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在庫を抱えることによって税金がかかると言っていた人がいましたが、在庫は固定資産税の対象ではないし、法人税が増えるとも思えませんが、どういうことでしょうか?もしその在庫が損金になるものなら、損金に落として、その分課税所得が減り法人税も減るというなら理解できるのですが・・
また、在庫を抱えることによって金利がかかるとはどういうことでしょうか?

A 回答 (6件)

「在庫を抱えていても税金がかかる」とか


「期末近くに大量に仕入れて税金を安くする」とか
いろいろ言う人がいますが、正確には間違いです。

商品・仕掛品が、たくさん残っていてもその在庫の分の売上が建っているわけではないので、税金が高くなる訳ではないですよね。逆に売れば売るほど、利益の絶対額が多くなるので税金は高くなります。
一方、期末近くに大量仕入をしても、それは売上原価にはなれず、期末棚卸になるだけですので、利益が減ることはないから節税にはなりません。

会社は期末近くになると、税金を納めないといけないし、とにかくキャッシュが欲しいわけです。決算セールをするのは、在庫を抱えるよりは、利益は少なくともなるたけキャッシュを多く手元に残したい為に、安売りするのです。

金利が掛かるのも、借入金で製造したり、仕入れたりということでしょうし、不動産業なら棚卸不動産などには税金が掛かると言えるかもしれませんね。

意味合いとしては、在庫を抱えるよりは、キャッシュ化した方がいいよってことでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。大変わりやすいご意見ありがとうございました。よく理解できました。

お礼日時:2009/08/07 08:58

NO.2ですが、


質問者さんの思っておられる在庫とは、製品を作るための原材料を指しておられるのではありませんか。
ここで言う在庫とは、製品在庫であり作りすぎた商品と言えます。
もちろんそれを作るための原材料費は費用として計上されていますので、売上げに見合うものでなく、製造原価から製品在庫を差し引く必要があり、結果として利益が増え法人税が増えることになります。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。おっしゃられるとおり、製品在庫と原材料在庫を混同しておりました。大変わりやすいご意見ありがとうございました。よく理解できました。

お礼日時:2009/08/07 08:55

補足させていただきます。



製造業は物を作るのが仕事ですが、利益を得るためには物を「売る」という行為が必要です。

製造業の場合、在庫とは「材料」「仕掛品」「製品」の3つの種類があります。

「仕掛品(しかかりひん)」とは、いわゆる完成していない=製造途中の製品のことで、これも資産の一種として扱われます。

製造業での利益の求め方ですが、仕掛品が絡むと少しややこしいので製造途中の物は無いものします。

製品売上-(期首材料在庫+期首製品在庫+製造原価-期末材料在庫-期末製品在庫)=限界利益…と、なります。

物品販売業も製造業も、「他所から仕入れる」「自分で作る」という違いはあっても物を売って利益を得ていることに違いはありません。

物販は仕入在庫、製造は材料と製品の在庫を残してしまうと、結果として原価額が減ってしまいます。

そのため利益の増加を招くことになり、結果として課税対象となる利益が増え納税額が上がる、ということになります。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ございません。大変わりやすいご意見ありがとうございました。よく理解できました。

お礼日時:2009/08/07 08:40

こんにちは。



たしかに在庫商品は直接は課税の対象にはなりません。

在庫で抱える商品は、事業所にとっては「資産」扱いとなり、その金額を仕入金額から差し引かなければなりません。

売上から原価を引いた「限界利益」の計算方法は…売上-(期首在庫+仕入-期末在庫)となります。

よって、期末の在庫が多ければ多いほど、原価が下がり利益額が増えます。

利益が増えれば、所得税の課税額も増えますから、当然のごとく税金の額も増える…「在庫を抱えると税金がかかる」ということになります。

現金化されていない利益に税金がかかってしまうため、在庫を抱え過ぎてしまうと、納税資金が足りなくなってしまう場合があります。

なので、「決算セール」「決算大売り出し」というようなことをして、
在庫を少しでも減らす努力をする訳です。

参考になれば幸いです。

長文失礼いたしました。
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この回答へのお礼

さっそくのわかりやすい説明ありがとうございます。物販の場合だとおっしゃる内容で理解できるのですが、製造業(利益率が一定)だと、売上が減る分、販売原価も減るので販売原価が900から700に減ると売上も1000から777になり差引は100から77になり税金には影響してこないと思うのですが

お礼日時:2009/08/05 15:29

仕入れた商品が即経費とすることができるわけではないことは承知かと思います。


仕入れが900万円で、売上げが1000万円なら差引100万円に税金がかかります。
しかし決算時に在庫が200万円(前期末の在庫が0として)あるとしたら、仕入れたうち経費となるのは200万円を差し引いた700万円ということになります。

つまり仕入れ(費用)が700万円、売上げ(収益)が1000万円で差し引き300万円に税金がかかります。
結果的に在庫の200万円に税金がかかっていることになります。
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この回答へのお礼

さっそくのわかりやすい説明ありがとうございます。物販の場合だとおっしゃる内容で理解できるのですが、製造業(利益率が一定)だと、売上が減る分、販売原価も減るので販売原価が900から700に減ると売上も1000から777になり差引は100から77になり税金には影響してこないと思うのですが

お礼日時:2009/08/05 15:28

在庫そのものは固定資産税の対象ではありませんが、


保管する倉庫などが必要になります。
在庫を抱えるということは、その仕入に要する資金を
借入で調達しているわけですから、その運転資金の金
利がかかるのは確かなことです。
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この回答へのお礼

すばやい回答ありがとうございました。わかりかけてきました。

お礼日時:2009/08/05 14:26

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