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C=40+0.75Y
I=45-500i
Y=C+I
L=175+0.25Y-500i
M=180
P=1
このときの期待インフレ率は0とする。

1・均衡国民所得を求めよ。
2・完全雇用国民所得が200の場合完全雇用を達成するために金融政策を行いたい。貨幣供給をいくら追加すればよいか。
3・M=180のまま、期待インフレ率が理由なく0→0.02となった。均衡国民所得を求めよ。

という問題です。テストが近いのに全くわからないのです。解き方と一緒に回答をつけてくださるとうれしいです。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

1.


まず、IS曲線を求めます。
Y=C+I
にCとIの関数を代入して、整理するとIS曲線は
Y=340-2000i…(1)
になります。
続いて、LM曲線を求めます。実質貨幣供給M/Pと貨幣需要が等しくなるため、
M/P=L
なわけですから
それぞれを代入して、整理するとLM曲線は
Y=20+2000i…(2)
になります。
均衡国民所得はIS曲線とLM曲線の交点ですから、(1)と(2)を連立して解くと
i=0.08
Y=180
になります。なので、このときの均衡国民所得は180です。

2.
完全雇用国民所得200を金融政策によって実現するということは、LM曲線をシフトさせる、ということです。そして、完全雇用国民所得とそれを与える利子率iの組み合わせは上で求めたIS曲線上の点になるのですから、完全雇用国民所得200をIS曲線に代入すれば、そのときの利子率iが求められます。
200=340-2000i
これを解くと
i=0.07
です。Y=200とi=0.07で貨幣市場が均衡するときの実質貨幣供給を求めます。
M/P=L
つまり
M=175+0.25Y-500i
にY=200とi=0.07
を代入します。そうして求められる名目貨幣供給Mは190です。
物価水準Pは1で固定ですから貨幣供給は10増加させれば良いということになります。

3.
(実はここまで、利子率iが実質値か名目値かを意識的に触れずにきました。名目利子率=実質利子率+期待インフレ率ですから、期待インフレ率0のときは名目値と実質値が同じになるためです。しかし、ここで、期待インフレ率が0.02になるので、名目値と実質値が異なることになります。通常、iが示すのは実質利子率だと思うのですが、こればっかりは設問の設定によります。とりあえず、私の回答では「実質利子率i」ということでご説明いたします。もし、iが名目利子率を示す、と授業や設問で設定されているなら、言っていただければiを名目利子率として解説を追加いたします。今回の場合、均衡国民所得は200で変わらないのですが、均衡実質(名目)利子率はiが実質値か名目値かで答えが違います。)
期待インフレ率が0.02になると、名目利子率=実質利子率+0.02=i+0.02になります。投資関数Iは実質利子率の関数ですが、貨幣需要関数Lは名目利子率の関数になります。よって、IS曲線は上で求めた通り
Y=340-2000i
のままですが、LM曲線は名目利子率でのものに直さなくてはなりません。
M/P=175+0.25Y-500(i+0.02)
になります。M=180でP=1のときに、この式を整理すると
Y=60+2000i…(3)
になります。ここで(1)と(3)を連立して解くと、
均衡実質利子率i=0.07
Y=200
になります。M=180のまま期待インフレ率が0.02になったときの均衡国民所得は200になります。
(ちなみに、iが名目利子率の場合、均衡名目利子率が0.09、均衡国民所得が200になります。均衡名目利子率と均衡実質利子率の差は期待インフレ率0.02ですから示している状態は全く同じです。)
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