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1、人工衛星が飛んでいるというか地球の周りを回っている静止軌道(?)から人工衛星を墓場軌道に移動させるのは難しいとのことですが、最初から地球から、地球の保存しておくと危険な物質(地球上で無害化するのが難しい核廃棄物、原子力発電、プルサーマル等での残存廃棄物、ダイオキシン等など)を墓場軌道に廃棄するのは難しいのでしょうか?
2、墓場軌道とは正確に、判りやすく云うとどうなりますか?
3、墓場軌道とは、人工衛星が飛んでいるもっと上空の、地球の引力圏外といべき「宇宙」ということでしょうか?
『ウィキペディア(Wikipedia)』以上に判りやすい専門的な説明出来る方がおられれば、ご教授頂きたいのですが。
最近、ロシアとアメリカの人工衛星がぶつかったことに関連してでも説明していただければ、あり難いのですが。

A 回答 (2件)

#1さまの回答とほとんど重複しますが、自らを墓場軌道に移動させることは難しくはありません。

何が難しいかと言うと、そのためのかなりの燃料を正規の活動から割いて自分の葬式に備えるのが難しいので皆やりたがらないのです。
衛星は自分の軌道の修正用の燃料を積んでいますが、あくまでも微調整の範囲であって、違う軌道に移動させるとなると、大量の燃料を消費しますからね。誰もが嫌なんです。
核廃棄物を墓場軌道に捨てるなんて、そんな事いけませんよ。あくまでも地球圏の中ですからね。近くに捨てないで遠くに捨てても基本的な解決にはなっていないのです。墓場軌道まで打ち上げるのなら、太陽に打ち込めばいいのです。コストは同じでしょう。
これをやらないのは、ロケットの打ち上げに失敗という可能性が含まれているからと考えられます。
月も含めて、地球を廻る衛星は全て地球の重力と共存して周回していますので、地球の重力圏内です。大気圏外--重力圏内が人工衛星の居場所でもちろん宇宙です。周回軌道から離れて月や他の惑星を目指せば衛星ではなく探索機と呼んでいるようです。
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2)から説明すれば、まず、静止軌道というのが実に貴重なものだ、という点から説明せねばなりません。


 静止軌道というのは、赤道上高度約35786kmのところで、ここに衛星を置いておくと、地球の任意の(といっても赤道の、ですが)上空にずーっとまるで止まっているかのように浮かせることができるわけです。
 なので、たとえば通信衛星などにとっては都合がいい。
#逆にこの軌道上にない衛星は落ち着かないことに、地球の周りを絶えずぐるぐる回ることになります。

 このような便利な軌道は、物理的にこの高度にしか存在しません。なので、ある程度決まった数の衛星しか並べることができないわけです。
 そこに、使い終わった衛星がその軌道にずーっといるのは資源の無駄遣い。おまけに古いやつは壊れたりガス欠(姿勢をコントロールするために宇宙でもある程度燃料が必要なんです)したりで、下手をすれば別の衛星に害を及ぼしかねません。そういった衛星は役には立たないけれど、ほかの衛星にぶつからなさそうなより高度の高い軌道に遷移させるわけです。これが墓場軌道というものです。

3)というわけで、墓場軌道は静止軌道よりもより高い位置にありますが、これでもまだ地球の引力にひかれて、地球の周りをぐるぐる回っています。もちろん所謂「宇宙」であることに間違いはありませんが。

1)やめておいた方がいいです。というのもモノを宇宙にあげるには、多大なコストとある程度のリスクがつきものです。そんなことをするよりは分解したり、埋めたりしたほうがよほどリスク&コストは低いです

先般のコスモス衛星とイリジウム衛星の衝突は、静止軌道よりはだいぶ低い軌道での事故でした。
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