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素粒子物理学がどういう学問であるのかということを、先日本で読みました興味を持ちました。
そこでいくつかお聞きしたいことがあるのですが、
この素粒子物理というものは私たちの身近な部分でどこかに利用されているものなのでしょうか?
日常見かけるもの、または通信といったような分野でもなんでもいいのですが、現在までの研究成果を
用いて新しくどのようなことができるようになったのか、もしあれば教えていただきたく思います。

また、21世紀これから、どのような発展を遂げていく可能性があるのか、
またどのような部分に利用される可能性があるのか、などももしありましたらご教授願います。

よろしくお願いたします。

A 回答 (2件)

素粒子物理学を研究する際にそれを確認したりする実験の技術で応用されたものがいくつかあります。


たとえば、高電圧の発生に使われるコッククロフト・ウォルトン型昇圧回路はもともと荷電粒子の加速のために必要な高電圧を生み出すために考え出されています。(この研究から得られた成果により2名はノーベル物理学賞を受けています。)
放射光を生み出すシンクロトロンも素粒子の実験に使われるため発達したといってもいいでしょう。
また、素粒子物理学そのものからの派生というわけではありませんが、今使っているWebの技術はもともと素粒子物理学の研究所で生み出されたものです。

しかし、多分ご質問でお聞きしたいのはそのようなことではないと思います。素粒子物理学によって得られた法則が身近にどのように応用されているかということだと思います。

素粒子の挙動を表現するために最低限必要となる量子力学と呼ばれる領域の物理学による成果は#1の回答にもあるように電子技術の分野をはじめいろいろな分野で応用されています。

しかし、陽子を構成するクオークのもつ法則等を生かした技術ははっきり言って身近に使用されていません。
クオークの挙動を利用するにはとんでもない高エネルギーが必要で私たちの生活レベルでコントロールできるものではないのです。

素粒子物理学は何らかの応用のための学問ではなく、あくまで探求のためにある分野だと考えておいたほうがよいでしょう。
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この回答へのお礼

「荷電粒子の加速のために」というのは、いわゆる加速器実験のために、ということでよろしいんでしょうか?
素粒子物理検証の為に行う実験の実用過程・派生で、いくつかの新技術が生み出されているということですね。
なるほど興味深いです。

しかし、やはり素粒子そのものの法則を生かした技術は身近には応用しがたいのですね。
大変分かりやすく助かりました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/23 14:19

光とか電波(電磁波)全般って関係が深いと思う。



・レーザー使ってる物全般。
・パソコン。
・光通信。
・太陽光発電
・各種兵器。
・レーダーとかも(気象、船舶、航空機その他)
・GPS

実用化はしていないけど。
量子コンピューター。

最近気になるのは、磁気冷蔵庫。
はやく商品化して欲しいなーと思います。

などがとりあえず思いつきました。
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この回答へのお礼

量子力学という面では半導体や通信分野にすでに応用されているそうですね。
量子コンピュータなどの登場は自分も待ち遠しいです。
さらなる発展が期待できそうですね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/23 13:59

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