書かれてました。現行の版ということなのでしょう。
私の電子辞書はトラブってまして……古い版しか
見ることができません。
参考までにアクセスしてみてください。次のページです。
私の質問にご関心をお持ちくださいまして
誠にありがとうございました。
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