A 回答 (2件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.2
- 回答日時:
近代社会システムとは、17世紀ごろの西洋で開始され、20世紀からはほぼ全地球に広まるに至った思想郡および制度群のことです。
工業・資本主義・国民国家などの制度を内包し、合理的な思考や人間の平等などを思想的な柱としています。この社会システムは、大きく分けて3つの領域、市場、政府、市民社会に分けられます。
第一が市場です。市場とは、人々が物やサービスを交換する場のことです。世界中に広まった交換のメカニズムそのものを指します。ここでは人々が自由な選択に基づいて自己利益の為に交換を行います。この領域の主役は、自由競争市場に向けて商品を生産する企業と、労働力との引き換えに商品を購入する消費者です。
第二が国家です。近代国家とは、ある地理的領域に対して絶対的な権力をもつ統治メカニズムです。ここでは人々が自分たちの利益のために共同のルールを運用します。ルールを持つ集団は他にもありますが、違反者に対して暴力で強制できるのは国家のみです。この領域の主役は、民主主義にルールを設定する国民と、警察・軍隊などの強制力を影にルールを強制する政府です。
第三が市民社会です。市民社会とは、国家に強制されたわけでも、市場取引のためでもない社会的な活動全般のことです。ここでは人々が、不特定多数の利益を目指して協同します。主役は多様で、NGO、NPO、近隣社会、宗教団体やあらゆる組合などです。
さて、この3者お互いに対抗しつつも補完し合う関係を結んでいます。市場と国家は、自由市場にたいする様々な規制や課税という形で対抗しています。しかし、市場経済は国民に活力と富をもたらし、国家は契約の履行と最下層の生命を保証するという相補関係にあります。国家と市民社会は、国家の政策に反抗する市民団体という局面では対抗していますが、国家から補助金を受け取り国家のなしえないきめ細かいサービス行うNGOという形では補完し合っています。市民社会と市場はも、企業の利益至上主義の弊害をしばしば市民団体が告発していますが、「ソーシャルビジネス」という言葉が流行している通り、市場を利用することで市民社会的な目的を達成できることもあります。
このように3つの領域は対抗的かつ補完的な関係にあります。この20~30年の世界の流れとして、市場は強まり、国家は弱まり、市民社会は国家の替わりとしてより大きな期待を受けるようになっていますね。
No.1
- 回答日時:
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_syakai/in …
近代市民社会とは、資本主義経済のことでしょうか?
19世紀までのことでしょうか?
特定の国家のことではないようですね。
近代市民社会とは、資本主義経済のことでしょうか?
19世紀までのことでしょうか?
特定の国家のことではないようですね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 運輸業・郵便業 タクシードライバーの採用(借用書が必要)について業界の風習や考えを知りたい 1 2022/08/23 17:27
- 哲学 《人間を国家的(公的)に》から《国家を人間的に》へ 1 2022/04/01 05:32
- 哲学 《人間を国家的(公的)に》から《国家を人間的に》へ 2 2023/05/06 08:39
- 哲学 国家とは何か? その存立根拠について問います。あるのだろうか。 16 2022/04/12 01:50
- 哲学 にんげんの人間化は 《人間を国家的(公的)に》から《国家を人間的に》へと移る段階か 1 2022/04/15 17:52
- 新卒・第二新卒 就活における自分のスペック 2 2022/05/08 14:30
- 就職 就活について 6 2022/05/09 00:06
- 労働相談 有給消化を会社にお願いしました。 今年の4月で4年目になります。会社員です。 6月にコロナのワクチン 3 2022/06/13 13:03
- 哲学 国家とは何か? その存立根拠について問います。あるのだろうか。 16 2022/12/18 18:36
- 就職 就活について 2 2022/06/03 11:57
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
完全競争市場において、とある1...
-
均衡と平衡
-
ミクロ経済学 ワルラス均衡
-
マクロの問題です
-
産出水準の効率性(一般均衡に...
-
ビールの価格と独占禁止法について
-
IS-LMモデルについて教えてくだ...
-
ミクロ経済学の欠点・欠陥はな...
-
ライフサイクルで成長市場より...
-
クラブ財
-
財政学です。 均衡予算乗数が1...
-
「市場均衡点において、消費者...
-
市場の状態の種類について教え...
-
完全競争市場の均衡条件について。
-
財市場と貨幣市場の不均衡
-
45度線分析の問題です
-
市場の定義
-
至急!クールノー均衡の余剰分...
-
証券化商品が抱える問題点の解決策
-
ミクロ経済学について詳しい方...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報