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チェルノブイリや東海村みたいな大事故が起きていない時、人体には無害であるという日頃の原子力発電所や再処理工場施設では、日々、絶対に人工放射性元素を出すものですか?
HPで一覧を見ると、地域の農作物や水産物への検査結果が載っていますが、言い方をかえれば、原発地域でとれた産物には、原発由来の人工放射性物質、元素を全く含まないものはないのですか?

放射性物質は半減期が短いヨウ素131などの方が129などより影響が強い、ヨウ素は甲状腺、ストロンチウム90は骨に蓄積する、と聞いたのですが、その地域でとれた海藻や魚、肉、野菜やお米その他諸々に、害はないとされるレベルであれ、微量なら入っているもの、さらに半減期が短期で影響が強いとされるものも入っているのですか?
専門家の方、助けて下さい。

A 回答 (6件)

ANo.1です。



>>事故がない日頃の運転では放射性物質はない、と考えていいのですね。

この認識は誤りですね。日々、煙突から放射性物質が放出されています。それは、建屋内の気圧を下げるために、常に内部の空気を外に排出していて、それに微量の放射性物質が恒常的に混ざってしまうからです。なお、なぜ気圧を下げるかというと、原子炉から漏れた放射性物質が発電所内の建物に漏れると困るためです。気圧が低いと原発建物内に放射性物質が広がることが防げます。
ただし、放射性物質が排気する空気といっしょに、煙突を通して大気中に放出されることになります。

なお、いちおう煙突に至るまでに、フィルターがあるので、ある程度の放射性物質は取り除かれます。

以下のURLのPDFをごらんください。

http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai22kai/no …
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 放射線は、放射性物質から放射されます。

放射性物質からでる放射線は、アルファ線、ベータ線、ガンマー線が問題になります。放射性物質が、どれだけ大量で、どれだけ強力でも、アルファ線は数センチ、ベータ線は数メートル、ガンマー線は、数十メートルです。すなわち、距離が100mも離れていれば、安全です。放射性物質から、距離が遠くなるほど、危険は回避されます。
 逆に言えば、体内に入れば、危険。ただし、どごでも危険ではなく、ヨードは、甲状腺に溜るので、その付近の細胞が一番危ない、ということになります。ですから、チェルノブイリの場合は、ヨウ素剤をのませて、薄めました。

 事故がなぜ怖いかというと、煙突から、あるいは、冷却水にまじつて、自然界で存在する量よりも多い量が自然界、すなわち、周囲にばらまかれることです。特に、大気中に漏れると、息を止るのは無理なので、防ぎようがありません。
 広島の原爆は、熱と爆風の被害を別にすれば、放射性物質が爆弾が投下場所から風に乗って、あるいは単純に空気中に拡散した(気体は、勝手に動いて拡散する)からです。

 すなわち、放射性物質が、近くにない限り、すなわち、事故で外部に漏れない限り、心配はありません。最も危ないのは、現場の人間です。
 何度も繰り返しますが、事故は、ボヤさわぎから外部に漏れた、まで全て事故です。そして、企業は、「無用の混乱を避けるる為」、報告が遅れたり、隠したがる、のも事実です。

 私は、原子力発電所は、風は、西から東に吹いていることを考慮して、を考えます。実際に、東海岸に建設されているのは、この理由でしょうが、もっと他にも適地がありそう。この場で、地名を挙げるのは避けますが。

 私は、原子力発電の仕組みは、放射性元素の核分裂を利用しているくらいしか知りませんので、その点は割り引いて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/19 21:20

 No2で専門家したのは、放射性物質を実験で使ったので、被害を防ぐ知識はある、という意味です。


 4年生の時に、放射性物資を使って、実験しました。そのとき、「放射性物質は、・・・」と文句を言いかけたとき、「君があぶなくなるほど使わせたら、研究室の予算がもたん」と言われました。これは、数式とか基準値を使って説明されるより、目から鱗、状態で納得しました。その後、教える立場になり、その説明は、バクッテそのまま使っています。もちろん、口に中にいれれば、別の話ですが。

>廃棄物質が書いてありますよね
 発電所では、放射性物質を固化して燃料棒として使います。この放射能は、だんだん少なくなり性能は落ちます。ゼロになるまで(自然の放射能と同じになるまで)、使うわけではありません。効率が悪くなり、交換した元の燃料棒(使用廃棄物)には、放射性物質がタップリ残っています。が、企業や大学の研究室で使うものと比較すると、桁違いなので、外部には出せません。貯蔵し、処理する必要があります。これが廃棄物です。
 あるいは、作業員は、特別の作業服を着ます。これも放射性物質が付着していなくても、廃棄物になります。手を洗った場合も、ハンカチでは拭かず、ホテルのように紙で拭きます。これも事故が起こっていたかもしれない、ことを想定して、廃棄物にします。
 洗った水も、放射能をチェックし、問題のないレベルであれば、放流します。問題のあるときは、許可されているレベルまで水で薄める、というのが最も簡単な処理法です。

 事故について、発電すると、燃料棒は熱くなりますが、(実際には、ナトリウムを使うのかも)その熱は水に移ります。燃料棒は水(ナトリウム?)の中にあるわけで、燃料棒の極々極々一部でも欠けるともcそれに放射性物質が含まれるとになります。このように、発電で発生した熱は、特に発電に生かしきれなかった熱は、冷却水でも冷まされます。配管に極小さい穴があいていても、ひび割れがあっても、この冷却水(海にすてる)に放射性物質が含まれていれば、放射能漏れ。原子力線むつ、状態です。ただし、これは、事故です。

>あともうひとつは距離的な事で、例えば六ヶ所村にそういう施設があって廃棄するのであれば、青森県全体に影響があるのかどうか。
事故は、想定次第です。原子炉で最悪の事態は、 メルトダウン、というのがあるそうです。原子炉が溶けて、地球の裏側まで届くとか。
 SF映画で、この状態が話題になりました。題名は、チャイナシンドローム、だったと。
 事故で最悪の被害は、可能性なら、いくらても拡大できます。日本沈没など、SFパニツク映画が好きですが、最悪の事態。ただ、誰も否定はできません。

この回答への補足

ありがたいです。
距離的な問題は、大事故がない日頃の運転に於いて、です。
原発地域産のものを危惧するHPは検索ではたくさんあるみたいですが、近隣にまで影響があるとなると、例えば佐賀や鹿児島だったら北部、南部に、青森や宮城だったら東北全体、などという事があるのかどうか、或いは県に原発があれば日頃に於いて県全体の産物に影響があるのか、と思ったのですが、事故がない日頃の運転では放射性物質はない、と考えていいのですね。また、海外も日本と規制は違っても放射性物質は出ていないものですか?
あとは、小さい事故は常に起きている、という方がいますよね、本当ですかね。そういう程度だとこれも放射性物質が環境や産物に影響する事は考えなくていいのですよね。
聞いてばかりですいません。

補足日時:2009/02/19 19:12
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>日々、絶対に人工放射性元素を出すものですか?


放射性物質で連鎖反応によってエネルギーを生産しているので、別の放射性元素ができたりします。ですから、敷地内、ということなら、確実です。が、厚い隔壁などで、外にはでないようにしています。
鍋で、水を沸騰させて下さい。蒸気がもれるのが、放射性物質がでてくることに相当しますが、蓋も完全に密封し、外にはでないようにしています。
 ほとんどでない、ではダメで、まさに絶対に出でいない、でなければ、事故として報告の義務があるハズ。でていれば、遮蔽の壁や配管にヒビが入ってることが考えられ、危なくて運転できません。一番危ないのは、現場の人ですから、気を付けているハズ。

>原発由来の人工放射性物質、元素を全く含まないものはないのですか?
 事故が無い限り、外にはでないようにしています。理論的には、入っていません。ですから、日常的には、心配は不要です。
 ただし、事故時は、別。外に出てしまったのが、事故ですから。事故は、誰も起こしたくないので、どれだけ配慮しても、注意しても、絶無というわけは。
 実際には、事故は報告が遅れたら、隠すことが多いので。

 端的な感想を言えば神経質すぎる。というのも、自然でも、ごく微量の放射能は、浴びています。それは、健康には被害が無い、とされている。さらに、自然からの放射性元素からは、γ線がでていますが、これは、電磁波の一種で、紫外線や、レンドゲ撮影のX線と親戚です。
 外にでて紫外線を浴びるようなことは絶対しない、X線の検査は絶対イヤ、というのでなければ、原発の放射能の心配は、頭隠して尻隠さず、と変わりません。

 放射性元素から出るβ線とγ線は、何度も測定しましたが、なにも入れなくても、カウント数は、ゼロにはなりません。バックグランドと呼んでいますが、自然からの放射脳が原因です。

この回答への補足

専門家の方、ありがとうございます。
そう思ったのですが、例えばこういう原発のHP見たりすると廃棄物質が書いてありますよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6% …
これがどういう意味なのか、あともうひとつは距離的な事で、例えば六ヶ所村にそういう施設があって廃棄するのであれば、青森県全体に影響があるのかどうか。検索では三陸沖全体が危険だというHPがよくありますが、その辺りも本当にそんなに危険がなのかどうか、意見がわかれているのも意味がわかりません。また、学べたらありがたいです。

補足日時:2009/02/19 18:10
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まず, 原子炉で人工放射性元素が「できる」ことは, まあ確実でしょう. とはいえ, 原子炉そのものがぶ厚い隔壁で覆われているので, 原子炉でできた放射性元素が外に漏れ出すことはほとんどないです.


原発の煙突は単に排熱のため. 発電機構の本質は火発と同じく「何かして得られた熱を水に移し, その水を使ってタービンを回す」なので, 熱をもらった熱い水を冷却しなければならないのは物理的には当然. 空気中に排熱するなら煙突が必要だし, 海水中に排熱するならそのための機構が別途必要です.
しかし, 氷河や極地の氷程度でそこまで重量配分が崩れるだなんて.... 「勉強する」ときに使う本選ばないとダメなのかなぁ.
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専門家ではありません。

書籍で勉強しただけのものです。

>>日々、絶対に人工放射性元素を出すものですか?

そうです。
石油や石炭を燃やすわけでもない原発に、高い煙突があるのを不思議に思われたことはありませんか?あそこから、放射性元素を周囲にまきちらしているのです。そして、広い範囲にまき散らすことで、「地表面での放射性物質の量が基準以下だから大丈夫」と強弁しているのです。また、再処理工場では、原発よりも数十~数百倍くらいも危険度が高いでしょう。

>>その地域でとれた海藻や魚、肉、野菜やお米その他諸々

できれば、食しないほうが良いと思えます。


また、地球温暖化の原因として、放射性元素が関係しているという話もあります。地球上空での原子・分子の振るまい、核反応などは予想外のことがおきるようです。(高層での核爆発は、地球全体の空の核爆発に通じる可能性があるそうです)

また、北極の氷や氷河の消滅が話題になっていますが、これらが減少すると、地球の重量配分が狂って、回転しているコマが、速度を落としたとき、いきなり首振り運動をしてコケルように、地球の地軸が一夜にして変化することも予想されるようです。もちろん、そのときには、夜空の星が全て流れて、巨大な地震・津波が発生するでしょうね。(聖書にこんな記述があったような・・)
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