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はじめまして。経済学部に所属している大学四年生です。

今、卒論について悩んでいます。

私の卒論のテーマは「貧困と援助の関係について」です。開発経済学に興味があり、参考文献が比較的見つかりやすいと思ったのでこのテーマにしました。しかし書き進めていくうちに、単なる参考文献をまとめただけのレポートになってしまうのです。このことを担当教員に相談したところ、「卒論なんてそんなものだ。レポートの延長のようなものだから気にするな」と言われてしまいました。私としては、卒論に高いレベルは求めていないので、それで単位がいただけるのであればいいのですが・・・やはり不安です。

そこで質問です。
・参考文献はどこまで引用していいのでしょうか
・教員のこの言葉をこのまま鵜呑みにしていいと思いますか

卒論を経験された方、または何か情報をお持ちの方、どんなことでもかまいません。回答お待ちしています。

ちなみに今のところ参考文献を10冊ほど読んでいます。

A 回答 (6件)

卒論≠レポートです。


卒業論文は自論を発表するものです。ただ、まったくの妄想を書けば良いのではなく、事実に基づき、かつ他の研究者の主張を体系的に整理した上で、自分の論理、論点がどう新しいのかを主張しなければなりません。
そのため、参考文献が必要になります。二次文献(いわゆる研究書)だけでなく一次文献(法律文書、議会議事録、開発元の報告書、開発対象国で出版された報告書、その他自分が必要と考える関係する文献、手記、日記)や一次資料(統計資料、開発業者へのアンケート、対象国での利益授与者に対するアンケート)を使って議論・検証していく必要があります。また、日本語だけでなく、英語をはじめとした外国語文献にも目を配る必要があります。
参考文献10冊というのは、少なすぎでしょう。私自身は歴史専攻でしたが、学期のレポートに参考文献40~50冊というのが普通でした。

引用に関して: 
引用元がどういう資料かにも拠ります。
研究文献の場合、自論を展開するためには、他の人の論を引いた上で、自分とはここが違うということを明記する必要があります。また、他の人が調べた事例を利用する際、その結果をある程度までは引用できます。それでも一ページ二ページに渡って丸々引用するのは、通常「自分の論ではない」と判断されます。せいぜい数行でしょう。また、他の人の「判断」を引用する場合にも、引用註を付ける必要があります。これは一単語の引用になるわけです。
一次文献を引用する場合には、論の展開に絶対に必要な場合、もう少し長くにわたって引用することが可能でしょう。ただ、これも「本当に必要だ」と数人の研究者が無理なく判断できるレベルに抑える必要があります。挙げられているテーマにおいて、たとえば、実際に開発のために供された金額の用途内訳を列挙・比較するような場合、引用は大きなものになります。ただし、この引用は「本文」ではないため、「参考資料」として文末に挙げるようなものになるでしょう。卒論の字数制限がある場合、参考資料は字数にカウントされません。
すべての引用は、読者が実際に原典に当たることができるように、著者名・書名・出版元・出版年・ページ数を明記する必要があります。実際は表であったものをグラフ表記する場合など、自分でデータの形態に手を加えた場合には、「○○より作成」という形で、元データの出典および自分が作成したことを明記します。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。大変参考になりました。まだまだ参考文献が足りなかったようですね・・。これからできるだけ資料を集めて、自分なりの主張を見つけていきたいと思います。

お礼日時:2009/07/01 20:31

逆に、あなたが変な卒論を書いて、卒業させられない、となったとします。


まず、指導教官の責任が問われます。
また、わざわざできの悪い学生の面倒をもう一年みることにもなります。
だから、学部がどこであろうが、卒論というのはそんな物ではあります。
余程通りそうにない卒論なら、指導教官の指導が入るでしょう。
下手すると相当きつい要求がされることはあるかも知れませんけどね。(ま、お話の教員なら大丈夫でしょう。)

そうではなく、せっかくやるのだから良い物を書きたい、ということであれば、それは質問の仕方を変えた方が良いように思います。
まぁしかし、いわば論文書きの素人ですから、素人にいきなり良い物が書けるはずはない、とも言えます。
ダルビッシュの球受けて涌井の球打てと言われても困るでしょう。同じ事です。
当の大学の教員は論文書きのプロです。
素人をプロと同じ土俵で扱わないのが普通でしょう。
だから失敗しながら色々経験していくことだと思います。失敗の山で良いと思います。
まともな卒論を書ける人なんて希だと思います。
進学希望なら話はちょっと変わりますけどね。
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この回答へのお礼

質問にも書きましたが、とくに良い卒論を作ろうとは思っていません。進学もするつもりはないので、自分のできる範囲で頑張っていこうと思います。回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/04 22:35

他の方が経済学部を下手に見ていますが、


他学部でもそうだと思いますね。経済は確かに論文の重要度が
低い気もしますが。
僕のゼミは卒論を1年計画でやらないといけないようなところで
(よって卒論ごときの為の留年者も出る)
だから学生の卒論への意気込み、プレッシャーは大変なものでしたが、
その割に教授やTAの学生への期待値は相当低かったです。
 今になっては分かりますが学部生の卒論は、その人間にとって初めての真っ当な論文なわけです。思い入れとは別にレベルとしては、
最低レベルと自覚しておいていいと思います。別にそれがダメなことでもないし、教授や他人から見て及第点に乗ればそれでいいと思う。
 それでいて周囲を見てるとそのような赤子のような学生に、アドバイスを積極的にするような先輩、教授は皆無でした。
 彼らは文句は言っても具体策は持たないサッカーのサポーターのようなものなので、いい意味で無視して、論作レベルを上げてがしがし書いていくしかないと思いますね。

あと卒論のレベル云々に関しては教授周辺から脅迫じみた圧力が散々ありましたが(計画段階で3-7回の書き直しは当たり前)、
結局殆どの人が通りました。
これは「あのゼミは卒論とおさないらしいぞ」となると翌年度以降の
ゼミ受講者が減り教授の不利益になること(余りに受講者が少ないと教授自身の評価が下がる?)、卒論が通らないと留年して教授の言う「デキの悪い」のが翌年度も残ることになること、などです。

たまたまかもしれませんが女性教授の方が指導はきちんとしてましたね。文系の場合、就職希望が殆どなので学部生に対し「どうせもう1,2年でいなくなるし」とばかりに酷い対応をとる教授は少なくない気がしますね。もちろん学生に問題がある場合も多いのですが・・・

ともかくまず「論文の書き方」的な本を読んで、計画を立てて
(ここまで1週間。1ヶ月も計画するのは長すぎ。)
がしがしと書いてくしかないと思います。
学生の頃は理系の卒論は大変そうと思ってましたが修士の奴に聞くと「学部生の論文なんて遊びだよ」とのこと。
結局、自分なりに満足できるもの作るしかないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。私自身まわりに流されて焦っていたようなので、もう少し気楽に取り組んでいきたいと思います。その中で自分で納得のいく卒論に仕上がればいいと思っています。

お礼日時:2009/07/03 16:17

No.1の補足です。



>経済学部特有の現象ということは、経済学部では「レポートの延長のような卒論でも単位はとれる」ということなのでしょうか。

少なくともあなたの指導教員にかぎっていえば,彼自身がまともな卒論を書かなかったか,制度的に卒論がない経済学部を卒業したか,企業から中途採用された業界人(研究なんかしたことがない)であるか,いくつかの可能性があります。

「特有」と断定はできませんが,経済系の学生は秋から卒論に手をつけて「レポート」を書き,それで優をもらっている,というのは文学部系,理学系学生にくすぶっている不満であることは事実です。もちろん,経済系でも,教員によっては実証的でオリジナリティが高い成果を要求する人もいますし,他分野でも(どことは明記しませんが)いいかげんに見える卒論はいくらでもあります。

要するに,全国でみたとき,「卒論」のレベルはピンキリだということです。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございます。学部や教員によって卒論に対する取り組み方にだいぶ差があるようですね。「レポート」ではなく「卒論」として認められるレベルまでもっていけるようにがんばります。

お礼日時:2009/07/02 17:17

うちもTAや教授の「たかが学部生」感はありましたね。


卒論はちゃんとしろ、と言うスタンスでしたけど、
あれもダメ、これもダメ、と言う感じでしたね。
院生や教授から見るとそう感じるのは仕方ないかもしれませんね。

卒論に関しては僕も苦労しました。
僕の経験則で言えば、
最初に先輩の論文をもっと読んだり、
「論文の書き方」的な本を読んでから始めた方が良かったな、と思います。見切りで発射してしまったので、後で色々と苦労しました。
素材とか計画とか考えてやらないとぐだぐだしますね。

教授はダメ出しばかりするけど具体的なアドバイスもなく、
頼りにならなかったですね。
夏休みにやっておきたかったのに、計画段階でごねられるので、
結局始めたのが9、10月とかでそのせいで精神的、時間的負担が
大きかったです。
ある程度のレベルのものにして、自身と教授を納得させ、
サクサク書いてけば良かったと思いました。
うまくやってた奴は、春段階で計画を立て、教授の雑音?を無視
(うまいこと丸め込み)し、サクサク書いてさっさと出したような
奴でしたね。
変に教授に気を使ったり、壮大な卒論を計画すると
締め切りがどんどん迫って自分を追い込むことになります。
12月の最後の2週間は殆ど寝ずに書くハメになりました。
しかも誤字チェックなど細かいところがきちんと
出来ませんでした。


「論文は質より量だ」くらいの気持ちでいいと思います。
これは教授にもよりますけど、
単なる参考文献をまとめただけのレポートでいいと思います。
と言うのも学生は斬新な意見や視点やテーマを持ちたがり、
それは間接的に既存の価値観や意見を否定することが多いからです。
だから「学生が何を偉そうに!!」と言う反発を生みやすいわけです。

文献引用することで、虎の威を借りる狐ではありませんが、無難にまとめられると思います。持論などはまとめ段階でスパイスのように全体の1,2割として効かせるにとどまればいいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

今考えるとわたしも見切り発車していました。所属しているゼミでは、出席するたびに「どれだけ進んでいるか」報告しなければいけず、まわりの報告を聞いて焦る気持ちばかり大きくなっていました。少し落ち着きたいと思います。まだ夏休みもあるので、この機会に考えを整理して、自分で納得のいく答えを見つけてから進めていこうと思います。回答ありがとうございました。気持ちが楽になりました!

お礼日時:2009/07/02 08:54

>「卒論なんてそんなものだ。

レポートの延長のようなものだから気にするな」

それは経済学部特有の現象です。文系でも文学部であれば,いまごろテーマをどうしようかと考える状況で「アウト」です。

>・参考文献はどこまで引用していいのでしょうか
出典の記載がない場合:「剽窃」という犯罪行為になります。むろん,不合格です。
全体としてあなたのオリジナリティがない場合:多くの学問分野では不合格になります。
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この回答へのお礼

経済学部特有の現象ということは、経済学部では「レポートの延長のような卒論でも単位はとれる」ということなのでしょうか。引用については気を付けます。犯罪者にはなりたくないので(笑)回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/01 20:43

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