![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?8acaa2e)
日本語で”~に(人に)間接目的語”+”~を(何かを):直接目的語”という動詞
(sagen、kaufen、raten、geben、schenken、empfehlenなど)で
”~に(人に)”の部分がDativではなくAkkusativになるものがあります。
Ich empfehle【dir】den Fisch.(○):君ににその魚を勧める
Ich bitte 【dir】 den Einkauf.(×):君にその買い物を頼む
Ich bitte 【dich】 um den Einkauf.(○)
日本語から考えてしまうと、どうしても”~に(人に)”の部分はDativだと思ってしまいます。
「fragenは目的語が”nach+Dativ”で、bittenは”um+Akkusativ”となり、単純なAkkusativの直接目的語がないから、”~に(人に)”の部分がAkkusativになるのか?」とドイツ人の先生に聞いたら、
「それは違う。申し訳ないけど、そういうものだと思って覚えて。」と言われました。
そしてsagenなどは必ず直接目的語を持つが、fragenとbittenは直接目的語を持たないこともあるので、とも言われました。
何となくわかったような気がしますが、スッキリとはしません。
どうしてAkkusativになるのか、日本人がわかるようなルールはあるのでしょうか?
それとも数が少ないから、単純にそういうものだと覚えるしかないのでしょうか?
またfragenやbitten以外に”~に(人に)”+”~を(何かを)”という意味をもつ動詞で、”~に(人に)”の部分がAkkusativになるものがあるのでしょうか?
ご存じの方がいらしたら教えてください。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
日本語で「与格+対格」の授与動詞形式なるからといって外国語がその形式をとるとは限りません。
日本語の「に」「を」が外国語の与格と対格に一致するとは限りません。こういうことは格変化を持つ言語(スラブ系なども)にはよくあることです。その先生のおっしゃる通りで「~だから人が対格目的語になる」というような理由があるわけではありません。
>「fragenは目的語が”nach+Dativ”で、bittenは”um+Akkusativ”となり、単純なAkkusativの直接目的語がないから…」
これでは日本語の都合に当てはめようとしているように聞こえるかもしれません。nach+dat. や um+akk. は前置詞句であって動詞の目的語ではありません。前置詞句は自動詞にも他動詞にも付きます。当然他動詞なら対格目的語が必要です。「~を」と「~に」が必要だからではありません。
日本人が「人に物を頼む/人に物を尋ねる」と言うところをドイツ人は「物を求めて人をbittenする/物を求めて人をfragenする」と言うように発想が違うのです。
日本語の助詞と格が一致しない例としてよく引き合いに出されるのものに "helfen+与格" がありますが、これは「人に力を貸す」というように考えることができます。しかしこんなに簡単にいかない場合が多く btten, fragen に同じような納得いく説明を求めようと思ったら語根の深いところまで探り出し対格目的語をとる理由を探さないとなりません(あいにくその語源は存じません)。
「そういうものだと思って覚えて」は「とにかく覚えた方が速いよ」というより「説明しようとするとかえって混乱させかねない」と言いたいように思えます。
すっきりしないと思うより日本語との違いを楽しむくらいの気持ちの方が習得にはずっと有効だと思います。
日本語で書かれている参考書(現在私が持っているもの全て)には
「大雑把に言って、日本語の”~に”は3格、”~を”は4格が当てはまる」と言う記述しかないので、「なぜこれは例外なのか?」という確固たる理由があれば知りたいと思いました。
”ドイツ人は「物を求めて人をbittenする/物を求めて人をfragenする」と言うように発想が違う”というご回答で納得出来ました。
そうですね、日本語との違いを楽めるよう。。。早くそうなりたいと思います。ご回答ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 英語 「to不定詞」を目的語に直接取れない動詞で、なお「to不定詞」で表現したい場合の方法について 2 2022/07/11 10:17
- フランス語 フランス語文章の構造 3 2022/04/05 16:39
- ドイツ語 ドイツ語について質問です。 Ich habe keine Kinder.という文があるのですが、なぜ 1 2022/05/26 23:05
- 英語 ちょっと細かいんですが、前から考えてて、 However, it was less successf 2 2022/11/03 23:37
- 日本語 <形容動詞>という誤りについて! 4 2022/04/15 21:14
- 日本語 「~人」と「~名」の使い分け 2 2022/06/02 11:59
- 英語 ”be”<動詞>と<助動詞>混同の誤り ― 形式主義文法論の混迷 12 2022/05/17 11:09
- フランス語 フランス語の再帰代名詞seが直接目的語か間接目的語かどうかどうやって見分けたらいいですか? 2 2023/06/17 22:02
- 日本語 「名詞+的」で「形容動詞」? 9 2023/01/26 18:30
- 日本語 自立語/付属語という品詞区分の誤り 5 2022/09/05 00:20
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
「でさえ」の使い方について
-
ロシア語の小数
-
ロシア語で、わからないところ...
-
余格とは?
-
ラテン語の訳なのですが・・
-
ラテン語の和訳
-
(対/主格)(対/主格)と(対/...
-
次のラテン語魔法陣について背...
-
ラテン語の文法用語を教えてく...
-
ラテン語を分かる人へのお願い
-
ドイツ語 naechsten Freitag
-
ドイツ語 疑問代名詞
-
このラテン語をパーシングすると?
-
ドイツ語 人に対する間接目的...
-
関係代名詞で、主格、目的格、...
-
英文での質問です。
-
Quid nomen illi monti est?
-
関係代名詞 主格,所有格,目的...
-
中3英語の関係代名詞について質...
-
所有格句でも与格でも同じ意味...
おすすめ情報