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企業別のCO2排出量をみると、新日鉄が1位です。(2007)
また、業種別でのCO2排出量は、鉄鋼業が37%と、抜群に高いです。
そこで、質問したい事があります。
鉄鋼業ってなんでこんなにCO2の排出量が多いのですか?
鉄鉱石を炭素還元して製鉄しているそうですが、これが原因なのでしょうか?
あるいは、それ以外のプロセスにおいて、CO2の排出が行われているのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

当然炭素還元でも二酸化炭素が出ますが、そのために燃料を用いて加熱も行います。


加熱の工程は高炉・転炉で行われます。
それぞれでの加熱のための燃料消費により発生する二酸化炭素、および原料(還元剤)として投入されるコークス(純物質の炭素)の酸化により発生する二酸化炭素で燃料消費以上の二酸化炭素が発生するのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/15 21:30

鉄鉱石を溶かして鉄分を取り出すのに、高炉を使用します


高炉には鉄鉱石と石炭を混合するので石炭(コークス)を燃やす時の
co2発生なのではないでしょうか
他の設備としては、コークス以外での加熱方法として、熱風炉から熱風
を高炉へ送り込みます。熱風を作るときには重油等を使用するので
これもco2発生の原因になると思います
別途では
製鉄所自体が電気を大量に食いますから、その使用電力もco2換算評価されているかもしれませんね
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この回答へのお礼

なるほど、間接的なCO2排出量も考慮されているのですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/15 21:31

歴史の話からしますと、青銅の生産から鉄の生産に移動するには大きな技術発展が必要で、ヒッタイトからの鉄器の発生と技術流出が、世界史上で大きな動きを作ったと言われています。


青銅の精錬は通常の木を燃やして得られる温度で可能ですが、その温度で鉄を溶かす事は出来ません。
木等の炭化水素を燃料にすると成分中の水素も燃えますが、水素を燃やして発生する水が炎の中で水蒸気になり、水蒸気になる時の気化熱が奪われるため、炎の温度が鉄を溶かすほど高くならないのです。
従って古代の鉄は、燃料として水素を含まない純粋な炭素からなる木炭が発明されるまで製造出来なかったのです。
その原理は今も変わらず、1900年代中期に起きたエネルギー革命で他産業の燃料が石油系に変わる中、鉄鋼産業の主要燃料は石炭・コークスであり続け、二酸化炭素を多量に排出する事となっています。
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この回答へのお礼

よく考えてみると、確かにそうですね。
原理的に仕方ないということですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/15 21:32

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