【お題】引っかけ問題(締め切り10月27日(日)23時)

以下の問題の解説がどうも理解できません。ご教授いただけませんでしょうか?

■問題
当社では現行の設備に代えて、燃料費(現金支出)を毎年100万円節約できる新設備の導入が提案されている。
他方、この設備の取替により、減価償却費が毎年50万円から90万円に増加する。新設備の年間キャッシュフローはいくらになるか。
ただし、限界実効税率を40%とする。
■解説
燃料費節約額100-(100×40%)+非現金支出増加額40×40%=76(万円)

自分としては、
(100-90)×(100%-40%)+90=96(万円)
{or (100×(100%-40%)+90×40%=96(万円)}

と最初は考えたました。しかし、類似の問題を見ているとどうやら「旧設備の減価償却50が無くなるので、したがってその分の節税効果が無くなる。
つまり、50×40%=20(万円)が引かれ、結局96-20=76(万円)になる」のではと考えました。

しかし、新設備に交換した後のキャッシュフローを考えているはずなのに、
なぜ(今は無いはずの)旧設備の節税効果分を考慮にいれるのかが理解できません。ご教授いただけませんでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 この問題文は「新設備の年間キャッシュフローはいくらになるか」とありますが、「新設備の年間増分キャッシュフローはいくらになるか」というのが正確なのではないか、と思います。


 なぜなら、旧設備の年間キャッシュフロー金額が提示されていないのに、計算できる項目は旧設備と比較した新設備のキャッシュフローだけだからです。実際、解答も増分キャッシュフローですし、「燃料費(現金支出)を毎年100万円節約できる新設備」って支出が毎年100万円減額できる分、新設備には100万円の増分キャッシュフローがあるという意味です。

 問題文の解説はさておき、求めるものはキャッシュフローです。であれば問題文での中での現金の増減と、非資金項目の増減は分けて考えねばなりません。
 減価償却費はP/L上では費用ですが、その実態は現金支出の伴わない費用つまり非資金項目であり、計上額x税率分は現金が内部留保されます。したがって50万円から90万円に増加した減価償却費は、その実(90万円-50万円)x0.4=16万円分の現金内部留保増加となります。
(尤も、このあたりは、
>{or (100×(100%-40%)+90×40%=96(万円)}
の部分を見ているとご理解されていると認識しています)

 後は現金の増分キャッシュフローですが、これは前述の通り節約分100万円の増分キャッッシュフローですから、100万円x(1-0.4)=60万円

 これで合計16万円+60万円=76万円となりました。

 問題文の表現がちょっと拙いですが、回答が旧設備との比較金額しか出せないことを考えると、自ずから、求められているのか増分キャッシュフローでしかないことが分かります。
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タイトルの通り、取替投資の効果を考えている問題なのです。



問題文に、
燃料費では、毎年100万円節約できるとあります。
しかし、全体の燃料費は与えられていないです。節約額のみ与えられています。
一方、減価償却費は、毎年50万円から90万円に増加するとあります。
これはこの設備の減価償却費そのものです。

取替えによるキャッシュフローの増加効果を知りたいわけですから、
減価償却費も、増加分90万-50万=40万で見ていくわけです。
この設備の燃料費が全体額でないところが、言ってみればひっかけ
なのでしょうね。
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問いは、現行の設備から新設備に取り替える事で、キャッシュフローは


いくら増加するか」という意味です。
なので、(新設備によって生まれるキャッシュフロー額)から(旧設備が無くなる事で失う、キャッシュフロー額)を差し引いているのです。

言い換えると、減価償却費は(90万-50万で)40万増加するから、それのキャッシュフロー増加額は40万X40%です。
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