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安保理での採決を求めないニュースが入って来ましたが、株価は一瞬
下げたものの、上げ続けるのは何故だと思いますか?

決議なしで戦争入り=>短期で戦争が終わる。

このシナリオからでしょうか・・・・

http://homepage1.nifty.com/tetsuya-stock/NYSE-Na …

A 回答 (1件)

こんにちは


確かに少し意外な感じもします。でもその意外な動きこそ時々株価を大きく動かすのだと思います。
そもそも、イラク攻撃が話題になり始めたころは、短期終結でその場合には株価は急騰するだろうと言われていました。事前にリスクを避けて株を売るという考えは最初は報道でも主流ではありませんでした。後から見るともともと米国経済に先行きが事前の予想ほど力強くなく、一月前半に上昇したNY株価も軟調になっていた時期でした。それにもかかわらず、戦争の結果に期待をかけているコメントが多くの市場関係者から発せられていましたから、実態は「戦争終結をきっかけに売却して利益を上げるために、買いのポジションを持つ」人たちがかなりいたのだと思います。しかし、それでも株価があまり上がらなかったのですから、実態ではコンセンサスに反して景気の先行きに悲観したり、不穏な地政学的リスクを懸念して投資を見送った投資家が相対的に多かったように感じました。それから「株価が下落を続けるのは近づく戦争のせいではなく、本当は経済環境を悲観しているためだ。」という論調がにわかに高まってきました。同時にイラク情勢も米国の強硬論が孤立する様相を見せ、あまり短期決戦で楽観もしていられないという雰囲気が急速に強まりました。ここでおそらく事前に買いポジションを持っていた人たちが損切りして売り、新たにリスク回避のために保有株を手放す動きもあったと考えられます。おそらく日本に比べて米国でのイラク開戦については米、欧ではよりナーバスだと考えられますから予想以上の反応があったでしょう。しばしばこうしたイベントをめぐる動きは行過ぎることがありますから、この行き過ぎが「反動」のバネになってはじけたのが昨晩の動きではないでしょうか。ここまできてやっと当初のシナリオが動き出せる環境が市場の中に整ったのだと。このバネがどれだけ力を蓄えていたかが足元の反発の行く末を決めるでしょう。個人的には次に終結のシナリオが意外性を持つか。次に終結後の経済環境のテーマが再びネガティブな方に戻ってゆくかで相場が作られて行くのではと思っております。
ここまで書いておいてどう思われるか分かりませんが、株価の動きに後から解説をつけることは出来ても、もっともらしい理由が本当にその通りかどうかは分かりません。後からあたりはずれのないもっともらしい理由をつけることは、事前に本質を見抜くより遥かに簡単だからです。それが分かったからといって、分かったころには投資でうまくやろうと言うのはさらに難しいと言うのが実感です。ほかにももっと鋭い読みをされる方もいると思いますので別の回答を私も期待しています。その程度の個人的なひとつの「後講釈」として聞いていただければと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。
早起きして報道を読み聞きして情報収集終えました。

お礼日時:2003/03/19 11:32

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